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U23アジアカップ中国代表紹介

パリ五輪出場権をかけた、U23アジアカップで
日本、韓国、UAEと対戦する中国U23代表の紹介

・概況

A代表に比例して、弱体化の一途
主軸たる01~02年生まれの世代は、U19・U16ともにアジアユース本大会すら進出できず
拍車をかけたのがゼロコロナ政策、前回22年U23アジアカップ(出場辞退)など全て国際試合の機会が削がれた。プロリーグも大幅に混乱し、ユースレベルの国内の試合も殆ど中止に。可哀想ではある

過去参加4大会で1勝11敗!
まあまあ善戦はしてるし、自国開催時に優勝&3位と同組の不運はあったが、、1勝14敗濃厚か

•成績


2023年
*クラブチームとの対戦は除く 注記なしはホーム
3月(クロアチア合宿)
⚫︎1-2モンテネグロU21
⚫︎0-2ボスニアU21
6月 @河北 非公開
⚫︎1-3ウズベキスタン
⚫︎1-2ウズベキスタン
9月(U23アジアカップ予選@大連)
△0-0UAE
⚪︎2-1インド
11月 @福建
⚫︎1-2タジキスタン
△0-0タジキスタン
12月 @上海
⚫︎0-1マレーシア
⚪︎2-1マレーシア(前半で相手に退場者)  

2024年(UAE.カタールでの直前合宿)
⚫︎0-2サウジアラビア
⚫︎0-1サウジアラビア
⚪︎2-0カタール
⚪︎2-1マレーシア
⚪︎1-0ヨルダン
⚫︎0-2ウズベキスタン


23年は、3月除き(その2試合も相手はU21代表、年下)全部ホーム。予選もインドにロスタイムの決勝点で、なんとか2位チーム内上位で通過。
24年に入り調子は上向いてる。負けたサウジとウズベクはこの年代日韓レベルの優勝候補だからまあやむ。

弱体化に更に拍車?をかけているのが無駄な長期合宿の連発
↓2023年、まずリーグ開幕前の2月~6月まで国内、クロアチア、ベルギー、UAEと長期海外キャンプを実施。50試合以上の試合を行いコロナ禍で試合不足な選手たちには良い鍛錬になったが、
以降9月のU23アジアカップ予選以外にも、ほぼ毎月数週間~1か月の合宿を実施。

合宿頻度が多すぎ、また半ば強制なのでクラブで定位置を確保していた選手が、頻繁に招集されるためクラブで出番を失い、パフォーマンス低下する選手が続出。
、、その割に9月の予選ではそれまでの合宿常連を外し、初招集の選手をスタメン起用するなど「合宿に何の意味がある??」と批判を浴びている。

例えばDF胡荷韬、22年リーグ23試合出場しスタメン→、23年は途中出場7試合のみ。
CB梁少文は23年クラブで出場ゼロ。MF阿布拉汗は1試合のみ
毎月キャンプに招集されてたら、使いようもない

24年、初期合宿に招集されたが夏以降は外れていたDF金順凱が、所属の上海申花で開幕からスタメンはり、U23代表に復帰した。改めて何のための合宿なのか?
若い選手は代表合宿以前にまずクラブで試合に出てから、サッカーはまずクラブやリーグありき

23年の延べ半分、ほぼ毎月キャンプしてる。
2-6月海外合宿、7.8.9.10.11.11月、、

・監督

成耀東(Chen Yaodong) 67年上海出身。地元の上海申花、上海国際(解散)で主にプレイ。中国代表として92年広島アジアカップにも出場。
03年引退後監督としてキャリアスタートさせ、18年からU19代表を皮切りにずっと年代別代表の監督を務めている。
・・がその割には18年U19アジアカップGL敗退など成績はイマイチ、監督としての評価はそれほどで「なんでコイツなんだ、協会幹部のお気に入りか」と揶揄される。

•メンバー

U23アジアカップ参戦メンバー(4月7日更新)

GK
1 李昊(Li Hao) Cornelia(スペイン・3部相当 アトレティコマドリードからレンタル) 
12 于金永(Yu Jinrong) 山東泰山
22 黄子豪(Huang Zihao) 南京城市(中甲・2部)
DF
2 胡荷韬(Hu Hetao) 成都蓉城
3 劉浩帆(Liu Haofan) 浙江
4 梁少文(Liang Shaowen) 北京国安
5 朱越(Zhu Yue) 上海申花
13 金順凱(Jin Shunkai) 上海申花
15 阮奇龍(Ruan Qilong) 北京国安
16 楊梓豪(Yang Zihao) 天津津門虎
MF
6 阿布拉汗(Ablahan Haliq) 武漢三鎮
7 陶強龍(Tao Qianglong) 武漢三鎮
8 木塔力甫(Mutellip Iminqari) 成都蓉城
*負傷で→DF陳宇浩(Chen Zhuhao)武漢三鎮
10 賈非凡(Jia Feifan) 山東泰山
19 段徳智(Duan Dezhi) 蘇州東吴(中甲・2部北京国安からレンタル) 
20 劉祝潤(Liu Zhurun) 上海海港
21 徐彬(Xu Bin) 广州(中甲・2部)
23 謝文能(Xie Wenneng) 山東泰山
FW
9 拜合拉木(Behram Abduweli) 深圳新鵬城
11 劉俊賢(Liu Junxian) 天津津門虎
14 王鈺棟(Wang Yudong) 浙江
17 艾菲尔丁(Afrden Asqer) 武漢三鎮
18 杜月徵(Du Yuezheng) Juveforce(ポルトガル下部リーグ)


予想フォーメーション
昨年は4-2-3-1が多かったが、今年の親善試合全て非公開&選手も入替っており本番まで不明


・注目選手

FW陶強龍(Tao Qianlong) 武漢三鎮
01年安徽省阜陽出身。このチームのキャプテン&エース格。172CMの小柄なドリブラーでウイングかトップ下起用が濃厚。
早くから「武磊2世」と期待されたが、コロナ禍に代表合宿中の外食で半年出場停止食らったり伸び悩み気味。
昨季は武漢三鎮でACLを経験、リーグ戦ハットトリックも。22年E-1選手権でフル代表デビュー

河北時代のチームメイト、ラベッシのコネを生かした

MF謝文能(Xie Wenneng) 山東泰山
01年広東省梅県出身。22年レンタル先の2部で2桁得点記録。
山東でチェガンヒ監督に重用され、ACLで9試合出場し経験積んだ。
主に右WGの起用で、昨年はリーグ戦3得点と得点力高め。
先のW杯予選でA代表に初選出された。

FW王鈺棟(Wang Yudong) 浙江
最年少の06年生まれ。昨年U17アジアカップで3得点、昨年ACLにも出場するなど期待のストライカー。
特筆したフィジカルはないが、ゴール前での落ち着きが強みの印象。

 

U21世代にウイグルの子が多いので、そちらは↓を参照ください


・展望

成績もイマイチで、「歴代最弱」と言われ、更に日韓と同居する死のグループに。
GL突破を期待するのは現実的でなく、UAE相手になんとか3連敗を避けれられば御の字か

また直前に負傷で正GK蹇韬(JianTao)が離脱、泣きっ面に蜂

しかし、23年に03~年代はU20アジアカップで日本に善戦、サウジを破りベスト8へ。最終的に敗れたが韓国と延長戦まで健闘した。その再現があり得なくはないが、、

また応援する気持ちの一方で、なまじ結果出て、前述通りリーグやクラブを無視した時代遅れの強化策が容認されるのも嫌だ。複雑



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