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WiFi5とWiFi6で迷った無線LANルータ|2023.8.24update

結論から書きますと、
このバッファローのWiFi6無線ルータを買いました。しかも3回も…。


我が家はケーブルテレビのJ:COMが提供するインターネットサービスを利用しています。集合住宅で、建物丸ごとJ:COMのテレビとネット回線を導入するという、いわゆるバルク回線です。CATVモデム兼用の無線LANルータが貸与されています。

JCOMのしくみ https://www.jcom.co.jp/business/structure.html

これのWi-Fi規格が802.11nまで。不便と思うことは無かったのですが、気づけば持っている端末がWi-Fi5 / 6ばかりになってきたので、あまり高くなければ新しく無線LANルータを買うことを考えました。

※ちなみに、ケーブルテレビから貸与されたCATVモデムをお使いの場合、市販のWi-Fiルータに「取り換える」のではなくて「増設する」ことになります。CATVモデムと市販Wi-FiルータをLANケーブルでつないで、「APモード」にすれば使えます。

ネット接続で困るほどでは無かったので、改めて最近のWi-Fi規格を調べてみました。特に、性能と値段の兼ね合いを重視して検討しました。


周波数とアンテナ数で通信速度のキャパが決まる

Wi-Fi5 802.11ac (2x2)や、Wi-Fi6 802.11ax (4x4)といった表記が気になります。この2x2や4x4は、送信アンテナと受信アンテナの本数

アンテナの数が多いほど、通信速度のキャパが上がります。そりゃそうだろと思っちゃいましたが、複数のアンテナ通信を束ねることで速度向上させているのが最近の規格の特徴でした。

画像:https://flic.kr/p/dypi9t

そして、利用する周波数が、2.4GHzと5GHzの2種類あり、両方使える機器が多いようです。ここでも速度の違いがあります。

  • 2.4GHz
    ○ 遮蔽物があっても電波が届きやすい
    × 通信速度をあまり速くできない
    × 多くの家庭用無線で使われる周波数なのでぶつかりやすい

  • 5GHz
    × 遮蔽物があると電波が届きにくい
    ○ 通信速度を速くできる

これは、WiFi5(ac)、WiFi6(ax)、どちらも同じ特性です。
加えて、axでは、使える帯域幅がacの倍になっていることもあり、通信速度向上が期待できます。

無線LANルータの仕様と値段

集合住宅の狭い部屋では遮蔽物など気にすることはありません。5GHz一択です。残った比較ポイントは…

  • 値段

  • アンテナ数

  • acで満足するか、axまで欲張るか

  • メーカー(使いやすさや信頼性)

ここで価格コムやAmazonなどを調べます。完全な私見ですが、
安くて使いやすいのはバッファロー製。となると選択肢は…

  • (選択肢1)ac 2x2

  • (選択肢2)ac 4x4

  • (選択肢3)ax 2x2

  • (選択肢4)ax 4x4

この4択です。
ちなみにac 2x2が一番安くて、ax 4x4が一番高いです。
あと、アンテナ4x4が、そもそもお高め。
滅多に買い替えないので、ここは高くてもax 4x4にするか?
という考えが頭をよぎります。

端末の規格とアンテナ数も調べる

さて、持っている端末は、どんな仕様でしょうか。
まずは現代の必須アイテム、スマホ。iPhone13が対応しているWiFiは

2x2 MIMO対応Wi‑Fi 6(802.11ax)

iPhone 13 |仕様

あら、2x2なのね。これはiPhone 13 Proも同じ。

2x2 MIMO対応Wi‑Fi 6(802.11ax)

iPhone 14とiPhone 14 Plus - 仕様

おいおい、iPhone 14も2x2。iPhone 14 Pro Maxも2x2。(2023.8.24update)
ひょっとしたら4x4のスマホって、ないのかもね。
あとはパソコンです。FujitsuのノートPC、LenovoのノートPC、Mac mini、Nintendo Switch、PlayStation 5など。
調べます。

  • HP 15 Ryzen 5 7530U(価格コムで1番人気):Wi-Fi 6(ax)
    商品詳細で送信2、受信2と明記 → 2x2と判明

  • Fujitsu LIFEBOOK(2020winter):Wi-Fi 6 (ax)
    インテル® Wi-Fi 6 AX201 → 2x2と判明

  • Lenovo(ThinkPad 2018):Wi-Fi 5 (ac)
    インテル® Dual Band Wireless-AC 8260 ac/a/b/g/n → 2x2と判明

  • Mac mini 2018:Wi-Fi 5 (ac)
    システム情報によると866Mbps → おそらく2x2

  • Nintendo Switch:Wi-Fi 5 (ac)
    アンテナ数不明

  • PlayStation 5:Wi-Fi 6 (ax)
    ネット上の先人たちによると、おそらく2x2

どのメーカーもアンテナ数やストリーム数なんて掲載していないんですね。
そして4x4なんて持っていませんでした笑。4x4は存在するのでしょうか?
2x2のルータでじゅうぶんです。となると選択肢は

  • (選択肢1)ac 2x2

  • (選択肢2)ax 2x2

どっちかです。これはもう、値段差で考えます。

↑これがWi-Fi 5(ac) 2x2の無線LANルータです。

↑これがWi-Fi 6(ax) 2x2の無線LANルータです。
価格差、およそ1千円。
はい、せっかくなのでWi-Fi 6 (ax)の無線LANルータを買いました。

※しかも3回買ってます(2023.8.24update)。

ちゃんとAPモード(アクセスポイントモード)が使えます。
J:COMが貸与しているケーブルモデムは取り替えられませんので、
APモードにして、モデムにLANケーブルで繋いで終了です。

使ってみたら、予想以上に快適です。

おそらく、J:COMが貸与している無線LANルータは、処理能力が低いのでしょう。実質無料で大量に貸与していると考えると、自然なことです。
Wi-Fi 6の通信速度をさばく前提で作られたバッファローの無線LANルータであれば、さすがに処理能力で勝るのではないかと感じました。

もちろんスピードテストをしてみても、ダウンロードが180Mbpsぐらい出ました。アップロードは8Mbpsぐらいですけれども。WindowsでChromeを使ってみても、レスポンスが速くてサクサクになりました。試して大正解でした


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