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芭蕉と鳴海千代倉家 〜千代倉歴史館のオープンを記念して〜

芭蕉と鳴海千代倉家〜千代倉歴史館のオープンを記念して〜

 11月4日、旧東海道鳴海宿に千代倉歴史館が開館しました。江戸時代から400年以上、この地に居を構える千代倉家に伝わる資料を展示します。
 11月12日午後、元名古屋市博物館学芸員・山本祐子さんに、千代倉家について、また松尾芭蕉との関わりについて、ご解説いただきました。そして、千代倉歴史館と来迎山誓願寺を中心に、鳴海の町を見学しました。


 千代倉家のご当主は代々、鉄の取引きや酒造りなどに成功し、家を繁栄させてきました。同時に、俳句や和歌など文芸への造詣が深く、多くの文化人と交流を持っています。開館記念展「芭蕉と鳴海千代倉家」では、二代・知足と芭蕉の交流によって残された品々を展示しています。ご当主が書き継いできた「千代倉家日記」には、芭蕉が鳴海を4回訪れたことが記されていました。


 「芭蕉は自分一人で松尾芭蕉となったわけではなく、各地の人々に支えられて俳聖と崇められるようになったのです」山本さんの言葉に、皆さんは深く頷いておられました。

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レポート:こんどうあきこ 写真:中村


■レポートしたプログラム


■まちなか寺子屋


■やっとかめ文化祭



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