超音波検査士認定試験に3回合格したわたしの試験勉強のコツ
こんにちは。超音波検査士を3種類保持しているあやねえです。
お盆を過ぎたら超音波検査検査士の筆記試験の勉強を本格的に始める方も多いと思います。
何かの参考になるかと思い、私の勉強方法をまとめてみました!
よければ参考にしてみてください♪
私のスペック
臨床検査技師19年目の現在40才
超音波検査士は循環器、表在、消化器の3種類取得
検査士取得時の年齢は循環器36才、表在38才、消化器39才
フルタイム勤務(待機当番あり)
1児のシングルマザー(現在小2)
①1日のうちに十分(?)な勉強時間を確保する方法
シングルマザーということを前面に押し出す訳ではないのですが、これを抜きに試験勉強については語れません。
私は息子と共に21時に就寝、4時頃起床しています。
4時~7時までの3時間が母のゴールデンタイム=勉強時間です。
昔は子どもが寝付いた頃に勉強しようと思ったこともありました。だけど、20時頃にはもう眠いんです🥱
フルタイム勤務しているし、鬼のように家事育児をしてほっとした瞬間一気に眠気が襲ってくる。そんな中に勉強しても効率が非常に悪い!
ということで大学の頃は元々早朝に起きて勉強していたので、ある時から開き直って息子とともに21時に就寝して朝に勉強することにしました。
朝は頭がスッキリしていて集中できるし、身体の疲れもないので勉強がはかどるはかどる!
脳科学的にも朝は勉強に適していると言われているようで、ググったらたくさんヒットするので検索してみて下さい。
働く母じゃなくても、早寝早起きしての朝の勉強はおすすめです(^^)/
②睡眠時間の確保
睡眠時間を削って勉強するのはナンセンスです。愚の骨頂に近いです。
私は試験前でなくても7時間は寝るようにしています。
これは高校生の時だったかな・・・?睡眠を削って勉強しても全然頭に知識が入っていないことに気付きました。
それを体感して以来、睡眠時間を確保するようになりました。
最近の脳科学でも睡眠の重要さが訴えられていますね。まずは寝ましょう!
睡眠の大切さや「試験勉強、睡眠」等で調べたら、これまたすぐに色んな情報がヒットします。
私は精神科医の樺沢先生が好きなので、とりあえず先生の動画を貼っておきます(^^)
参考にどうぞ!
③効率の良い勉強方法その1
~自分の認知特性を活かす~
さて、実際の勉強方法ですが、毎朝の限られた数時間で勉強をしなければならないので、いかに効率よく知識をインプットするか。これが大事だと思います。
その方法の1つめは自分の認知特性を活かすことです。
わたしは試験の時に教科書や自分で書いたイラストが脳裏に思い浮かぶことを中学生の頃に気付いていました。
まるで頭の中に教科書があってそれを見てカンニングしているような感じです。
なのでイラストで描いた方が覚えやすい、思い出しやすいということでイラスト多めで勉強していました。
ちなみに文字もイラストとして認知して記憶されるので、イラスト+文字みたいなノート作りをしていました。
これは自分で感覚的に気付いて行っていた方法なのですが、最近「認知特性」という概念を知りました。
本田式認知特性研究所さんが公開している、無料の認知特性テストを友人が紹介してくれたことがきっかけでした。
認知特性とは、物事を処理する時にどの感覚が優位に使われているのか、というものです。
私の結果は以下の図なのですが、視覚がものすごく優位!!
自分の認知特性的に、イラストを描いて覚えるというのはとても勉強効率が良かったんだな~ と振り返って思いました。
私は視覚優位なのでイラストを多用して勉強しましたが、言語優位の方は文字を書きまくったり、聴覚優位の方は音読しながら等々、それぞれに合った勉強方法があると思います!
一度テストを受けてその結果を参考にしてみたら良いと思います(^^)
④効率の良い勉強方法その2
~15分勉強法~
これは大学受験の時に編み出した技です。
人の集中力が続く時間はせいぜい15分、しかも確か45分に1回は全然集中できない時間が来て、また回復する。というサイクルがあるらしいのです。
というヒトの特性を逆手に取った方法が15分勉強法!
その方法は
①15分勉強する
②前の時間と教科を替えて15分勉強する
③前の時間と教科を替えて15分勉強する
④15分休憩する
と1時間を15分で4つのパートに分けて勉強する方法です。
15分はタイマーをかけて勉強します。
これがですね、同じ教科を勉強し続けると飽きるのを防ぐ効果と、強制的に次の教科に移行するのでより集中力が維持できるのです!
慣れたらこの1時間のサイクルは延々と続けられます。
臨床検査技師の国試前の約1か月は、朝5時から夜22時までこのサイクルで生活して、1日当たり多分13時間は勉強していました。
年末まで遊んでいたので必死でしたね・・・
おかげ様で国試は無事に合格しました🤗
そしてこれ以来、あらゆる試験勉強はこの方法で勉強してきました。
時間等色々アレンジもできると思うので試してみてください!
少しググったら集中力には15・45・90の法則があるようです。
(15分、45分、90分が集中力の続く単位としての時間の塊)
またまた樺沢先生の動画を貼っておきますので参考にしてみてください!
⑤効率の良い勉強方法その3
~講師なりきり法~
私は20代の頃に気付いたのです。
学会発表や講師をする時に、とてつもなく勉強することを・・・。
そうなんです。人に自分の知識をアウトプットする時は、間違った知識を広げてはいけない、 発表内容を深堀りしてくれるいじわるな質問に答えなければいけない。そんな思いからひたすら勉強してあらゆる知識を必死でインプットするのです。
これを勉強にも利用します。
アウトプット前提でインプットするのです。
どこに発表するわけでもないのですが、自分がいま勉強している内容について講師になる、という体でインプットして、そして一人でエア講師になってアウトプットするのです。
覚えていると思っていたことでも意外と口からスラスラと出ないものです。
スラスラ出ないという事は記憶が定着していないということなので、再度その知識について繰り返し暗記します。
これがですね、とても記憶に残るのでおすすめの勉強方法です。
そして思い出しましたが、エア講師では無くて実際に同僚に仕事中に突然講義を開いたりもしましたw
同僚も優しいので、鋭い質問をしてくれたりとても勉強になりました。
周りの人を巻き込むのも良いのかもしれません(^^)
⑥効率の良い勉強方法その4
~過去問から始める~
教科書や参考書を1から勉強し始めるのは・・・飽きますよねw
まずは過去問集をゲットしましょう!
過去問集は全ての領域がうまいこと網羅されているので結果的に全ての出題範囲を勉強できると思います。
なので最初から過去問を解くのです!!
私の方法は、
まず1周する
できた問題はもう知識として定着しているのでOKとする
できなかった問題はどの領域なのか、洗い出す
できていない領域が浮き彫りになるのでそこを重点的にガッツリ勉強する
何週かする
違う年度の過去問集で同じことを繰り返す
です。
ただし、選択肢の内容もとても勉強になるので、選択肢5つのうち不正解の選択肢の内容もわからなければしっかり勉強して理解するとよいです!
そうして私は過去問5年分はやったような気がします。
先輩や友人達の各方面から過去問集をコピーさせてもらい、それぞれ何週かしました。
過去問集はなかなか良い値段がするので、コピーで済ませるか、新品を買って綺麗に使ってメルカリで売るのが良いと思いますw
⑦効率の良い勉強方法その5
~デジタルツールの活用~
私はiPadとAppleペンシルを使用して、勉強ノートはgood notes5に全てを書き込みました。
デジタルの何が良いのかというと、iPad⇔iPhoneで自由にリンクできるので、通勤時間にサクッと復習できるのがおすすめの点です。
書き直しも簡単にできるのも推しポイントです。
カラフルにもできるし、体裁も整えやすいし・・・。
そしてgood note5の超絶おすすめポイントが、デジタルの単語帳があること!
わたしは紙の単語帳を愛用していましたが、デジタルもかなり良いです。
というのもいろいろシャッフルしたり、削除も書き込みも簡単。
もちろん、スマホでもさくっとできちゃう!
ちょっとした待ち時間にも勉強できるので、これは私はものすごくオススメです!!
改めてHPを見てみると、音声も入力できるみたいです!
これは認知特性が音声優位の方は使えますね!!
有料版は1500円買い切りで全ての機能が使えるので、是非ご購入を検討してみてください!
基礎領域の単語帳の様子です↓
こんな感じでiPhoneで通勤中に勉強していました!
⑧基礎分野の勉強方法
基礎分野はですね・・・
公式を全て丸暗記
です。これ一択です。
私が使用したのは、如月会の基礎対策の本です。
この本の何が良いかと聞かれると、巻末に基礎領域に必要な公式が一覧で載っていること!!!
基礎を初めて勉強した時は、本当にちんぷんかんぷんでした。
だけど基本電気物理の世界なので、公式さえ丸暗記したらいけるな・・・!と気付いたのです。
公式を丸暗記しておくと、問題を見た時、
「ああ、この公式ね。はいはい、任せて!」
となります。
もちろん、どうしてそういう公式になるのかの原理や理屈は理解しておいた方が良いのですが、原理理屈もこの本では解りやすく解説されています。
私は基礎領域はこの本と過去問のみで勉強しました。
基礎領域は結果的に2回受験しましたが、2回とも自己採点では満点近く採れたはず。
覚える公式は100弱でした。
そんなに苦しくないと思うので、勉強が間に合わない!!!
という方はとりあえずこの如月会の本を購入して、巻末の公式を丸暗記しましょう!
あ!あと、自分の所属している地区で、基礎対策セミナーみたいな勉強会が毎年開かれていると思います。
ここでももらえる資料がとてもポイントを突いているし、講師に直接質問もできるので、是非とも参加をオススメします♪
⑨臨床領域の勉強方法
こちらは別記事で使用した本やサイトをまとめようかな?と思います。
ざっくり言うと、基本は過去問ですね。
過去問をぐるぐる何週もして、わからなかった所を各種の参考書やきちんとしたネットサイトで細かい所まで学びました。
そして上記の勉強方法でひたすら勉強です…。
⑩トータルの勉強時間
毎朝3時間勉強すると、1週間で3×7=21時間。
1か月だと90時間。
7月から勉強を開始して試験まで5か月として、450時間。
まあ・・・、実際は300~400時間は勉強したのかしら??
そのほかの資格、例えば行政書士とかの勉強時間をググってみると400時間が一つの目安になっていそうですね。
なのでどんな資格もその程度は勉強が必要なのでしょうか。
基礎分野と臨床分野では、臨床分野の方が勉強時間を多く割きました。
多分、基礎:臨床=3:7くらいの比率かな~。
基礎免除の時は臨床に10割使えるので楽で良かった!
まだ全然勉強してない!!!
という方、11月末の試験まであと約100日あります。
それまで毎日勉強するとして、1日3~4時間を目安に勉強してみてください!
おわり
長々とお付き合いありがとうございました。
私の勉強方法がどなたかの参考になると嬉しいです。
それでは皆さん、試験まであと3ヶ月、頑張ってください(^^)/!!!
よろしければサポートよろしくお願いします😆✨