【二次創作】個人的に最近思ったこと2つ【2024年2月15日】



①若い世代に人気の小説SNS「テラーノベル」「プリ小説」


小学生~成人未満までがメイン層?
同人活動慣れしている人なら人気書き手になれる可能性も有り!

昨今、Xの対抗馬になるかもしれない呟き系SNS「Bluesky」。
アカウントをとりあえず持っておこうと作った人も多いと思う。

その際、私YAYAは「pixivの対抗馬みたいなSNSもないのか?」と検索をしてみた。
結果、海外のSNSをいくつか知ることができた。
全部英語だったので英語の不得意な私YAYAは深追いできなかったが。

だがその際に、国産で主に小説をメインに扱っているSNSを見つけたのだ。

「テラーノベル」「プリ小説」である。

「テラーノベル」は以前X上でも話題に上がっていたのを見たことがあり、成人未満位までのオタク女子が好んで作品を上げてる場所だ。

無断転載等も問題になっていたが、まさに若い子たちの集いの場所なのだな、という所見を持った。
「プリ小説」も若い子たちが多く作品を上げているSNSであり、テラーノベルと使い方が似ていた。

2つに共通しているのは「LINEのような見た目で、キャラ同士の会話メインの小説が載せられる」ことだ。

試しに私YAYAはアプリをダウンロードし、いくつか小説を読んでみた。
正直、小説としては稚拙で最後まで読むことが難しい話が多かった。

しかし、その中でもいくつかは「これは他の場所でも小説を書いたことある人が投稿したな」といった大変面白い小説も存在した。
(LINEの会話文体なので小説と言っていいのかはわからないが)

サイトトップには駆け出しだと思われるセミプロ作家の広告バナー等も見られる。
若い子の間では「この人プロなんだな、すごい」と思われること間違いなしであろう。

ここで私YAYAが思ったのは、「今いるジャンル/界隈で伸び悩みしてる小説サークルはテラーノベル/プリ小説での活動も視野に入れてみたら販路があるかもしれない」ということだ。

もちろん、子供たち相手なのでいきなり同人誌を買ってもらえるとは思えない。
直接的な副業向きではない。

しかし多くの同人女は「子供の頃大好きだった作家/サークルは大人になっても覚えている」そんな経験があるのではないだろうか。
私YAYAにはある。学生時代に好きだったサークルのことは今でも覚えている。

そんな「子供たちから憧れられる作家/サークル」目指すのも有りだと思うのだ。
「テラーノベル」「プリ小説」できちんとした話を多数掲載すれば、子供たちに覚えてもらえる可能性が高い。

すぐに同人誌を買ってもらえる可能性はpixivよりも低いため「同人活動で副業」としては弱いのだが、今後数年以上同人活動を継続するのであれば「未来に向けての種まき」という考え方もあると思う。

またXとの連動はそこそこ盛んな様子で「#プリ小説」でパブサすればたくさんのポストがひっかかる。

見やすいバナーが自動表示されるので、正直pixivリンクよりもX上での見栄えが良い。(おそらくXで拡散されることを念頭に置いた作りになっているのだと思う)

今いる界隈の人間関係に疲れた…
互助会とかめんどくさい…
壁打ち飽きてきた…
界隈からの反応がいまいち…
文章書くのは好きだけど描写表現に自信がない…
セリフを考えるのだけは大好き…

こんな人は一度「テラーノベル」「プリ小説」を試してみてもいいかもしれない。

それは「副業で即金!」という人向きではないが、「子供たちの人気者になってやんよ!」「将来大人になったら同人誌も買ってね!」「Xで若手のフォロワーも増やしたい!」といった目標に対しては良いSNSだと思ったからだ。



②女性オタクの習性を解説したnoteが話題に


とても女性オタクへの解像度が高く、私YAYAもこの内容には(とくに後半から)共感/問題提起を感じたため紹介をします。

さいたま「女性オタクの棲む暗い池について」
https://note.com/meisounote/n/nbed9573f66a5


このさいたま氏のnoteは、はてなブックマーク記事「男だけど異常に胸がデカいキャラが苦手」に反論/解説する内容です。
(こちらの記事のようですhttps://anond.hatelabo.jp/20240208215941)



上記はてなブックマーク記事に関して私YAYAが思ったことは、

・胸のでかさとかめちゃくちゃどうでもいいのに随分こだわる人だな
(現実の巨乳/貧乳の女性が生き辛くなるのでこだわりすぎは良くないと思う)

・記事を書いた人、男でも女でもLGBTQでもどうでもいいのに随分性別にこだわる人だな

・原作者へ向けキャラの造形の愚痴を言うのはちょっと常識外れだな

こんな感じでした。
正直ちょっとひっかかる感想は持ったものの、そこまでの不快感もありませんでした。

そして一方、さいたま氏のnote「女性オタクの棲む暗い池について」の方に、なぜ私YAYAが感銘/衝撃を受けたのかです。

それは「圧倒的な女性オタクへの解像度の高さ」に驚愕したからに他なりません。

さいたま氏の上記noteは、ただのはてなブックマーク記事への解析/批判ではありませんでした。
それをきっかけにした、見事なまでの女性オタクの観察記事です。

注目すべきは「3.女性消費者特有のイタコ論法」後半部分から下だと感じました。

いくつか要点を抜粋/要約、箇条書きにします。

女性オタクのありがち思考回路

・キャラの自我を心配し代弁をする。
・キャラの代弁者や庇護者になる。
・自他尊重を極度に苦手とする。
・女性オタクの世界では被害者感情を燃え上がらせてクレーム突撃してくる人が多い。

「あーちょっとわかる」「自分にもそういう部分は少しあるかも」「いるよね繊細ヤクザみたいな奴」と読んで思った同人女、多いのではないでしょうか。私YAYAも思いました。

私達同人女は(副業で同人活動であったとしても少なからず)この世には存在しないキャラに愛を注ぎます。

その愛の内容とは、大まかに言えば「キャラの幸せを願うこと」だと思うのです。

けれども、それは同時に「原作者でもないのに勝手にキャラのイタコ芸をすること」と同義なのです。

個人個人がイタコ芸をするので、「幸せにさせてあげる愛の形」や「キャラ庇護者の発想の多様さ」や「キャラの自我の解釈」等の違いが出ます。

それは小説や漫画を作る上での「個性」となるので、イタコ芸は悪いことではないと感じます。

しかし、ここから先が深刻な問題です。

「自分とは異なるイタコ芸をなかなか尊重できない人がいる」

これです。

カップリング戦争、解釈違い戦争、等がそれにあたります。

もちろん、他者の小説/漫画を尊重できる同人女もいるでしょう。そのタイプには「地雷」がほぼありません。
逆に地雷があるという人は悲しいかな自他尊重が完全にはできていないと感じるのです。
(ちなみに私YAYAにも地雷はあります)

「え、何?地雷があるのは駄目なの?別に他人の尊重はしてますけど?それとカプの地雷は別じゃない?」

という意見が出てきそうです。

そうです。
まだここまでならば自他尊重ギリギリセーフだと考えています。
「尊重できないイラつく感情はあるけど、何も行動には移していない」状態だからです。

その先に行ってしまう人が少なからず存在するために学級会や炎上騒動が起きます。
「被害者感情を燃え上がらせてクレーム突撃」する人が多数存在する、という現実です。

ダイレクトな突撃まではいかなくとも、

・特定のキャラ/カップリングへの過度なネガティブ発言
・X上での公開愚痴垢を作り特定のカップリングの悪口を言う
・嫌いなイタコ芸相手の粗探しをし、同人界隈ルールに反する行動を少しでも見つけたら注意喚起と称して晒す

これらの行動は「突撃」に該当すると感じています。

自分自身のイラつく気持ちを抑えられず、発散するために誰からでも見える場所で行動/発言/ポストをしているためです。

「じゃあ何?嫌な思いをしたら心の中にずっとそれを置いておけっていうの?ストレスたまるじゃん?健康に良くないじゃん?」
「匿名で愚痴ぐらいいいでしょ、過敏じゃない?」

という意見もありそうですが、私YAYAは「二次創作の愚痴なんてどこにも出すな。心の中で鎮静化させろ。どうしても感情が破裂しそうな場合にのみ、オタクじゃない職場の人にでも愚痴を聞いてもらえ」と思っています。

オタクじゃない相手に同人関係の愚痴を聞いてもらうというのは、かなり効きます。
自分も会話をしてるうちにかなり冷静になれるからです。

逆に、相手が同人世界の詳細を知っており同意してくれる状況で愚痴を吐き出してしまうと、共感で過度な快楽を得てしまい、愚痴自体がヒートアップする上、周りまわって学級会/炎上騒ぎとなります。


話が少し逸れてしまったので戻します。

上記さいたま氏のnote「女性オタクの棲む暗い池について」には、もしかしたら「女性向け界隈で起こる学級会/炎上を防止するためのヒントが含まれているのでは?」と感じたのです。

X上では「こんなの女性への蔑視!」「女性オタクへの迫害だ!」という意見も散見されましたが、果たしてそうでしょうか。
私YAYAは女性オタクへの悪い部分への批判や揶揄は確かに文章から感じましたが、蔑視や迫害ではないと感じました。むしろ「これは問題提起だ」と感じました。

過剰に「私腐女子、あのnoteで叩かれました!!」「男が女を叩いてます!!許せません!!」と言うこと自体が「被害者感情を燃え上がらせている状態」であり、まさにnoteの言う通りだと思ってしまうのです。

内容を理解しようともせず、感情的な部分だけを拾い、解決策を模索しない状態はお利巧とは思えません。
感情だけで動くモンスターだと思っています。
そしてそのモンスターは学級会を発生させている層と同じと考えています。

感情が豊かであることや、愛情に満ちていることは、同人女だけでなく「女性という性のいいところ」だと私YAYAは思います。
良い部分も悪い部分も表裏一体、一長一短なのです。

私達同人女ひとりひとりが

「これは今イタコ芸してるな自分」
「イタコ芸そのものは悪じゃあない、個性だな、よし本にしよう」
「あのCP/サークルがイラつく、けれどもこれはイタコ芸の芸風の違いだから飲み込もう」
「このCPは地雷だ、でも自他尊重すべきだからこの怒り出すべきではない」
「怒りが頂点にいきそうだ、そうだオタクじゃない人にこの怒りの概要を明日聞いてもらい落ち着こう」

こんな風に思えたのならば、学級会や炎上騒動の火種は減るのではないかと思ったのです。

完全に学級会を無くすことは不可能だとは思っています。

けれども少しの努力をみんなですれば確実に炎上の数は減らせると思っています。

みなさまはどう感じたでしょうか。

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