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ヤットポット
2019年12月12日 16:29
【夜ノ記述⑦】僕は自分の探していたものに、夜という名前をつけてやっただけ
2019年12月12日 16:27
【夜ノ記述⑥】彼との間にあるのは途方もない闇などではなく夜だ。
2019年12月12日 16:26
【夜ノ記述⑤】僕に言わせれば珈琲なんて代表的な夜だね焙煎は豆の中に夜を焼き付けているのさ明日は赤星を釜に放り込むよ
2019年12月12日 16:25
「一月の蜜蜂が食べるのは月」A介がたっぷりの牛乳をあたためている。近くでは池の水が黒々と揺らぎ、底を注意深く隠している。くぉんくぉんと呼吸の音が響いているが、A介にはそれが普通なので気にもとめない。ふわっと、おそろしく急に沸き上がった牛乳を火からおろす。半透明のコップですくい、彼はそれを口にふくむと、ぷーっと吹き出した。小さな星雲が生まれて、消えた。
2019年12月12日 16:22
【夜ノ記述③】夜の目覚め。眠りの目覚め。
2019年12月12日 16:21
【夜ノ記述②】夜気を胸に吸い込んで、身体の内側で夜を感じてみる。するすると肩から夜が抜けていく。その時に感じた、彼等の呼吸を撮りました。
2019年12月12日 16:20
【夜ノ記述①】午前0時ちょうどに、春に逝った友人へ電話をかけた。回線が繋がって一度コールした。彼は、途方もない場所に行ってしまった訳ではないらしい。