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サークルでの困難解決エピソードは有効かどうか?

 エントリーシートでは,サークルのリーダ,バイトリーダなどなど何かしらのリーダやボランティア活動での困難な経験についてのエピソードが連発されます.事実そうな人もいれば,わざわざ就活のために作りに行っている人もいるのではないでしょうか.ここで少なくとも言えることは,審査官は聞き飽きているのではないでしょうか?
 
 もちろん,その経験を書くことが悪いと言っていません.しかし,エントリーシート,一次面接で,審査官が見ているのはその経験をもとにした自己PRや志望動機の説明の仕方(分かりやすさや合理性)と,会社への合致度合です.分かりやすさの部分は,まずは先のアドバイス3つ「設問にMECEに答える.」,「冗長説明をやめて簡潔に.」,「誤字脱字を無くす.」を徹底すれば,改善されると思います.

 自己PRのエピソード内容より説明の仕方?
 年齢が若いほど,経験する機会が少ないのは当然です.大学3年生での就活で特別な経験?がないと悩むのはむしろ自然かもしれません.

「私,勉強しかして来なかったので,自己PRに書くことがないんです..」という悩みをよく聞きます.そういう学生には「自己PRに勉強を頑張ったことを堂々と書けばいいです.」とアドバイスしています.勉強を本気で頑張り,よりレベルの高い大学に入ったこと,あるいは大学でよい成績をおさめたなら,それは誇るべきことです.そのことが何故自己PRなのか,なぜその会社で役立つのか分かりやすく説明することに集中しましょう.今更,休日ボランティアやインターンに応募しなくてよいと思います.
 
 審査する側も,1つのエントリーシートを何度も読みこむ余裕はないはずです.もちろんエピソード内容が会社へ合致しているかどうかも見ているとは思いますが,そもそも説明が下手なら伝わりません.まずは,自分の持っているネタをいかに分かりやすく説明するかに時間をかけてみてはどうでしょうか? 

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