ロック 詩の巻 2014/04/11

でんきにんげん

はやくしなさい ふくをきなさい

おかあさんはうるさい

おとうさんのかえりはおそい

いつもねてばかりで あそんでくれない

ぼくはおこった

きょうばかりはもう がまんのげんかい

おこった おこった おこったぞ!

きめた!

ぼくは もう でんきにんげん になる

ビリビリ ビリビリ ビリビリ ビリビリ!

ぼくはビリビリ でんきにんげん

おかあさんもビリビリ

おとうさんもビリビリ

おとうさんは びっくりしてこしをぬかし

はやすぎる はんこうき といった

ねこもビリビリ

いぬもビリビリ

ひげがビリビリ ふるえているよ

ちょっとかわいそう でもすぐにしらんかお

あらしがすぎるまでねていよう と ねこはいった

ビリビリ ビリビリ

そとへとびだす

こうえんのブランコにのって

くものうえまで ぐんぐんいくんだ

きょうは いつもみたいに あぶないわよという ぶすいなばばあはいない

だから

くものうえ たいようのちかく せいそうけんをとびだして

うちゅうへとびだす

ビリビリ ビリビリ ビリビリ ビリビリ

ぼくはでんきにんげん

ゆうはんのじかんまでには そらから おりてきてやる

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