雑記 667 空を映す雨の粒

画像1 予報はまた線状降水帯ということで大雨を覚悟したが、さほどでもなかった。雨の切れ間に見ると、玄関を出たところにある時計草の葉に雨粒が溜まっていた。
画像2 時計草は、3月に時ならぬ開花に驚き、また喜び、それならば、と、一層手厚い世話をして、水もたっぷり与えた。陽が照れば外に出し、気温が下がると家の中に入れた。手のかけすぎが良くなかった。花の蕾は、見る見る全部落ち、茎も元気がなくなってきた。何事もいつも通りが良いと、今更のように思い、ひとまわり大きい鉢に植え替え、外に置くようにした。
画像3 外は先ほどまで雨が降っていた。その葉の上に大きな雨粒が乗っていた。重みで少し歪な形になって、今にも転がり落ちそうだったが、風も吹かず、葉の上に留まって、見ると空が映っている。その他の水滴も、今にも落ちそうな形なのに、茎についており、それらのひとつひとつに、外の景色が映っていた。水滴のついた草花が好きなのは、その水滴が抱き込む世界が覗けるから。
画像4 オジキソウもたくさん出てきた。本来なら間引きしなければいけないのだが、もう少しこのままで、と思ったりする。
画像5 トラノオも花が開いてきた。

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