（翻訳元記事）

攻撃的な相手に吹き飛ばされそうになったことはありませんか？
もしそうであれば、悔しいことこの上ないことをご存知でしょう。

いずれ彼を捕らえる手札があると自分に言い聞かせていても、その場はやってきません。
それどころか、フォールドに次ぐフォールドをしなければならず、苛立ちのあまり、タイミングが悪いブラフやヒーローコールをしてしまい、うまくいかなくなります。

でも、それを防ぐ方法があるんです...。

この記事では、ハイステーク・キャッシュゲームのプロ、Uri Pelegが、アグレッシブな相手を攻略するためのシンプルで効果的なヒントを紹介します。

Uri Pelegのアグレッシブな相手に対応するための5つのヒント

1. 強い手札でよりパッシブにプレイする

2. 早いストリートで弱い手でフォールドまたはレイズする。

3. ドローをより積極的に行う

4. より広くコールする（ただし極端にはしない）

5. ショーダウンの情報を守ることを考慮する（つまり、あなたの戦略を知る手がかりとなるショーダウンをしない）

これらは簡単なアジャストのように思えるかもしれませんが、これらのアジャストを効果的に行う方法を知っているプレーヤーはほとんどいません。その上、全く調整をしない「GTO」プレイヤーもたくさんいます。

アグレッシブな相手に対してGTOをプレイすると、相手がよほどの失態を犯さない限りは収支が合うということを理解しておくことが重要です。
もしあなたが相手に対してエクスプロイティブなアジャストをしないのであれば、それは単にテーブルの上にお金を置いているに過ぎません。

手札の例を見て、アグレッシブな相手に対して行い得るアジャストについて考えてみましょう：

ハンドの例

ブラインド $25/$50。3ハンデッド。

ボタンは$1,376のスタック(27.5bb)でハンドをスタートした。
Uriはビッグブラインドでカバー。

注：このセクションの焦点は、Uriの特定のハンドよりも、Uriのレンジをどのようにプレーすべきかを分析することにあることを心に留めておいてください。

プリフロップ

ボタンが$100にレイズ。
Small Blindがコール。
UriがJ♦ 9♥でコール。

プリフロップの分析

ここは素直なところだ。Uriはコールに5：1のオッズがあり、手札はよくドミネートされるものの、フロップをみるには十分なハンドの強さを持っています。

フロップ

フロップは9♠ 3♠ 2♠。
ポットには$300が入っています。
アクションはボタンまでチェックで周り、ボタンが$100をベット。
Small Blindはフォールド。
Uriはコール。

フロップの分析

これは、2人いる状態でベットしたアグレッシブな相手に対するUriのレンジとしては厳しいところです。
J9(スペードなし)は確かにリバーにコールダウンすることを熱望するハンドではありません...。

つまり、33%のポットサイズのベットに対して、J9は相手のレンジに対してそれなりに良い結果を出しているのです。
このサイズを使うアグレッシブな相手は、77のようなフロップでベットしてチェックダウンするようなハンドを含む、マージドレンジ（=コンデンスドレンジ）でそうしている可能性が高いです。

もしこのフロップでオーバーフォールドをしたいのであれば（上記2のアドバイスのように）、A2や44（スペードなし）のような弱いペアハンドや、Ax 6♠のような通常フローティングするのが理にかなっているハンドをフォールドすればいいでしょう。

これらの組み合わせは「GTO」ではコールであるが、GTOコールレンジの一番下であり、Uriは頻繁にバレルする攻撃的な相手に対してはフォールドであると主張しています。

とにかく、J9はフロップでは明確なコールで、ターンではフォールドの可能性が高いようです。

ターン

ターンは(9♠ 3♠ 2♠) Q♥。
ポットは$500。
Uriはチェックし、ボタンの$250のベットに対してコールしました。

ターンの分析

Uriの対戦相手は、ここで強いベットサイズを使い、ターンで彼のレンジ（と彼の特定の手札）を厳しい状況に追い込みます。
もしUriがリバーのアグレッションを予想しているのであれば、通常よりも多くの9xでタイトなフォールドをするのに良い場面かもしれません。

しかし、9xをオーバーフォールドすることの難しさは、相手がポットの半分程度しかベットしていないことです。
もしこれが75％のポットサイズのバレルだったら、Uriは簡単にフォールドできると思います。
しかし、このサイズでは、J9はもう一度コールせざるを得ないと彼は考えています。

リバー

リバーは (9♠ 3♠ 2♠ Q♥) T♣。
ポットに$1,000がある中、Uriは$50のミニベットでリード。
ボタンはコール。

リバーの分析

(このリバー分析ではUriの言ったことをパラフレーズする)

「私はポーカーをプレイするとき、新しい戦略を試すことが多い。リバーラインでのミニドンクベットはもうあまりしませんが、その理由は以下の通りです：

ターンで相手がポットの半分をベットしたとき、彼は自分のレンジをJ9より悪い本当に弱いバリューハンドか弱いブラフに絞ったと思ったのでしょう。

このリバーに来たとき、相手は私のドンクベットをコールするようなバリューハンドをたくさん持っていると思う。しかし、レイズできるようなバリューハンドはあまり持っていないはずだ。

ここでの私のプランは、相手が大きくオーバーブラフせざるを得ないと感じ、私がヒーローコールできることを期待して小さくベットすることだった。"

この場合、相手がリバー時にグッドペアの場合、ストレートにコールしているが、アグレッシブなプレイヤーに対しては、このような厄介なラインはミスを誘発する可能性がある。

結果

対戦相手はJToを見せ、$1,100のポットを獲得。