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なぜ"おはこ"?〜十八番の由来〜

こんばんは、チーママやよいです!
冬ですね。
冬といえば、カニ!という方も多いのではないでしょうか?
この写真からはサイズがよくわからないかもしれません。
これは、オスガニではなく、松葉ガニのメスガニ、いわゆる”セコガニ”と呼ばれているものです。
他にも”セイコガニ”や”香箱ガニ”、”こっぺ蟹”と地域によってさまざまな呼び方があるようです。
我が家ではこの時期になるとこのセコガニを食べることが多いんです。
オスガニに比べるとずいぶん小さいのですが、みそや内子や外子と身以外にもおいしいところが満載です。
主人が好きで、頑張って捌いてくれます。
でもおいしい時はたぶん私のほうがたくさん食べてるんじゃないかしら(笑)。

きれいで立派なセコガニ
捌き方を研究したようで
お店のような盛り付け方が
できるようになりました。
ごちそうさまでした。


東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。

はな子ママ、華子先生のことをもっとお知りになりたい方はこちらにアクセスしてみてくださいね。

書道のはな*みち きれいな字が書けると人生はもっと美しくなる


忘年会のシーズンになり、カラオケに行く機会も増えてきましたでしょうか?
そもそも今年はみなさん忘年会されているのかしら?
ちなみにわたしは全然です(笑)
職場と整骨院を往復する毎日です(笑)
なんて。たまにはお出かけもします。
その一つがカラオケ。
娘の期末テストが終わると娘と二人でカラオケに行くのが恒例です。
少し前に娘から
「なんで”おはこ”っていうの?」
と聞かれたことがありました。
「歌舞伎からきている言葉なんだよ。」
と即答!
「さあ、なんでだろうね?」と言わなくすみました!!
それも少し前に華子先生から教わっていたからです。
本日はその”おはこ”についてのお話をお届けしたいと思います。

十八番と書いて”おはこ”と読みます。
あまりにも当たり前すぎてあまり疑問を持たずに過ごしてしまいそうですよね。
さて、歌舞伎が由来であることは先ほどの会話の中にもありました。
7代目の市川團十郎さんが、
市川家の代々の芸の中から18種類を選定した『歌舞伎十八番』に由来していると言われています。

なぜ18種類セレクトしたのか、これには諸説あるのですが、
仏教の言葉の“十八界”に由来していると言われています。
仏教では、存在の領域を18に分けている言葉があり、18という数字には
必要なもの全て”という意味もあります。

それでは、なぜ”十八番”と書いて”おはこ”と読むのでしょうか。

歌舞伎の18種類のお家芸の台本を大切に箱に入れて保管していたのです。
(お家芸というのは、能や歌舞伎、従瑠璃などいわゆる伝統芸能の中で、お家元が代々伝えているその家独自の芸のことです。)
ここで箱の登場です。

書道家も「箱書き」と言って、”箱の中身は本物ですよ”というお墨付きを与える意味で箱書きをすることがあります。
例えば、焼き物のお湯のみや骨董品など箱に入っているものを見たことがないでしょうか。
そういった大事なものが中に入っていて、箱の中は本物ですよと認定する鑑定家の署名を”箱書き”と言います。
鑑定家が直筆で書くこともあれば、書道家が依頼されて代筆することもあるようです。

このように、この歌舞伎十八番の台本も大切に箱に入れて、中身は本物で間違いないですよと箱書きされたことから、
”おはこ”と箱に”お”をつけて呼ばれるようになったという説が有力と言われています。

プロ野球の世界でも18番をエースナンバーとしていることが多いようです。
これも歌舞伎の十八番が由来した代名詞と言われています。

このおはこが認定されたのは江戸時代のことでした。

みなさまも”おはこ”という言葉は何気によく使っていることでしょう。
もし「どうしておはこなんだろうね?」という話になったら得意気に(笑)このお話をしていただければと思います。

本日は以上です。
みなさまのご参考になれば幸いです。

それでは最後に恒例の

今日の水書き書道のコーナーです。
今日の草書はこちら!
何の漢字でしょうか?

正解はこちら!
まずは行書で

次に楷書で

でした!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます❤️

おやすみなさい💤

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