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「ラグビー もっとも受けたいコーチングの授業」を読んだ

きっかけ

カヤック時代の元同僚の父上の本ということで興味を持って買ってみた。
ちなみにラグビーのことはまったく分からない。

指導者向けっぽいタイトルだけど、個人でセルフコーチするためにも良い考え方がたくさんある本だと思ったので読んでみたメモから少しまとめてみました。

読みながら気になったフレーズのメモ

* 個性を活かすとはそれぞれにあったやり方で成果をだすこと
 * ex. 3kmのランニングメニューを好きなコースで走る
* エンジョイとは力を出し切ること
* ゲーム(試合)で力を出すことを考えた練習
* できないことをできるようにする練習
* 何を学ばせるのか練習のテーマが大事
* 最初に失敗させる
* スキルをジェネラル(一般)スキル、チームスキル、ユニットスキル、ポジショナルスキル、個人スキルに分けて考える
* チームとしての完成形=チームイメージ
 * チームイメージからユニットスキルに落とし込む
* 「フレア」のある選手
* ほとんどの個人スキルはペアプレー
 * キーになるペアを発見してコーチする
* 教えることよりも発見させることが大切

個人的に特に読んで良かったなと思ったところが3つ。

個性とは人と違うこと

最初に個性について言及があって、みな一人ひとり違うことに触れている。

たとえば全体練習は一緒にやるが個人のトレーニングは「3km走を好きなコースで走らせる」というように各人にとってベストなやり方をさせるという。

新人は〇〇をすべきとか、それを叩く言及が横行するなか、この考え方は好きだなと思った。がんがんトレースとかしたらいいと思う。

ゲームを中心に考える

日本人は練習をベースに考えて試合はその成果を試すという考え方をしている。(読んで字のごとく)
一方他の国では試合(をゲームと考える)が毎週ありそのために練習しているのでゲームがないと練習しないくらいだという。
なので日本は試合経験が少ないのに練習をするというバランスの悪い状況になりやすいらしい。

自分の業界や仕事に当てはめて考えてみる。

試合をたくさんすることと、そのために練習をちゃんとすることをしないとうまくならないとすると、仕事をたくさんしていても練習してなかったり、場数を踏まずに練習ばかりしていてもだめだということになり、非常に耳が痛いと思った。

ふと、がむしゃらにやって結果オーライというのも散漫な性格の自分にとっては大きな意味では個性かもしれないと思ったけど、ただの結果オーライである。

ほとんどの個人スキルはペアプレー

これが一番興味深いフレーズだった。

個人個人が何かすごいことができてもチームではプレーを繋がないと結果にならない。
それは自分をふくめて組織的な活動を中心にしている人にとって、常にそうだと思う。

どうしても自分はこれができるけど、あいつはこれができない、とか考えてしまう。また、あいつがこれをできるようになれば、きっとチームやプロジェクトが良くなるだろうというのは、あいつがこれをできないから今うまくいっていないという気持ちの裏返しだろう。

仕事やチームの活動をペアプレーとして改善やスキルアップすることを意識して、自分とあいつのペアプレーをうまくいくように働きかけるほうが健全な姿勢だと気づかされた。

etc

ラグビーとかスポーツはWebデザイン業界よりもセオリーやTipsが言語化が進んでいると思った。
特に常識とかアタリマエのことも言語化されているし、セオリーがあるので「型」から入る(学ぶ)ことがしやすい。

別の元同僚がスポーツ研修やってたの思い出して、そういうのもいいのかもしれないと思った。

ラグビーの練習方法で1 on 1で個人スキルのみでやるのと4人8人と人数を増やしてやるのがあるらしい。
デザインや制作も職域個別のトレーニング以前に制作全部ひとりでやってみたり、メンバー構成変えたときにどう動けばいいかやるのを意識的に組み込むのいいかもと思った。仕事でやるのか業務外でやるのか微妙だけど。

本は2時間で読んだし超雑にまとめたで読み違いとかあったらすみません。


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