雑記 662 ストロベリームーンの昇る頃

一昨日は大変な雨だった。雨は激しく屋根を叩き、風の強さとともに静まったり強まったりする雨音が切れ間なく一晩中して、聞いていると心が鎮まり眠りに誘われる。こんな時森の生き物はどこで雨宿りをし、どうしているのだろう、と思う。昨夜は打って変わって、塵埃の洗い流された空に6月の満月、ストロベリームーンが美しく昇ってきた。ストロベリームーンの昇る頃、森では鹿が出産をし、仔鹿が生まれる。これから、あの尻にハート形に白い毛のある可愛らしい子鹿が見られるようになるだろう。Circle of the Earth.

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今年は、ドウダンツツジ、コナシ、ヤマツツジが、同時に開花している。

例年なら、少しずつ時期をずらして咲くものだが今年は何故か一斉に、とホテルのスタッフも驚いていた。

この地は何年も通って見ているが、こんなところにも山躑躅が咲いていたのだ、という発見があちこちにあった。脳は認識しないものは見えない。それと知ると、視野に登場する、と言うことの一例。自分の今の認識の狭さを覚えておけ、という教訓か。