【考察】今話題のゲゲゲ映画は流行ジャンルになるか?【副業で同人活動】

大きな流行ジャンル誕生の気配がしています。
現在公開中の映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」です。

X等ではもうたくさんの二次創作が流れています。
なかなかの反響だな、と体感しているところです。

じつは私YAYAはまだ未視聴状態。
今回、映画を見に行く前のクリアな状態でnote記事を出そうと考えました。

視聴後だと内容が自身の口に合った場合「絶対にこの流行は来る!」と書いてしまいそうですし、いまいちの場合ならば「そこまでの流行にはならないかもよ」といった主観が多く含まれた内容になってしまうだろうと思ったからです。

勿論二次創作もまだしておりません。
今後するかどうかは視聴後に再度考えたいと思っています。

今現在の私YAYAの視点は、Xやpixivでの二次作品の出具合、たくさんの方々の感想/反響などを見ているだけ。
内情をよく知らない状態であると同時にこの新しいジャンルを俯瞰して見られていると感じています。

ゲゲゲ映画を見た人も、ゲゲゲ映画をこれから見る予定の人も、もちろんゲゲゲ映画で二次創作をしようと考えてる人も、当noteを読んで一緒に「この流行は大波になるのか?」と考えて貰えたら嬉しいです。




・スラムダンク流行との相違点を考察


今回のゲゲゲ映画の流行の予兆は、今年公開されたスラムダンクの時とも似た感覚を覚えます。

映画スタートという部分が主にそうなのですが、ここ1~2ヶ月で急に「気になる」「萌える」と二次創作をする人が格段に増えたことです。

どちらかというと「スロースタート」というより「クイックスタート」な印象を受けました。

そしてもうひとつスラムダンク流行と似てると思った点は「一般人でも映画を見に行ってる人がかなりいる」ということ。
要は、腐女子以外にも注目をされている作品だということです。

Xやyoutubeで検索する限り一般人やサブカル好きの男性、ホラー映画ファンの方々等が視聴後の感想をたくさん出していることからそう感じました。

個人的な考えですが「腐女子以外にも人気が出た作品は大きく流行る」と考えており、鬼滅の刃や呪術廻戦、もちろんスラムダンクもそれに該当します。

ただ「一般人にも受けている」状態は、スラムダンクの時には及ばないかもしれません。
スラムダンクよりはややオタク色が強い雰囲気を感じています。

けれども「ちょっと男っぽすぎるキャラデザ苦手なんだよね」という腐女子にとってはスラムダンクよりも今回のゲゲゲ映画がお口には合うはず。

父キャラの顔立ちはデフォルメが強いですが、水木キャラの顔立ちは同人女全般に受け入れられやすいと感じています。

また二次創作する段階で父キャラの顔立ちを自分の絵柄に寄せることもありと感じるので(おそ松さんの流行の時の様に)その辺りも選択できると感じています。

鬼滅の刃/呪術廻戦への熱がそろそろ落ち着いてきたな…と思ってるサークルにガツンと響く作品なのでは、と予想をしています。

スラムダンクでも同人誌を出し、今回のゲゲゲ映画でも同人誌を出してしまうと「同人ゴロ/175すぎるでしょ」と間違いなく大衆から思われますが、鬼滅の刃/呪術廻戦あたりからのジャンル移動ならば時期的にもちょうどいいのかもしれません。

またサークル各自の作風によってもスラムダンク向きかゲゲゲ映画向けきが分かれそうではあります。

筋肉やリアル寄りの絵柄/描写、学生ものが得意なのであればスラムダンク、ややデフォルメ絵柄や仄暗い妄想も得意なのであればゲゲゲ映画向きだと考えます。
(これは一概には言えませんがその傾向は確実にあると感じています)

今年スラムダンクにはハマらなかったけどそろそろ次の熱くなれるジャンル何かないだろうか、と思っている人にはうってつけジャンルだと推測しています。


・大きな流行になりうる3つの共通点/要素をおさらい


過去当noteのどこかでも書いた記憶があるのですが、ジャンル自体が大きな流行の波になる場合3つの共通点/要素があります。

1.カップリング要素以外にオタクが好みやすい世界観/題材があること
(歴史や和風の世界観、ホラーやファンタジー、オタクが好みやすいスポーツ等)
2.キャラ同士にバディ関係もしくは憎しみ等の強い精神的な関係があること
3.原作が太いこと

過去あった大きなジャンルは、上記の2つ以上を含むことが多かったのではないかと考えており、鬼滅の刃/呪術廻戦はこの3つ全てを網羅したと感じています。
(コナンあたりも2つ以上の要素が当てはまっていると考えられます)

そして今回のゲゲゲ映画。
3つの要素全てを含んでいるのではないでしょうか。

昭和初期の和服と洋服が混在する世界観/題材。
明確なバディ関係。
言わずもがな原作が太い。

まさに完全に「揃っている」状態。

これらが揃っていると二次創作する上でも良い事だらけです。

世界観を深堀りした話も書け/描けますし、2人の関係性にクローズアップした話も書け/描けますし、原作が太いのであれば原作の隙間をついた話も書け/描くことができます。

そしてその内容を読みたいと思う買い手も多いはずです。

ただ、今現在私YAYAは疑念も持っています。

過去大きな流行となったジャンルは「作品内で複数のカップリングができそう」もしくは「左右逆でのカップリングが同じくらい人気になりそう」という要素も少なからずあったためです。

今回のゲゲゲ映画、検索する限り大きなカップリングはひとつだけ。

他のキャラではカップリングできないのか?
逆カップリングの気配が無さすぎるけどそれはいいのか?

この辺りは少々不安ではあります。
けれども「大きな流行りジャンルになるための3つの要素」は含んでいるため、この心配は杞憂であると信じたいものです。

そしてもうひとつ。
ゲゲゲ映画が流行することに関して、ゲゲゲ映画にジャンル移動するかどうかに関して、心配している点があります。

次の項目で紹介/説明をします。



・ゲゲゲ映画の大きな懸念点「長持ちジャンル」になれるのか?


ジャンル移動をする/しないを考えるサークル者にとって心配せずにはいられない点。

「このジャンルの人気って、長く続くかな?」です。

心配ですよね。
不安ですよね。

ある程度「同人活動で副業」を考えているサークルは必ずといって良い程考える部分だと思います。
ジャンル移動したのものの、旬だったのは束の間で半年後には買い手も1/3以下に…みんなどこに行ったの?となってしまっては元も子もないからです。

大きな旬となったジャンルに初期参入した場合、だいたい3ヶ月~半年ほどで同人誌の総部数はガクリと落ちます。
これはある程度はしょうがないことです。

「ある程度」とは総部数1000部だったサークルが700~800部になる位と考えています。
その位が「ある程度」で済まされる感覚ではないでしょうか。

これが半年間に総部数1000部から総部数300以下になってしまうと「どうして…ジャンルから人がいなくなったの?それとも自分の本がだめなの?」と病むことになります。

これはサークル者本人の力によることもありますが、ジャンルそのものの力であることが大きいです。

旬ジャンル初期の大波は、買い手側も自分の好みがわからず本を買いまくり、サークル側も他の人はどんな作品を書いて/描いているのかを調査するため本を買います。
また主に他ジャンルが好きな人でも「今このジャンル流行ってるっぽいから何冊か買ってみよう」と萌えてなくても同人誌を買う場合があります。

この波が落ち着くのが3ヶ月~半年位なのです。
(そして初期の大波のみを狙ってジャンル移動するサークルが同人ゴロ/同人175と言われ忌み嫌われます。)

初期の波が落ち着く旬になって半年後、総部数が少し落ちてからが本当の自分の部数、ここからが「本番」だと私YAYAは考えています。

本番の状態なってから、それがどのくらい続くのか。どのくらいの期間は安心できるのか。

原作が太かったり、原作が連載中の場合は「本番」状態が長く保たれます。

コナンの流行も「年に1回は映画で人気キャラの彼に合える」「地上波アニメでも彼に合える」と思うからこそ長持ちジャンルになっています。

ゲゲゲ映画の場合はどうなのでしょうか。

原作の太さには心配はありませんが今カップリングとして人気になっている2人のキャラ、今後どこか他でも出てくる可能性はあるのか。そこを心配しています。
(もしかしたらこの心配は映画を見れば解決することかもしれませんが)

人気キャラ2人が今回の映画だけの出番だった場合、この流行は1年持たないと感じています。

そこだけがどうしても不透明なため「私もゲゲゲ映画みてジャンル参入しますよ!」と言い切れない部分なのです。
(参入した場合でも当noteでは身バレ対策のため言うことはありませんが)

「今後もこの2人のキャラで他の展開もありますよ」「スマホゲーム出ますよ」「スピンオフを出しますよ」なんでもいいです。
公式側の動きが多少なりとも空気で察知できれば良いのですが。

段落表題に置いた「ゲゲゲ映画の唯一の懸念点「長持ちジャンル」になれるのか?」ですが、これについては現時点ではわかりません。

何か少しでも「この2人のキャラ今後もどこかで出そうだな」と感じることができれば、ゲゲゲ映画の流行は長持ちすると考えています。


いかがだったでしょうか。

まさに今、ゲゲゲ映画が旬になるのかならないのか、いやすでに旬に少しはなっているのでは、位の時期だと体感しています。

大きな旬ジャンルの誕生は同人界隈を明るくしますし、同人活動を通してさまざまな関連企業(イベント会社や通販会社、印刷会社、もちろん公式にも)に活気がでることは良いことだと私YAYAは考えています。

旬ジャンルになってほしい。
人気キャラ2人は今後何かしらの出番があると確信が持ちたい。

そう思っています。

余談ですが、過去ジャンルの流行考察に関してはツイステ/呪術廻戦についての記事も出したことがあります(以下リンクを参照)。

※過去記事
【考察】今話題のツイステは流行ジャンルになるか?【副業で同人活動】
2020年流行ジャンルは来るか?その波にどう乗るか【副業で同人活動】

すでに3年前の記事となってしまいました。
時が経つのは本当に早いものです。

そして月日が経って自分自身で記事を読み返してみましたが、そこそこ当たっていた内容だと思いました。
大ぼらを吐かずに済んでほっとしています。

今回のゲゲゲ映画の記事も、1年後2年後に答えがでるのかと思うとまるで独りタイムカプセルを仕込んでいるみたいだな、とそんな気分になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?