八村とレイカーズの現状
A「お久しぶりでございますm(__)m」
B「なんや、今回は妙にしおらしいな」
A「ハッチーが好調で大盛り上がり! といきたいとこなんやけどな…」
B「それでええがな?」
A「ただ、前から応援して評価してた人間としては、ちょっと最近の評価が上振れとるとか、勘違いしてると思うことも多くてやな…」
B「それじゃあ、前回の話のとこから現在までを振り返ってみようや」
A「前回のトークは1月5日で、相変わらずLALがスッキリ勝てんからってアレコレ言われてた頃やな」
B「あんまり現状と変わってないな…(笑)」
八村スタメン抜擢からの躍進
A「状況が変わったんが2月に入ってから、ボストン戦でLALは試合放棄でレブロンとADが欠場」
B「ところが、なぜかほぼベスメンのセルツが敗北(笑)」
A「まあ、実は、ハッチーはスタメンですらなく、33分出たけど、FG 5/14の35.7%で良くはなかったんやけどな…(笑)」
B「ただ、そこから18試合で12勝6敗と大躍進」
A「現在36勝31敗貯金5やから、別にええやんな?」
B「ただ、やっぱり今期の西のPO争いはレベルが高くて、これでも9位なところが、レイカーズのファンはお気に召さんのちゃう?」
A「でも、それは前も話したけど、地力がそんなもんなんやから仕方ないやろ」
B「むしろ、八村とリーブスの想像以上の活躍で儲けてるぐらいかもしれんわな」
A「一応、5位のニュー・オーリンズと4差、6位のキングスとは3差やから、POストレートインの可能性がなくなった訳でもないし」
B「でも、残り15試合でペリカンズとの直接対決が1つ残ってるだけやからなぁ…」
A「それより、10位のGSWとの直接対決2戦の方の心配せんといかんかもな(笑)」
キングスに2敗
B「それに、人間欲かきだしたらキリがないもんで、特に最近のキングスとの2戦に連敗して、シーズン・スイープされたんも堪えとるんやろ」
A「そりゃ、サボニスの周りをシューターが走り回るサクラメントは、ガードの守備力が低いLALにとっては天敵やろ」
B「ただ、PO争いの直接対決に負けるんはキツいで?」
A「そんなん言うんやったら、KCPとかカルーソ引き止めたら良かったんよ」
B「バンダビとキャムがどっちもお休みしとるのも運が悪いわな…」
A「そして、いつになったらヴィンセントは帰ってくるんや?(笑)」
B「そろそろっちゅう話なんやけどなぁ…」
八村をもっと使え!
A「そんで、サクラメントとの最終戦で、前半FG8/10で17点だったハッチーが、後半シュート1本で終わったことで不満が噴出したんやな」
B「実際、この試合はADが7/18、レブロン6/16、ディーロ2/9やったから、気持ちは分かるな」
A「まず議論の前提としてハッチーの守備の話をしようか?」
B「確かにシューターに走られると追いかけるのが辛い八村は、キングス戦では守備の穴になりやすい気はする」
A「だけど、サクラメントのシュータープレーはサボニス中心やから、思い切ってADとスイッチして対応してる場面が多かった」
B「ハッチーはスピードのある選手追いかけるのは苦手やけど、サボニスぐらいの小さめのセンターなら守れるってことやわな(笑)」
A「もちろん、前提としてADが鈍重なセンターではないってのも大事やけどな」
B「だから、意外とそこでやられる場面は多くはなかった」
A「ただ、まず、出場時間35分53秒だから、これ以上出場時間を延ばすことは現実的ではない」
B「スタメン奪取した2月3日ニックス戦は出場時間が20分弱だった一方、控えのプリンスが30分以上いて、やっぱり叩かれてた」
A「ただ、その後はスタメンとして30分は出てるから、まあ単純な種通常時間としては妥当なんちゃうかな?」
B「八村はトランジションで先頭を走ったらボックスアウトをしたり、決して点を取るだけの楽な仕事ではないからな」
A「元々、体力は不安視されたこともあったし、PO考えたら無理はさせたくないで」
B「それじゃあ、ここから出場時間を延ばすことは現実的ではないな」
A「シュートの本数の問題やけど、確かに前半にハッチーが好調でも、後半に本数が減る試合も多い」
B「ただ、それも前半レブロンが手抜きなんが多いからやろ」
A「サクラメント最終戦でも少し後半にレブロンは上げたけど、時すでに遅しやったな…」
B「あと、ディーロが不安定なんはいつものことなんやけど、ADとレブロンが疲れてるようにも見えるんやけど?」
A「それもあるやろな。ここ最近の試合は2人とも35分超えとる…」
B「ギリギリの戦い続けてるかなぁ…」
A「戦力不足でレブロンとADの出場時間が伸びて、レブロンがガス欠になるか、ADがケガするってのが戦前良そうだったらから、読み通りやな」
B「今シーズンなんか、ADはケガせずによくやってる方やと思うで」
A「リーグでもトップレベルに出場時間が多い選手らしいな」
B「それだからこそ、八村のシュートを増やしたいって話も出てくるんやろ
八村のシュートは簡単に増やせるのか?
A「ただ、まあ、現実的に考えて、ハッチーのシュートを増やすんは簡単ではないと思うで?」
B「単純にボール預けたらええんちゃう?」
・スポットアップ3
A「まずハッチーが今一番効率よく得点が取れてる理由の1つが3Pが好調なことや」
B「ここまで3.3本打って41.6%だから、シーズン平均で40%程度って条件はクリアしそうやな」
A「ただ、プルアップ3がないのはもちろん、C&Sもほとんどない」
B「この辺の用語は丁寧に説明せんと伝わらんと思うで…」
A「プルアップは、自分でドリブルついてから打つシュート、キャッチ&シュートはそのままボールをパスされてそのままシュートを打つこと」
B「それじゃあ、シュートはこの2種類ちゃうの?」
A「スポットアップというのもあって、これは、ある場所で立ってて、パスもらって、そのままシュートを打つことやな」
B「スポットアップはC&Sの一部やな」
A「だから、わざわざC&Sと言うときには、スポットアップ以外のモノを指すことが多い」
B「具体的にはどういうのや?」
A「いわゆる”シューター”という人が得意な、スクリーンもらいながら自分のマークをはがして、走りながらパスを受けてシュートするやつやな」
B「コーナー待機してパス回ってきて、そのままシュートはスポットアップだとすれば、八村が一番多いのはスポットアップやな」
A「というか、3に関してはスポットアップがほとんどや」
B「この試合の1本目とかはどっちになるんやろ?」
A「一応移動しながらやからC&Sなんやろうけど、バックステップしながらやから、一番難易度が低い珍しいやつやと思うで」
・3Pフェイクからのドライブ
B「3Pが入るとなると、相手は必死にそれを止めようとする」
A「その時に有効なのが、シュートフェイクで相手を飛ばしてドライブで侵入する手やな」
B「リムまで行けたら一番やけど、混雑してたらミッドレンジを打つ、と」
・スポットアップ2
A「これは今では珍しいスポットアップ2やな」
B「ゾーン対策でゾーンの隙間に入ってきて決めるときがあるな」
A「それはどっちかというと、C&S2かもしれんけどな」
・トランジション、アーリーオフェンス
B「まあ、これは毎度おなじみやな」
・カッティング、ロール
A「ここまで8つのシュートがあって、確率は7/8、1TOV」
B「やっぱり味方に作ってもらったチャンスは確率が高いわな」
・アイソ、ポスト
A「こっちは2つ成功、1つ被ファウル、1TOV,2つミス」
B「やっぱりアイソとかポストは成功率は下がるわな…」
結論:八村のシュートを増やすのは難しい
A「直近のキングス戦で見てみたけど、前半の八村のシュートが入っていたからといって、彼のシュートを増やすのは単純じゃない」
B「ミスマッチができて、アイソとかポスト増やすんも難しいうえに、それほど効率がええ訳ではないな」
A「となると、八村以外がある程度ギャップを作らんといかんのやけど、そもそもそれができてないから苦労している訳でね…」
B「八村スクリナーのPnRとか増やせんのかな?」
A「それだと、相手はスイッチしてくるんやろな…そこで八村に渡してアイソがポストに持ち込む手はあるけど、疲労もするしな…」
B「やっぱり、PnRがハンドラーが疲れにくくて最高のパターンなんかもな」
A「NBAでPnRが多用されてるのは、そういう部分もあるかもしれん」
B「それじゃあ、多少効率が落ちても八村のアイソとかポストを無理やり増やすのは?」
A「それだとスタメン組と一緒に出てる時間が無駄やろな」
B「なるほど、それならスタメンが少ない時間に回した方が良い、と」
A「ただ、それだとハッチーの効率も落ちるやろけどな…」
それでは、リーブスの攻撃は増やせたのか?
B「八村ほどではないにしても、FG 10/17のリーブスにボールを渡せんかったんかという意見もある」
A「確かにリーブスの方がアイソやPnRで攻撃に持ち込むパターンが多い分だけ現実的に聞こえるんやけど…」
B「やけど?」
A「特にARの3はスポットアップなら入るんやけど、プルアップはあんまり入らん…」
B「それと、そんなにアシストが多いタイプでもないんよね…」
A「今期の5.5はそれなりに立派な数字やとは思うが…」
B「あと、スタメンだとディーロより大変な相手をマークすることが多くて、守備の負担も大きいわな」
A「実際あんまり守れてないけど、バンダビかキャムが帰ってくるまではしょうがないやろな…」
結論:レイカーズは詰み?
B「しかし、そうなると救いがないな」
A「だから、結局は日々の練習や試合で、どれだけチームとして八村やARを使うパターンを増やせていけるかに尽きると思うで?」
B「つまり、そんなに簡単に八村やARの出番を増やせる訳ではない、と」
A「今のLALの攻撃は、基本はレブロンとディーロとADが作って、間をARがつなぐというなんは間違いない」
B「その3枚看板が不調やったら勝てるはずはない、と?」
A「そりゃ、そうやろな。そして、レブロンとADは疲弊しとるし、ディーロは不安定や…」
B「ADはサボニスはともかく、HBとかもポストで押し込めんかった…」
A「そりゃ、チームの守備と攻撃の2番手をやらされて、ビッグマンが36分出てたら、プレーの質を安定させるんは至難の技やで」
B「八村の活躍は、あんまりプラスのインパクトはない?」
A「いや、フィニッシャーの仕事と言うのは確実にあって、それを八村は最高レベルの精度でこなしてると思うで?」
B「でも、あくまでフィニッシャーメインだから、これ以上彼の活躍の場面を増やすことは難しい、と」
A「この試合では20点とったけど、チームの3番手の選手やったら平均取ったらこんなもんちゃう?」
B「それじゃあ、レイカーズはあんまり改善の余地はなさそうやな…」
A「そりゃ、残り試合15試合になってからアレコレやっても遅いわ(笑)
B「多少欠場もあったとはいえ、シーズンの序中盤を大分無駄にしたわな…」
A「八村の『フィニッシャーとしての』多彩さと守備力を見抜いて、最初からスタメンに入れとけば、RSももうちょっと楽に進められたんや」
B「でも、その辺りは我々もちょっと理解できてなかった部分やな」
A「ここまで3が入るとは思わんし、それ以外もやっぱり成長してる」
B「そうなると、ハムが悪いとは限らんのかもな…」
A「そこは現場を預かる人間が、選手の成長の予兆みたいなものをどれだけ見つけられるかってことで、それを見落とす監督コーチなんか珍しくもない
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