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クリエイターの弾丸は有限か無限か。

1日に投稿されるnoteの数が1万件を越えたそうだ。

同様にインターネットに存在する情報量はとんでもなく増えている。世界中の海岸の砂粒の数に等しい(無限だ)と言われるほどに。

ここ数年で、何者かになろうとした僕たちから溢れ出した情報は、想像できないほど大きく溢れ出したように思う。異常なほどに。

承認欲求が満たされる場所を探して、新しいプラットフォームができればそこに群がり、満席になればまた、新しいプラットフォームに乗り換える。

通信技術とリテラシーの向上と共に、まるで椅子取りゲームが開催されているようだ。しかし、プラットフォームの形態はそろそろ終焉を迎えるのではないかと思う。

文章→画像→動画→音声→…。

僕はこの次の形態が思いつかない。プラットフォームは表現の極地が近づいているのではないかと思う。

前述の通り、インターネットには膨大な量の情報が蓄積され、各プラットフォームも軒並みトップクリエイターで満席状態だ。

では、実績も影響力もない若者や僕みたいな凡人は、そこに割って入るために一体どうすればいいのだろうか。

継続性とクリエイターの弾丸

日本は「継続は力なり」「明日やろうは馬鹿野郎」など継続の重要性を説く言葉が好意的に使われ、「三日坊主」「飽き性」など長続きできないことに嫌悪感を抱く傾向が強いように感じる。

だから、「毎日ツイートしよう〜!」とか、「毎日文章を書こう〜!」みたいなことが正しい推奨行動として認識されやすいのかなと思う。

もちろん、インターネットや各プラットフォームの黎明期では、継続することで得られることは多いと思う。間違いなく継続は、たくさんのモノをもたらしてくれるだろう。正しいPDCAは僕たちをレベルアップさせてくれる。

だがしかし、信じられないくらい情報で溢れかえる現代において、毎日情報を出す価値は変化しているのではないだろうか?

ジャンプだって週1回。漫画の単行本なんて2~3ヶ月で1冊。小説なんて1~2年で1冊だ。音楽だって映画だって途方もなく長い時間をかけて作られている。なのになぜ、インターネットの情報発信は2~3時間程と、こんなにも手軽すぎるのだろうか。

本来、人の心を動かすような素晴らしい制作物は、凄まじい時間と技術が注ぎ込まれている。インターネットは手軽に情報を発信できる反面、この事実が抜けやすいのかもしれない。

そもそも、クリエイターが持っている弾丸には限りがあると思う。文章を書きたい!!!という人にトピックを書き出してもらうと、平均で3~5個くらい、多い人でも10個くらいではないかと思う。(ここ感覚でごめんなさい)

あなたが生きた長い年月の中で、本当に書きたいと思っていることは、実はあまり多くない。初心者が上級者と対等に戦うことが出来る、ありったけの熱量を込められる弾丸は、かなり限られているのだ。

小さなクリエイターが持っている弾丸は、無限に近いガトリングではなく、拳銃ほどの限られた弾丸数なのかもしれない。

(※注 書きたいことを書く技術と、書きたいことを探す技術は別物で、当初抱えている書きたいことは無限ではない意味。)

一方で、「まずは手軽に発信してみましょう〜!」という意見もよく分かる。書くハードルを上げない重要性もよく分かる。

しかし冒頭の通り、1日に投稿されるnoteは1万件を越えている。情報という括りで考えるなら、まさに浜辺の砂だ。この状況下で、あなたがどうしても伝えたい想いを、誰かに伝えたいと願うなら、あなただけの弾丸を1つ1つ、丁寧に書き上げるべきではないかと思う。

世の中で反響を呼んでいる作品や、誰かを撃ち抜くような制作物の多くは、それだけ想いや時間が詰まっているのだから。

逆に継続性を重んじて、あなたの書きたいことを一通り書いたが、思った以上の反応を得られなかった時の絶望は、もう一度立ち上がる気力を無くす程の殺傷力がある。この絶望は、僕もたくさん経験した。

もしかすると、現代の創作活動は、作品を短いスパンで作り続けるのではなく、アイディアの最大化を目指して、納得いくまで継続して考え続けることに比重が傾いていくのかもしれない。仮に手が動いていなくても、頭が動いていればそれは継続と等しいだろう。

インターネットが誕生してから、もうすぐ60年が経つそうだ。競技人口と積み重ねた時間から見て、たとえ才能があっても、訓練や練習なしで活躍できるステージを終えつつあるのかもしれない。(※天才を除く)

だから、あなたの長い人生の中で、書きたいと思った限りある弾丸に、これ以上ないくらいのこだわりを詰め込む選択肢を持つべきなのかもしれない。

コンテンツや情報で溢れかえったインターネットの砂浜では、異常な想いや狂気的な熱量や時間、技術が込められたものが光を放ち、誰かに見つけられるのだから。

そして同時に、将来の子どもたちや若者には、キラキラした情報で溢れた砂浜を残していけたら、それは素敵なことだなぁと思う。

もし、その表現の途中で心が折れてしまいそうなら、尊敬する誰かに習っても、仲間を作ってもいいと思う。

たとえ才能があっても、競技人口が多ければ、才能は埋もれてしまうかもしれない。誰かに基礎を学ぶことで才能は開花する。野球だって料理だって演奏だってそうだから。きっと、インターネットで書くことだって、もうその領域だろう。

人生を好転させるほどの自分だけの弾丸を連射して、自らの才能の無さや社会に絶望するのではなく、弾丸の精度を磨き上げる選択肢を持とう。

もし、磨き上げた弾丸が誰かを撃ち抜くことができなければ、徹底的にその要因を探ろう。人に習ったりアドバイスを貰っても良いだろう。

そして、限られた弾丸の中から、渾身の作品を生み出すことに挑戦してみよう。絶望的に情報で溢れた現代で、凡人が創作を続けていくためのモチベーションを得るために。

一度も当たらないパチンコなんて、きっとだれも続けられない。

だから、ありったけの力を込めて強引に大当たりを引き寄せよう。会ったこともない誰かの感想や、自分の想像を上回る創作物が拡がった時の快感が、僕たち凡人に自信を与えてくれるんだから。

情報で溢れた現代で、凡人が勝ち上がっていくためには、情報は簡単に公開すべきでは無いのかもしれない。自らの弾丸とモチベーションを活かすために渾身の作品を作ろう。

継続は、その後でもできるんだから。

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うすい よしき

肩書:READYFORマネージャー/Voicyジャーナル編集長/25歳 エモい感じの文章を夜な夜なゆっくり綴っています。

○○年前の自分へのアドバイス

店舗設計を仕事にして10年超え。就職、独立、結婚、育児。人生中盤スタート地点、キャリアも中堅を迎えた今だからこそ伝えたい、昔の自分へのアドバイス。
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コメント1件

読みました。
面白いですねー。
ちょっと盛っている気もしますけど。
筆者の書いている通りで、毎日投稿すれば良いモノというわけではないですね。
素人がそれをすると、確実に内容が薄っぺらいモノになっていく。
では、逆に、熟成をかけて、中身の濃い(考えさせられる)ような記事を出すならば
それは、そうそう毎日できるものではありません。

では、誰ならできるのか。
筆者のようなプロの方ですね。
プロの人は、高いクオリティーを保ちながら、毎日投稿する。
しかも考えさせられるような鋭い内容。
しかもストックは50〜100本以上あり、長期で休んでも、編集かけて出すだけ。

素人とプロの違いです。

もしも素人がそれをするならば、複数の人で回さなければできません。
ただし、文体を統一するのは難しいものです。
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