猫日和 453 猫眠る

長谷川潾二郎「猫」。潾二郎は、モデルを目の前に置かなければ、絵が描けない画家だったそうだ。こんな格好で眠るのは、春か秋。そして、何年もかけて飼い猫タロウを描いていたが、タロウが死んでしまい、ついにヒゲを描くまで、間に合わなかった、というエピソードがある。

猫は眠り、その姿を見て、人は平安な気持ちを味わう。何も用がなければ、猫は眠り、また用があるとしたら、その用とは眠りを味わうこととも言う。寝姿が様になるのは赤ん坊と猫くらい。

1年前のWhite dayにもらったクレマチス。今年も蕾をつけた。昨年花が終わり散った後、枯れてしまうのではないかと思ったが、枯れないで夏を過ごし、冬を経て、再び、復活。芯の強い植物だと思う。