人間の人生は死んだら終わり

 当たり前の話だが人間の人生は死んだら終わりだ。何もかもが無かった事になる。死んだらそれまで。

 死んだらそれまで、全てその人間の人生は、子供がいればまた違った形で続くのかもしれないが、何もいない場合はゼロになる。

 死んだらどこに行くのかは誰にも分からない。が、自分の考えだが死んだら意識が消えて無になるだけかなと。ネットの記事でこの世は全てVRであるなんて荒唐無稽の話も読んだことがあるけど、そればかりは実際死んでみないと確かめようもないしな。

 ネットを開けば、皆、他人の情報に振り回されてばかり。ただそれも仕方がない。この世は人間の不安や不快、コンプレックスを突いて、不安を増幅させ、そこに商品を売り込んで来ようとする人間ばかりだからだ。

 その商品は例えば個人の情報だったり、将来不安を煽った保険だったり、家や車など枚挙に暇がない。後は恐らく一生自分に無関係の、芸能人の情報やだれだれに彼氏や彼女がいたとかな。

 皆、一様に死んだら何もかもが終わりなのに、何やってんだろうね。

 こういうことに気付いた人間は、無駄な事に時間を使わずとっくの昔に社会の上位にいるよ。そう考えるとネットやスマホが普及し過ぎたのも、良くも悪くもある。

 現実問題色々な障害があり難しいのかもしれないが、人間死ねば全て終わりなので、昔から心に抱えてきた願望がある人間はこの機会に、少しずつ環境を整えてやりたいことに向き合ってみたらどうだろうか。

 正直やりたい事がない人間はそんなにいないんじゃないかと思う。ネットの情報を見過ぎて、何かを始める時のハードルを上げられ過ぎているだけだろう。時間は有限だ。歳月人を待たず。あなたも私も、死ねば全て終わります。

 これ以上誰かの歯車になり人生を終えるのが、本当に望んでいた事だろうか。