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最期の時まで⓵

3年前の5月1日
貴女に逢える時はまさに秒読み
ゴールデンウィークは毎年
私は仕事をしていて、ゴールデンウィークが終わると休みを取り、貴女達親子を連れて旅行に行ったね。
いつも行く所は決まっていて、
貴女の大好きな所だった。
3年前も行きたがった。
連れて行きたかった。
だけど、コロナが猛威を振るい
とても行ける状況じゃなかった事が今でも悔やまれる。
3年前の今日の事など覚えているはずもなく
わずか12日後に永遠の別れを迎える等
想像も出来ず、
思い出したくもなく、考えたくもない。
だけど
もしも時間が戻せるなら、5月1日に戻りたい。
私の寿命が10年縮まったとしても。
あの年のお店の営業案内からすると
1〜4日まで休業しているので、
私は、貴女達2人を私の家に連れて来て居たのかなぁ…
どんな会話をしたのだろう?
もうすぐさよならだとわかっていたら
一言一句忘れずにいただろうか?
3年前より去年
去年より今年と哀しみも痛みも
喪失感も深さを増している。
いっそ、正気を失えたら少し楽だった。
狂おしい程の哀しみと苦しみだけど
でもね、お母さんは生きる。
与えられた寿命を完うする。
生きてみせる。
それが私からの『自ら命を絶ってはいけないんだ!』とのメッセージ。
貴女を愛している!心から!

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