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「2018年はてぶ年間TOP記事100選」から傾向と必要要素を紐解いてみる。

数年前から言われ始めていますが、年々、書籍の売上は減少傾向にあります。では、本が売れなくなった分、人間はどうやって知識を得ているのでしょうか?

もしかしたら、書籍からWeb記事へ。情報取得の方法に変化が起きているのかもしれません。

そう考えたとき、去年、2018年のはてなブックマーク上位100記事を分析しておきたいなぁと思いました。

去年日本で最もブックマークされた記事にはどんな傾向や特徴があるのか?共通する事項があるのか?などなど個人的な観点で、気になる側面を勉強を兼ねて分析してみます。

こんな分析をやるのは恐縮で仕方がないのですが、自分のnoteが55位に入っていたので、頑張って分析して来年もランクイン目指すぞという気持ちと、自分自身の書くことに対しての成長を期待して書いてみようと思います。

今回の分析要素は以下のとおりです。TOP100記事すべて分析しようと思ったのですが、85位の段階で1万字を超えてしまい、Webの読み物としては長くなりすぎると思ったのでTOP20記事を分析をしてみようと思います。

正直、100記事を読んでみると、どれも心が動かされて素晴らしい記事でした。順位にもはや意味はないと感じています。なので、できるだけ客観的な指数をベースに分析してみます。

<今回の分析要素>
①文字数
(Web記事は2000~3000字が好まれる常識があります。しかし、本当にそうなのか?時代の流れと共に本が売れなくなり、Web記事には本の役割が求められているのなら、書き手が1人の編集者として、多少文字数が多くても力を込めて推敲した記事に流れが傾いていると感じているのかもしれない。Web記事の反響が最も集まる、はてなブックマークの上位20記事の文字数はどのくらいなのか?を調べてみます。)

②コメントのネガ/ポジ(2018年、はてなブックマークで最もブックマーク数が多い記事に寄せられるコメントは、ネガティブなものが多いのか?ポジティブなものが多いのか?今の時代の読まれる記事には、どんな反応が集まる傾向にあるのかを気合の手動で調べます。)

③ジャンル
(万人に刺さるジャンルが多いのか?それとも小さなパイに深く指す方が良いのか?どんなジャンルのWeb記事を人は好んでブックマークするのか?を調べます。)

④媒体(大きなWeb媒体のほうが話題になりやすいのか?それとも名もない個人のブログでも読まれ、コメントが巻き起こるのか?書き手や媒体による反響の集まりかたを調べます。)

⑤文章に含まれるコンテンツ(文章の中にどのくらい引っかかるポイントがあるのか?を調べます。ここは個人的なさじ加減になりますが、これはツイートしたい!と思った観点で、文中のコンテンツやワードを抜き出してみます。1つの大きなコンテンツで書かれているのか??いくつかコンテンツが散りばめられているのか?を調べます。)

⑥写真(文章内にどのくらい写真が使われているか?またどのような写真が存在する傾向にあるのかを調べます。)

各記事の概要やコンテンツを書き出したので、記事を読まなくてもざっくりと理解できるようにはなっています。最後に去年最もブックマークされた記事は、平均何文字で書かれているのか?WEBメディアが多いのか、個人ブログが多いのか?などなどまとめてみましたので、時間のない方はまとめまで読み飛ばしてもいいかもしれません。

読まれる方は、1万字を超える分量なので、適度に休みながら御覧ください。

では、やってみます。(※あくまで個人的な価値観でのまとめになりますことをご了承ください。)

・・・

20位 羽田と成田を間違えたけど間に合った話

羽田空港と成田空港を間違えてしまい、急いで羽田から成田に向かったというお話です。

①文字数:4895字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:日記。

④媒体:note。

⑤文章に含まれるコンテンツ
1.冒頭が面白く、かつ先に空港乗り間違い時の対応策がまとまっているのでメモとしても機能する。

2.かっこいい文章ではなくリアルな心境と切迫感が伝わる表現で、ユーモアもあって面白く読むことができた。

3.途中に登場するタクシードライバーのおじさんがかっこいい。諦めなことの重要さ、タクシーのおじさんのプロフェッショナルな立ち振舞いに感動してしまう。

⑥写真:3枚。

感想:羽田と成田を乗り間違えたときのライフハック的な構成ではなく、焦りやリアルな心境を感じられる構成であることで物語のようになっていた。ユーモアな表現が多く、くすっと笑いながら読み進めていた。読み終わった後も、これ面白いからシェアしたいという気持ちに駆られるほど面白かった。冒頭に空港乗り間違い時の対応策がまとまっているので、メモとしても機能するかもしれない(?)

19位 人生に物語は要らない

文章を書いたら大きな話題になり、その勢いでKindleで出版したが売れず、ホームレスに。その後除染作業員となり、貯めた資金で北海道で住み、東京で働きながら大学受験をするという、波乱万丈の自分の人生を模した文章。人はついつい逆転劇のような物語に期待してその物語を生きようとしてしまうけれど、というお話を若者に向けて書かれています。

①文字数:7797字。

②コメントのネガ/ポジ:かなりポジティブ。

③ジャンル:若者の将来について。

④媒体:個人のブログ。

⑤文章に含まれるコンテンツ
1.特別なことなんて何も起きなくていい。夢も希望もなくていい。人生に物語は要らないということ。

⑥写真:0枚。

感想:文章を読んでいて、等身大で欲がないという印象を強く持ちました。だからこそ読了後に、雑味がなく、染みるように深く突き刺さるなにかがある気がしました。すごく優秀な方だと思ったのですが、目立とうとかカッコつけようという表現が一切ないので、純粋に共感するという気持ちが起きるのかもしれません。個人的にとても新鮮な価値観だった。

18位 エネルギーがない人が新しいことをはじめる時のコツみたいなやつ

どうやって人生を良くすることができるのか?という問に、けんすうさんがお答えした考えについて。

①文字数:2850字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:生き方論。

④媒体:note

⑤文章に含まれるコンテンツ
1.人生詰んだと思っちゃう人は、新しいことをするエネルギーが足りていないため、何も始められないのでは?ということへの回答。

2.何かを決断するには膨大なエネルギーが必要なため、1日にできる量は限界があるみたいな話がある

3.「能力の高くない人がどうやって人生を良くすることができるのか」というのを考え着いた結果たどり着いたのが「習慣化」

4.人間はストレスが溜まっている時こそ、習慣の力に頼るというのがある

5.人間は、意識的にすることよりも、無意識にすることのほうが得意

6.無意識に良い行動をするようになると、それだけで人生よくなる

7.「ものすごい簡単なことから習慣にしてみる」ということがオススメ。挫折するのが難しい、というレベルまで落としてみるのがオススメ。

8.なぜ、簡単な行動からはじまるかというと、そもそもやる気というものは行動しないと出てこない、言われているからです。

⑥写真:0枚。

感想:一文一文がためになり、このワードツイートしたい!と思わせる表現の連続で、正直圧巻の文章でした。昨年のはてぶランキングの中で、2人だけ複数ランクインしているのですが、それが、けんすうさんとよっぴーさんだけなのですが、その理由がなんとなく理解できました。

文章は3000字以下で、相対的にすごく文字数が少ない文章でした。逆に言うと、少ない文章で沢山の人がコメントを残すという行動を引き起こしているので、けんすうさんの文章はとんでもないなと思わされました。

表現に無駄がないという常識的な美しさではなく、ためになる事が最小限の言葉でまとめられていて、美しさの前提価値観が違うのかもしれないという感覚を持ちました。

17位 NTTの株価総額が世界一だった時に、Microsoftに転職した理由

NTTからMicrosoftに転職した理由について。

①文字数:6141字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:退職(転職)エントリー。

④媒体:個人ブログ。

⑤文章に含まれるコンテンツ
1.当時のNTTでは、順番(年功序列)が重要視されていて、理解できないことも多かったということ。

2.ソフトウェア・エンジニアは貴重で、優遇されるべき存在なのです。 それを理解せずに、せっかく採用した理系のエンジニアにコードを書かせず、早々に管理職にしてしまう日本企業が、まっとうな戦いが出来るわけがない。

3.退職の際に面接をされた所長の方が資料として持って来たバインダーの背表紙に「新人類」と書かれていたこと。

⑥写真:0枚。

感想:去年流行った退職転職エントリーのはしりの記事。前職の悪い風習や違和感さえもリアルに綴られていました。そこの部分を書いても、コメントがネガティブにならなかったのは、思ったことを正直に書かれているため、共感が集まったのかもしれません。そのため、コメントも批判的なものが多いというよりは、古い価値観はアップデートすべきだよね。というポジティブな方向に向かっていました。

ネガティブな表現などを使用して、感想にポジティブな発言を生むというのは、とても難しいことだと思うので、書き方次第でそれが可能になることを知れたことが大きいなと思いました。

16位 物件契約時の初期費用を交渉したときのメモ

引っ越すことになったので、初期費用など様々な要項に対して交渉した文章。

①文字数:2867字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:引っ越しについて。

④媒体:はてなブログ

⑤文章に含まれるコンテンツ
1.仲介手数料は基本的に「1ヶ月の賃貸料x0.54」ということらしい。 だが実際のところ、仲介手数料の欄を見ると「一ヶ月分」の賃料が取られていることが多いそうな?

2.鍵の交換費は物件の問題なので、賃貸人(つまり家主)が負担すべき

⑥写真:0枚。

感想:読了後、まじか。これはシェアせねば!と思った。引っ越しはほぼ全員調べたり、興味を持ったり、やったことがあると思うので、まずコンテンツがうまいなあと思った。

誰でもわかりやすいように、かつ実践できるように、法律の難しい文章→噛み砕いた文章へ→一般の方でも使えるように優しく加工。という形で同じように工夫して書かれていたので非常にためになり読みやすくシェアしたくなった。

これが、ただ仲介手数料はこうした方がいい!とかだとぜんぜん違う結果になったんだろうなあと思った。文章は労を惜しまず、表現に最大限の工夫を施すべきだよなあと気付かされた。工夫はいついかなる時も大きな力を発揮するなあと改めて。

はてぶのコメントも文章自体へのネガティブなコメントはあまり見られなかった。(不動産業界へのネガティブコメントは多かったですが)

例えばちゃんと法律を引用してなかったり、誤った知識を書いていたら炎上していた可能性があるので、感情で書かずにしっかり調べながらも、誰にでもわかりやすく実践できるまで、文章を落とし込めていて凄みを感じました。

15位 メンタルが豆腐の人向けの、あまり落ち込まないための工夫

メンタルが弱く落ち込みやすい人はどうすればよいのかが書かれた文章です。

①文字数:3673字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:生き方論。

④媒体:note。

⑤文章に含まれるコンテンツ
1.悪いことを思い出しそうになったら右上を見て「明日何にしようかな」とか、「次に何食べようかな」みたいな気楽なことを考える。

2.悪いことを考える時に意外と多いのが、同じことを頭の中でぐるぐる何度も再生しているということ。こういう時におすすめなのは、一度、紙とかに書いてアウトプットしてしまうことです。

3.

⑥写真:0枚。

感想:ランクイン2つ目のけんすうさん。冒頭で書き手のけんすうさん自身もメンタルが弱いことを告白されていたので、安心して読み進めることが出来た。この一連の表現が無ければ、きっとあなたはメンタル強いですからね。系にコメントが流れていった気がするので、コメントへの配慮というか予想的な部分がすごく設計されているなあと感じた。

14位 トップレベルのコンピュータエンジニアなら普段からチェックして当然の技術系メディアN選

〜〜が知っておくべきサイト20選とか、エンジニアなら今すぐフォローすべき有名人とか、いつも釣られてみにいくと全く興味なかったり拍子抜けしたりするわけだが、こういうのが並んでいたらあまりの格の違いに絶望してしまうだろうというものを適当に並べてみた。という記事。

①文字数:5234字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:まとめ記事。

④媒体:個人ブログ

⑤文章に含まれるコンテンツ
1.情報サイト、有名ブログ、企業系、トップカンファレンス系などの参考になる情報源を、特徴と共にまとめてられている。

⑥写真:0枚。

感想:まさにレベル高すぎるまとめだった。はてぶのコメントも、やる気出た!というコメントと、レベル高すぎるというコメントに二分していた。

エンジニア以外の方が見た場合、とても参考になるわけではないと感じたので、エンジニアを中心にコメントが付いて話題になっていたので、その土壌で深く拡がった印象を感じました。

13位 Wi-Fiはタダで使えると思っている奴多すぎ問題

スマフォキャリアについてあまりにも理解していなかったり、自宅に3回線Wifi引いちゃってたり、Wifiにパスワードかけないからお隣さんにも使わせちゃってるとか、わりと衝撃の事例紹介から、リテラシー不足について書かれている記事。

①文字数:3799字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:インターネット系。というか、基礎知識、教養系というか。

④媒体:はてなぶろぐ

⑤文章に含まれるコンテンツ:
1.光回線までも自分のキャリアのものしか使いたくないと言うので家族それぞれに専用光回線を引いてる家庭が結構あるのだという。1軒で光が3回線もある家って、配線どんな状況になってるの?っていうか、月額とんでもない料金になってない?など。

2.「家族が全員Wi-Fiにパスワードかけてないの。そしたら近所の方々がみんなうちのWi-Fi使ってるらしくて、『Wi-Fiダタで使える』って、お隣さんが自宅で使ってた光回線解約しちゃったみたい。昨日そのお隣さんに『解約されたらウチもネットできなくなるんで、絶対解約しないでね』って頼まれちゃった」など。

3.「どんだけ世間にパスワード無しWi-Fi飛んでんだ?どんだけWi-Fi泥棒してる奴いるんだ?いつか捕まるかも、って考えないのだろうか。そもそもそれが犯罪だって気づいていない奴ばかりなんだろうな。」

4.上司に「光3回線って本当にできるんですか」って聞いたら「できるよ、そんな珍しいことじゃないよ」だってさ。珍しいだろ!など。

⑥写真:0枚。

感想:個人的には、一家にWifi3回線ひいちゃうとか、パスワードかけないとか、衝撃の内容だった。とはいえ、スマフォキャリアやWifiの説明書があるわけでもないし、理解できていない人がいても仕方ない気がしたし、その気付きをもらった気分になった。アメトークのiPhone使えない芸人を見ているときに近い感覚。

Wifiの話だけではなく、スマフォのキャリアの話もユーモラスに混ぜ込んで、広く興味を持てる構成になっていて、とてもうまいと感じた。コメントも日本やべえな。という方向ではなく、書き手への共感や注意喚起的な役割を担っていた。ユーモラスな表現の効果でネガティブな方向に流れるのを防いだのかなあと感じた。

12位 6年勤めたNTTを退職しました

6年勤めたNTTを退職しましたという筆者のリアルな判断基準や、社内のリアルな様子について。

①文字数:5533字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:退職ブログ。

④媒体:はてなぶろぐ

⑤文章に含まれるコンテンツ:
1.NTTの社内環境などリアルな情報が書かれている。

2.NTTという企業でも上の世代が知識に疎いという、わりと社会問題的な所。

⑥写真:0枚。

感想:個人的には、難しい話も多く深く理解できたわけではないのですが、リアルに良いところ、悪いところを書かれていた印象。偏見のないリアルな主張が、共感を呼んだように感じた。

11位 群衆の英知もしくは狂気

人のつながりについて知れるインタラクティブ

これはブログと言うより、インタラクティブ系サイトなので分析は無し。

10位 「エアコンの嫌なニオイが完全に消えた」 “窓全開、16度で1時間つけっぱなし”で本当にニオイが取れる理由

エアコンの匂いを完全に消す方法について。

①文字数:1303字。※TOP100の中で最小文字数。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:ライフハック

④媒体:ねとらぼ

⑤文章に含まれるコンテンツ:
1.エアコンから嫌なニオイがするときは、部屋の窓を全開にして16度で1時間つけっぱなしにすると解消できる

2.低い温度で冷房運転すると、熱交換器やドレンパンに付着して残ったニオイ成分が結露水に溶け込み、洗い流されてニオイが軽減される仕組み

⑥写真:2枚。

感想:完全にエアコンの匂いに関するライフハックの1点勝負。余分な情報やユーモアは一切なく、TOP100記事の中で圧倒的に文字数が少ない文章。

ここまで分析していて、生き方や仕事論などは、長い文章の方が読者の反応を促しやすい傾向がありそうですが、ライフハックは完結で短いほうが良いかも知れない。書くことに対して、文字数を調整することが重要で、当たり前だが単に長く書けばいいわけではないし、短い文字でここまで反響を呼べるのかとびっくりした。

9位 仮想通貨マイニング(Coinhive)で家宅捜索を受けた話

「不正指令電磁的記録 取得・保管罪」、通称ウイルス罪とのことで、人生ではじめて警察のお世話になる運びとなりました。という筆者のその時の様子や経緯を記した記事。

①文字数:7409字。

②コメントのネガ/ポジ:ネガティブ。

③ジャンル:日記?

④媒体:doocts

⑤文章に含まれるコンテンツ:
業界用語や法律の専門的なワードが多く、実力不足もあり深く理解できない部分が多かったため、語弊がある表現になる可能性もあるため、記載はなしにしました。

⑥写真:0枚。

感想:本文に対して深い理解が出来ていないので、コメントの傾向のみの感想です。コメントの多くは、神奈川警察のサイバー部への知識不足の懸念や、取り調べに対するコメントが多く集まっていました。

8位 サイバー警察に家宅捜索を受けた際の体験談

2018年4月に埼玉県警のサイバー警察に自宅の家宅捜索を受けた時の体験談

①文字数:22787字。

②コメントのネガ/ポジ:ネガティブ。

③ジャンル:日記?

④媒体:IT議論

⑤文章に含まれるコンテンツ:
業界用語や法律の専門的なワードが多く、実力不足もあり深く理解できない部分が多かったため、語弊がある表現になる可能性もあるため、記載はなしにしました。

⑥写真:2枚。

感想:9位の記事と同様で、警察の知識が現状に追いついていなく、こういった事件が起きてしまっている現状へのコメントが集まっている。

7位 2018年春までに感動したビジネスモデルまとめ13個

話題のビジネスモデルをわかりやすく図解し、いくつかの図解をわかりやすく紹介している記事。

①文字数:12437字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:ビジネス図解

④媒体:note

⑤文章に含まれるコンテンツ:
1.俺のフレンチは、立ち食いにすることで通常の3倍の顧客回転率にし、一人当たりの専有スペースも小さくした。それにより、何倍も安くても成り立つ料金設定にした。プライシングが天才的。

通常飲食の原価率は3〜4割程度が多いところを、俺のフレンチは6割以上の原価率をキープ。それは、一流のシェフを引き抜くために、好きな食材を好きなだけ使っていいということを謳い文句にしたからと言われている。

2.サマリーポケットは、東京は特に地価が高いので、地方から越してきて荷物の多かった人なんかにはうってつけ。実際、首都圏在住のユーザーが全体の7割を占めているみたい。

何より感動したのは、途中で追加されたオプションの、おまかせヤフオク出品サービス。預けた荷物で、これはもういらないと思うものは、選択するだけで簡単に出品できる。

3.未来食堂は、お客さんの要望を聞いておかずを提供するというオーダーメイドに近いもの。未来食堂は「あなたの”ふつう”をあつらえる」という事業コンセプトの元、一見非効率なところに仕組みをつくることで、飲食業界の常識に一石を投じている。

他にも、50分手伝うとただめし券がもらえる「まかない」という仕組みや、そのただめし券を自分が食べる代わりに置いていき誰かが使えるようにする恩送りのような仕組みなど、ユニークな取り組みに挑戦してる。これら様々な取り組みによって、25%前後の売上原価におさえながら、昼のピーク時に最大7回転するなどの高回転率を実現。すごい。

4.Cansellは、ホテル予約してたけど急にどうしても行けなくなった..みたいなことない?そんなとき、ふつうはキャンセル料金がまるごとかかっちゃうけど、Cansellを使うと自分の宿泊予約を売ることができるのでお得。逆に、安く泊まりたい人にとっては、ここから買うことで安く買える。70%オフのもあったりする。安い。

5.Unipos。メルカリにも導入されてるUnipos。社員同士の小さなボーナス給の仕組み。社員の日々の目に見えづらい成果をどう評価するかはこれまでも課題だった。それをうまく仕組みで乗り越えている。

6.ポプテピピック30分のアニメ枠なのにも関わらず最初の15分が終わったらエンディングが流れ始め次の15分ではほぼ同じ内容が再放送される(但し起用される声優が異なる)という前代未聞の作品。

7.ZOZOSUIT。採寸できるボディスーツ、ZOZOSUIT。これまで服をインターネット上で買うときの最大の欠点は、試着ができないこと、つまりサイズ感が合うかどうかがわかりづらかったことだ。そんな中ZOZOSUITは、着るだけで自分の体のサイズが自動で計測されるというシンプル極まりないソリューションで世間を驚かせた。しかも、無料で配布するという(実際は送料200円だけかかる)

⑥写真:13枚。

感想:話題になったビジネスモデルが、図解されていて何がすごいのかが、わかりやすく図解と文章で解説されている。1つの記事からたくさんの学びを得られるので、ほんとに革新的だなあと思った。

コメントを読んで、文章だけでも図解だけでもなく、両方がセットになっていることで、読み手の理解度を今までになく上げているように思えた。とはいえ、入念な下調べとデザイン力があってこそである。

流行りのビジネス構造は知っておきたいが、なかなか把握するのが難しいので、アイディアと実行力とその美しさがほんとすごいなあと思った。

6位  おっさんから若者に贈る「経験を買う」6冊

結論から言うと、経験は買える。適切なタイミングで適切な本と出会うことで、しなくてもいい経験や、身につけておくべき知恵を”買う”ことができる。今「おっさん」である私から、20年前の「若者」だった私に、いい仕事をする上で読んで欲しい本を選んだ。という若者へのおすすめ本のまとめ記事。

①文字数:7583字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:まとめ記事

④媒体:わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

⑤文章に含まれるコンテンツ:
1.適切なタイミングで適切な本と出会うことで、しなくてもいい経験や、身につけておくべき知恵を”買う”ことができる。

2.緊急度×重要度の話。教授が学生に壺に岩を入れるように指示した。目一杯岩を入れた時、教授は学生にこれで一杯になったかな?と聞いた。学生が「ハイ」と言った。教授は砂利を取り出してその壺に入れた。その後、砂、水と壺に入れ、何が言いたいかわかりますか?と生徒たちに質問した。

一人の学生が手を挙げた。「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」
「それは違う」と教授は言った。

「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度とないという事なんだ」君たちの人生にとって”大きな岩”とは何だろう、と教授は話し始める。それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり・自分の夢であったり…。ここで言う”大きな岩”とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君達はそれを永遠に失う事になる。もし君達が小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、君達の人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。

3.「怒ることは、自分で毒を飲むのと同じ」。ブッダが説き、本書で紹介している方法は、「怒りを観る」だ。怒りは観られた瞬間、消える。ということ。

4.経験は買える。本屋で売ってる。ただ適切なタイミングで適切な本に出会うことが肝心なのだ。

⑥写真:9枚。

感想:おすすめの本のまとめ記事なのだが、冒頭に本を読むことで得られることなどが書かれていたり、緊急度×重要度の話という素晴らしいお話が書かれてから、まとめ記事が始まっている。その工夫のおかげで、単なるまとめ記事とは全く読了率が異なると感じた。

基本的なまとめ記事は、◎◎が厳選!!!圧倒的〜〜な本6選!などタイトルを大きく表現して、各本の良いポイントをまとめていることが多いと個人的に感じているが、この記事は書き手がおすすめしている本のことを深く理解して、わかりやすく端的に、魅力や得られる効用を説明している。タイトルも変に大きくして読み手を集めるのではなく、本文のクオリティで勝負している印象を持った。当たり前だけど、紹介する本を何度も呼んで理解度が高いということが伝わってきた。

また、どんなタイミングの人に向いているか?なども読み手に合わせて紹介していて、強いホスピタリティを感じられる文章だった。情報をまとめた記事ではなく、工夫とホスピタリティーが詰まった文章になっていた。

5位  在宅ワーカーのためのハンドブック

厚生労働省による、在宅ワーカーの基礎知識などがまとめられたサイト。

①文字数:今回は計測しない。在宅ワークへのアプローチ、在宅ワークの仕事の流れなどが、PDF資料でまとめられたサイトだったため。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:サイト

④媒体:厚生労働省

⑤文章に含まれるコンテンツ:今回は計測しない。在宅ワークへのアプローチ、在宅ワークの仕事の流れなどが、PDF資料でまとめられたサイトだったため。

⑥写真:0枚。

感想:資料を見たが、非常にわかりやすく、在宅ワーカーにとって欲しい情報がまとまっているのではないかと思った。すごくクオリティが高かった。厚生労働省のサイトで、こんなに好意的に受け入れられていて、なんだか感慨深かかった。はてぶのコメントもポジティブで、わかりやすいなどのコメントで溢れている。厚生労働省すごい。

4位  日本企業は「礼儀正しく時間を奪う」マイクロソフトが働き方改革で歩んだ“地雷だらけ”の道

マイクロソフトの働き方改革の失敗などを紹介しながら、どのような過程を踏んできたのかをまとめた講演を記事化したもの。

①文字数:17225字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:働き方について

④媒体:Logmi

⑤文章に含まれるコンテンツ:
1.マイクロソフトの澤さんの講演記事。ざっくり言うと会社の仕事は6割、それ以外で4割ぐらいの割合で他のことをやっている。とのこと。マイクロソフトではこれが許容されている。

2.アメリカと日本の「忙しい」は違う。日本の労働生産性は19年間ずっとビリ。19年間、G7の中で1度もビリから2番目になったことがない。こと。

日本人の「忙しい」「超忙しい」「俺すげー忙しい」という感覚は、だいたい残業では(仕事が)終わらなくて休日出勤までするような状態ですね。しかし、アメリカ人の忙しいとはどれぐらいかというと、8時間勤務時間があって、7時間35分ぐらい過ぎるともう忙しいと言い始めるんですよ。そういう感覚なんです。ということ。

3.日本企業は終身雇用が前提でしたので、会社の中で人を育てることに徹底的にコストをかけます。欧米の場合は人材の流動性が高いので、最初からそういったことは考えないんです。「スペシャリティを持った人を雇う」という考え方をします。

4.働き方改革の話をするとき、必ず管理職が思うこと。何を思うのか。「そんなにね、いつでもどこでも仕事ができるようにしたら社員が仕事をサボるのではないですか?」。心配しないでください。私の答えは1つです。「そういう社員はもうサボってます」

サボる人たちに合わせるのではなくて、イケてる人たちに合わせて「生産性を阻害するルール」を取り払ってください。そして経営者は「腹をくくってください」。そういう言い方をします。そのために最も大事なことは社員を子ども扱いしないこと

⑥写真:9枚。

感想:まず、個人ブログなどが圧倒的に多い印象でしたが、ここでWebメディアがランクイン。しかも、記事ではなくマイクロソフト澤さんの講演の書き起こし記事でした。(多少文章としても読みやすくなるように編集も入っていると思いますが。)

マイクロソフトの海外支社と日本支社を比べながら、日本の働き方について言及していますが、とにかく正確でリアルなデータ、生の声が元になっていて信頼感がものすごく、他の先進国との違いから日本の現状がわかる記事でした。

各章ごとに得られる情報が面白くて、コンテンツが凝縮された記事だなあと感じました。1万7千字を超えていますが、サクサク読み進めることが出来ました。

マイクロソフトだから実現できるのではないか?などのコメントも出ていきそうですが、ちゃんと記事内でもそうじゃないことを理論的に述べています。反応にも気を使いながら文章を構成されていて、澤さんは凄まじいなと感じました。喋った内容の書き起こしがこれだけ文章としても成立しているって、ものすごい、、、。

3位  話すのが苦手な人のためのプレゼンの裏技テクニック

話すことが苦手な方に向けて、うまくプレゼンをするためのコツを書かれています。

①文字数:4226字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:ビジネス系

④媒体:note

⑤文章に含まれるコンテンツ:
1.けんすうさんも話すのがヘタでして、コミュニケーションをとるのが得意ではない。ということ。

2.話す技術を向上することはできなくても、表面的なテクニックでなんとかカバーすることは出来る。

3.プレゼンをはじめる時のスタート方法なんですが、最初の5秒くらいで、笑いがとれるのが理想。

4.実は聴いている人も新しい人のプレゼンがはじまると緊張していたりします。どんな話なんだろう?おもしろいのかな?と身体が硬直している。

5.人は、「おもしろいから笑う」わけですが、実は「笑っていい場所だとわかりやすいところで笑う」

6.スライドはとにかくシンプルにしたほうがいいです。1スライド1つのことしか言わない、というのは鉄則です。

7.聴いている人たちは、なるべく少ない労力で、なるべく多くのものを得たいはずなので、スライドを理解させるということに頭を使わせないようにします。

⑥写真:7枚。

感想:え〜、けんすうさん、TOP20記事に3つ目のランクイン。すごすぎる。すごすぎてもはや柳田感。

この記事も最初に自分も話すのが苦手であることを書かれているので、同じ目線で読むことができます。コメントもあなただからできるんだよ!的なものはほぼ見られませんでした。コメントがとてもあたたかくて、好意的でした。

プレゼンのやり方って、幾通りもあって正解はない世界だと思うので、一歩間違えるとそうじゃなくない?とコメントされそうですが、ユーモアな表現を踏まえて書かれてるので、ガチレスする行為自体を生まないのかなあと思ったりもしました。

2位  今なぜHTTPS化なのか?インターネットの信頼性のために、技術者が知っておきたいTLSの歴史と技術背景

WebサイトをHTTPS化する最も大きな理由は、インターネットの信頼性を維持することです。TLS技術の現状や、安全なHTTPS化に何が必要かを、ヤフー株式会社の大津繁樹氏が解説します。という記事。

①文字数:23157字。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:Web知識系

④媒体:エンジニアHub エン転職

⑤文章に含まれるコンテンツ:
内容が専門的だったので、今記事は無しにしました。

⑥写真:13枚。

感想:個人的には、ユーモアがあるわけでもなく、惜しみなく専門用語が使われてた、専門性と読解力が必要な文章が2位なのか!と驚きを持って読みました。

もはや、短い本のようなでした。画像も使いながらわかりやすい記事になっていて、技術的なところが理解出来なくても、なぜ必要なのか一読の価値あり。というコメントもあり、そのとおりだなあと感じた。難しいことを読ませるという難しいことをこれだけの反響とともにやっているのは、冷静にすごいなと感じた。あとで読むためのブックマークなども多い印象でした。

1位  増田文学100選

はてなブログ内で、良いエッセイ系の文章は増田文学という愛称で呼ばれているらしい。その増田文学で反応の良かった記事をピックアップしている記事。

①文字数:文章自体はないので、なし。

②コメントのネガ/ポジ:ポジティブ。

③ジャンル:まとめ記事。

④媒体:はてぶ。

⑤文章に含まれるコンテンツ:文章自体はないので、なし。

⑥写真:13枚。

感想:文章自体はないので、なし。

・・・

去年最もブックマークされた記事は、どのくらいの文字数なのか?

今回、去年のはてなブックマークで最も話題になった上位20記事の平均文字数は「8,168文字」でした。

上位100位までレンジを広げると、平均文字数は10,000〜15,000字あたりになると思います。2〜3万字を超える記事もざらにありました。逆に3000字以下の記事は全体の10〜20%以下ほどでした。

これまでWeb記事は2000~3000字が読まれやすい文字層になっていた気がします。ですが、時代の流れと共に、本の役割がWeb記事に流れてきている感を今回の分析で察したので、コンテンツになる場合は文字数上限は気にせずに描き上げる選択肢も大いにありかもしれません。

逆に2000~3000字の記事は、TOP100記事の中の20%以下でした。もはや少ない文字数で人の心を動かす方が、実は難しいのかもしれないと思うほどでした。

間違えてはいけないと感じたのは、ダラダラと長い文章を書けばいいわけではないということでした。意味のある&面白いorためになる文章で、長さが出た場合のみ読まれる。という印象を持ちました。

長文だけど読むのが煩雑に感じられるものは、TOP100記事の中にはほぼなかったので、面白ければ長文でもぜんぜんOKだし、むしろその方が情報量も多く読者にいろんなことを感じてもらえるかもしれません。

単純に長いから読まないでしょ!というのは、もはや可能性を潰している可能性すらあるなあと感じました。

仮に本の役割がWebに流れてきていると仮定すると、ベストセラーWeb記事を作る。くらいの気概と文字量で文章を書いてみてもいいのかもしれません。

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昨年話題になった記事はどんな媒体から生まれているのか?

非常にサクッと作ってしまいましたが、TOP20記事の媒体割合はこんな感じでした。

WEBメディアからの記事が33%。ついでnoteが22%。はてなブックマーク、個人のブログと続いていきます。(あとは厚生労働省のサイトやインタラクティブサイトなどが入ります。)

Webメディアは、合算した数値なので、ぶっちゃけnoteから流入しているものが一番多くなっています。次にはてなブックマークです。

Webメディアじゃないと話題の記事を書けないという事はもうなくて、noteやはてなブックマークなど、個人の発信によるものがほとんどを占めています。まさに一億クリエイター時代という感じですね。よい文章を書いて、プラスの反響を生むことができれば、誰にでもチャンスがありそうです。

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はてぶ上位記事のコメントは、ネガティブ?ポジティブ?

2018年に日本で最もコメントが寄せられた文章を見ていく中で感じたことは、炎上や批判的なコメントで上位にランクインした記事は非常に少なく、100記事の中の10%ほどでした。ほとんどがポジティブな反応で盛り上がっていました。炎上や中傷されそうなセンシティブな話題でも、うまく言葉の妙でそれが起きないように文章が構成されているなあと感じました。

中でも言葉の妙というところは、かなり勉強になりました。

例えばけんすうさんは、うまく伝わるプレゼンについて書くときに、「冒頭で自分も話すのがとても苦手で、大人数の会議すらものすごく苦手です。」と文章を書き始めています。

もし、いきなりプレゼンについて書いても、それはけんすうさんだから可能なんでしょ。参考になりません。方向にコメントが向かう可能性もあるわけです。書きたいことをそのまま書くことは、別に間違いではないと思いますが、それだと読み手は違和感を感じさせてしまうんだと思いました。

上位の記事に共通していたことは、私的な意見をそのままの表現にせずに、うまく言葉の妙やユーモアを交えてコーティングしている印象を一番に感じました。

こういった気遣いができるだけで、そこへのネガティブコメントは防ぐことができますし、仮にコメントがあっても、他の読み手が「それ、違いますって本文中に書いてありますよ。」などと助けてくれるんだろうなあと思いました。

SNSが発達して、自分の発信力に力や正当性を感じられる時代ですが、配慮の行き届いた文章を書くという部分は失ってはいけないなあと感じました。多様な読み手の反応を予測して、その上で熱意や勢いのある文章は実現できる持った文章を書くべきだし、それができるということをたくさんの文章を読んで可能であることがわかりました。

理不尽な誹謗中傷に書き手が苦しみ、争いに発展し、情報がクローズされていくと、やっぱり文化も成長していきません。なので、批判される書き方をしてしまったことも書き手の責任だと考えてもいいのかなと思っています。

偉大な先駆者の言葉が、下の世代、未来の子供たちに残らなくなるのは悲しいので、うまく批判されない文章を書いて、素敵な文章はぜひとも残ってほしいものです。

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Web記事はタイトルで決まるのか。

Web記事で最重要なのはタイトルだ。というのをよく耳にします。それは疑わないし、真実だと思うのですが、今回100記事分析してみて、タイトルが最重要ではないことに気づくことが出来ました。

本当に当たり前のことなのですが、タイトルだけでなく、文章のコンテンツ、構成、導入の面白さ、表現の妙、読者へのトリガーの多さ、などなど全体的にレベルが高くないとTOPの記事になることは出来ないと感じました。

逆に文中の写真数。文章のジャンルに相関は感じられませんでした。伝えたいことに熱量を込めて最大限磨き上げるのが良いのかもしれません。

今回TOP100記事を見てみて、複数のエントリーしている記事を書いた人は、けんすうさんとよっぴーさん以外はいませんでした。なので1年で1つ、すべてが高いレベルで整った文章をかければ良いのかもしれません。これがとてもむずかしいのですが。

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今回の分析をもとに、勉強や実践を重ねて、来年もランクインできるような渾身の一本を書けるように頑張ろうと思います。

昨年のはてぶの上位記事は、平均文字数が8000字を超えていること。ニッチなジャンルでも十分戦えること。炎上で上位に入ることはほぼ無いこと。などがわかりました。

最後に去年最もブックマークされた100記事を、たくさんの時間をかけて実際に読み込んでみて、感じたことがたくさんありました。

読了後にはこのくらいのインパクトが必要だとか、どのくらいのコンテンツが詰め込まれているかなど、普段タイムラインで目に入ってくる記事では体感できないものを感じることができました。大量の時間と忍耐力が必要ですがおすすめです。

<完>




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