酒井 良晃/ Yoshiaki Sakai

作編曲家、ベルリン在住。 ポップス、ビート、現代音楽とジャンルレスに活動中。全ての音楽を平等に愛し、面白い音楽をつくることを目標に生きています。 音楽制作の依頼はお気軽にご相談ください。 https://yoshiaki-sakai.com/

最高の音楽ってなんだろうか?

僕は昔1度だけ音楽で息が出来ないくらい感動した。

それはベルリンフィルで聴いたメシアンのL'Ascension を聴いた時(特に第4楽章)。そんな瞬間があって、何がそこまで僕を感動させたのか考えていた。色々考えると音楽には4種類あると思う。メシアンの時ほどではないにしろ、僕が今迄で感動した音楽の特徴などを考えてみると、この4種類がすべて取り入れられている音楽だ、と気づいた。

メロディーや和音を

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安部公房-燃えつきた地図

安部公房の著書『燃えつきた地図』を読んだ。

 この本は300頁とそこまで長い本ではないのだが、読むのに時間がかかった。なぜかというと序盤から世界が薄っすらしているからだ。のめり込ませるような描写ではなく、世界が薄白くボンヤリとしていて、いまいちのめり込めなかった。

この僕がうけた印象は物語に結びついている。あらすじとしては、

突然失踪した或るサラリーマンを捜索する探偵が、男の足取りを追って奇

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世界はプログラミングされているのだろうか?

動物も植物もプログラミングで成り立ってる。

 数年前からAIなどが騒がれているが、普段の生活で実感するようなことは無かった。しかし、最近では本当に色々なところでプログラミングやAIの技術をみる。その勢いは加速し、気がつけば僕たちの使うもの全てが使いやすいようにプログラミングされ、僕たちは使いながら、データの送信に使われ、製品は新しくプログラミングされていく。

作曲はプログラミングそのものだ。音

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夭折の作曲家 本田祐也さん

本田祐也さんという作曲家がいました。

僕が彼のことを今日知りました。知ったきっかけは作曲家 わたなべゆきこ さんのNoteがきっかけです。自身も作曲家であり。現代音楽についての記事執筆、企画などを行っている方です。

こちらで彼のお話が読めます。愛されていたのがわかります。クラウドファンディングは成功したようです。

事務局「本田祐也の作品整理室」はこちら

26年の生涯で100曲以上の曲を作曲

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男の星座

梶原一騎作の自伝 男の星座 を読んでいる。

まずタイトルがいかしている。梶原一騎の作品では空手バカ一代も僕は大好きな作品だ。空手バカ一代は子供向けの漫画なので創作が多いが、男の星座では大山倍達や力道山、若かりしころのアントニオ猪木などが著者の体験の下、生々しく描かれている。彼の描く愚直に突き進む男が僕はすごく好きで、また梶原一騎自身もやはりそのような男なのだ。

舞台は1950-60年台。戦後間

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やまなし-宮沢賢治

昔、教科書で読んだ記憶のある人も多いと思う。

クラムボンとかぷくぷくとか、不思議な表現が印象に残っていた。その世界は 小さな蟹の兄弟を中心に、5月と12月の、二つの季節を通し描かれている。宮沢賢治の描く、水中からの光の描写が鮮烈で、字を追っているうちに、僕は水の中で、周りが光ったり揺らめいたりするようだった。

5月

”にわかにパッと明るくなり、日光の黄金は夢のように水の中に降って来ました。

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