桔梗の旗書影

ここのところ、取材が好きです

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 正月三賀日に書くことでもない気がするのですが、ここのところ取材に行くのが好きになってきました。
 もともと取材は好きなんですが、さらに好きになったというか。

 それもこれも、『桔梗の旗』の執筆時に味を占めたせいでしょう。
 実は『桔梗の旗』執筆に当たり、滋賀、京都、大阪近辺を取材しました。とはいっても、光秀ゆかりの地を歩き回るもので、一般にはロケハンといわれる性質のものです。
 実際、一度だけでも作中で描く風景を見ておくと重みが変わります。どういう風に国ぶりを描くか、風はどんな調子で吹くのか、天気はどんな感じなのか、街道沿いに何があるのか、どんな空気感なのか……。小説に明示できなかったとしても、実際にその地域に触れてみた経験は、作品によき影響を遺すようなのです。

 というわけで、正月早々、福井に行ってきます。
 実は、今年の後半頃の刊行を目指す小説の主人公のゆかりの地なのですが、一度も足を運んだことがなく、また、冬の福井はどれほどヤバいのか、それも見てみたかったのです。
 とそんなわけで、三賀日が終わり、ちょっと落ち着いたところで旅に出ようと思います。探さないでください。

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