雑記 935 地震の跡地への帰省

画像1 GW。大移動が始まり、道路も鉄道も大混雑。レジャーに遠出する人もいるだろうが、地震のあった能登地方に帰省する人の気持ちは、一部複雑である。次男の嫁の実家。子供達は東京で仕事をしているため、頻繁に後片付けに帰ることはできない。家は傾き、瓦は落ち、硝子は割れ、それがまだ修復できていない。SOS状態がもう4カ月以上続いている。現在、住んでいる家は、食器戸棚が倒れ、食器が雪崩のように飛び出して割れた。先日やっと新しい戸棚が入った、と言う。
画像2 床にビー玉を置いたら、転がって行く。土壁は落ちたまま。それでも、石川県の基準で言うと「青紙」が貼られたそうで、復興のための補助は出ない。祖父母の家は「赤紙」で、壊す費用は出るのだそうだが、まだ何も始まらず、紙が貼られ選別されただけ、と言う。この日本の国の首相は、ウクライナには惜しみなくお金を出し、市民の年金まで出すそうだが、能登の自国民に対しては、積極的な復興のプランはないよう見える。回り回って自分のところにお金が入らないことには興味が薄いのかも知れない。家族だけで修復できるものではないのに。
画像3

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?