雑記 911 帰国

画像1 朝、朝日がビルの窓を照らし、その反射光が部屋に入って、カーテン越しに中が明るくなる。
画像2 前のビルの3階では、毎日窓際に早朝から仕事をする人の姿があり、世界を相手の仕事であれば、勤務時間はあってないようなものかと思わされる。通りを行く人々の多くは、スタバのコーヒーを片手に職場に急ぐ。変わらない日常の始まり。
画像3 朝10時。帰国の送迎バスに乗る。空港に向かうバスの中から、再び、高速の両側に広がる墓地を見る。ここは、かつてゴルフ場だった、と言う。自分が生きた場所にいつまでもいたい、という死者の思いが分かる気がする。
画像4 ♪♪♪
画像5 昨日の雨と打って変わって、空は抜けるような青で、晴れ渡り、機体の白が太陽の光を反射して、眩しい。JALの飛行機は新しい型で、翼の先が、クルリと上に曲がっている。
画像6 JFK空港は、免税店も土産物売り場も、簡素で、買い物を楽しむという作りではない。トイレはTOTOだった。
画像7 飛行機は、定時に出発。中での、酸素マスクや救命胴衣、緊急時の体勢、脱出のためのシューターの使い方、など、繰り返し、飛行機に乗るたび聞かされてきた説明は一切なく、車輪は滑走路を進み、やがて加速のエンジン音が合図のように高まって、離陸した。
画像8 上昇の時、耳が痛くなるようなこともなく、エコノミーの後部座席であっても揺れは少なく、足の下のスペースは窮屈でない。飛行機の性能は向上したのだなと実感する。たった数年前とは明らかに違うが、それも、世界の技術の進歩を思うと、変わらない方がおかしい。当たり前か、と。それを知らなかった私も世界の進化に取り残されている、ということ。
画像9 無事帰国。
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