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あたまでっかち(前編)

折り合いをつけられた

就職活動は、個人的には面白かったです。
(人それぞれの状況があると思うので、不快に思った方すみません)

自分が何をしたいのか。会社をどう選ぶか。

就活中や終わってからしばらくの間も、こんな問いが頭の中を支配していたのですが、最近ストンと腹落ちした気がするのです。

未来探しに折り合いをつけられた感じです。

結局、自分次第なんだなぁと。

就活のまとめというより、最近の大人の方々との会話から、大事にしたいと思えたことをまとめるnoteにします。


ビジョンか、業務内容か

未来か、目の前か

就職活動では、自分が入りたい会社を探します。会社選びにはいろんな指標があります。会社の規模、勤務地、職種、業界、企業理念、社風・・・いろいろありますが、具体的な指標は置いておいて僕が気になっていたのは、

ビジョン or 業務内容

ざっくりしていますが、どっちで会社を選ぶのか、ということです。

結論としては、「ビジョン」に落ち着きました。

ビジョンとは…
ミッションとか、バリューとか、企業の上位的な理念。その会社がどこに向かうのかを端的に示すもの。コンセプトに近いと思う。

業務内容とは…
営業とか、エンジニアとか、デザイナーとか、BtoBかCか、とか。具体的に目の前で何をするかということ。

※個人の感想です。

ビジョンは未来的で、業務内容は目の前のことです。多分曖昧な話になってしまっていますが、読み進めてもらえると分かってもらえるんじゃないかと思います。


目の前じゃね?

僕はもともと業務内容で選びたいと思っていました。それは、いくらビジョンに共感していても、目の前でやることがそれに繋がっていることを実感できるまでには、途方もない時間がかかり、やりがいを得られないと思ったから。

例えば、私のいたまちづくりサークルは、とある少し寂しい街を学生街にするというビジョンを掲げ、居酒屋やシェアハウスを運営しています。でも、果たしてサークル活動をしていて「あぁ学生街になったなぁ」と感じることはあるのでしょうか。街に学生が溢れている景色が実現されたらそう感じるのでしょうが、現状全くその気配はありません。

だからもっと視座を落として、今、目の前で取り組んでいることに関心を持てるかどうかで、企業選びも考えた方が満足度が高いと考えていました。

先のサークルの例で言えば、「学生街にするって素敵な目標だ」というモチベではなく、「シェアハウスの改築したい」とか、「居酒屋で料理作って接客したい」とか。


未来かも

そんな話を、バイト先の社員さんに話しました。
するとこういう風に返ってきました。

若くて知見の狭い状態で取捨選択し過ぎてしまうと、世界を狭めてしまう。やってみたら意外と面白いこともあるし、面白くないかどうかも、やってみないと分からない、と。昔と違って色々選べるからこそ、意識して新しいところに飛び込んでみたら?とも。そして、

「マキノくんは圧倒的に失敗の数が少ないと思うんだよね」

とも言われました。1年弱、僕のことを見てくれていた社員さんが、あくまで僕に対して共有してくれた考え方です。

僕はしばらく考え込んでしまいました。(バイトで開店作業しながら)

正論ではなく、リアルを突きつけられた感じ。

答えになっていないようで、なっていたし。

そもそもビジョンも業務内容も、どちらも理解して判断するに越したことはありません。しかし、私に足りないこととして、
「新しいことをやる環境に身を置くこと」
=「業務内容ではなく、ビジョンを優先すること」
を提示してくれた、ということです。


想像の外か中か

恐らく、就活を通して、満足度が高そうな会社の探し方を長い間模索した結果、安全な選択をしようとしていたんだと思います。

目の前でやることはちょっと大変そうだし分からないことがたくさんあるけど、ビジョンに共感してワクワクする企業
を捨て、
入って実際にやることが、今までやってきたことの延長線上にあって、多分向いているなと想像がつく企業
を探していたんだと思います。

なので、まあ、自分の世界を広げたいんだったら、ビジョンに共感できる、よく分からないけどワクワクするかどうかで環境を選んでみるのもアリだな、と思えるようになりました。


意外と

よくよく考えたら、私がそのまちづくりサークルに入った理由も、
「元々都市計画とか街に興味あったけど、学部ではものづくりっぽいことをやるから、その街の方のことをやるために」みたいな感じでした。

しかし入部して、まちづくりと言って括るのが難しいくらいいろんなジャンルに触れて(SNSを運用したり、イベントやったり、ニンニクを畑に植えたり、地域のおじちゃんにプレゼンしたり、意外とDIYとかでものづくりをしたり…)大学入学時には思ってもみなかった分野に触れ、「まちづくり」とか「地域」といった言葉の定義がグッと広まり、社会の見方も変わりました。

意外と想像を超えるような体験もしていたんだなぁと。

なので、自分の想像もつかない所に意識して飛び込んでみることは、恐れないでやってみたいと思います。

意外とそういう経験がないわけじゃないから、尚更恐れる理由もありません。

ガンガン飛び込んで行こうと思います。


続く・・・

ここまで読んでもらって、万が一心配してくださった方のために、以下補足します。万が一です。本当に。

私が1年後お世話になる会社のビジョンにはとても共感しています。また、業務内容には、想像し得るやってみたいものも、そうでない不安なものもたくさんあります。業界自体も、ちょっと意外と言われたりします。就活を通して安全第一な思考に偏っていった割には、面白い選択ができたんじゃないかなと思っています。

でも、就活を終えて色んな人とお話しして振り返ってみて初めて、考えや気持ちがまとまった感じがしたので、noteにしてみました。

そして、もう1つまとめたいことがあるので、まさかの前・後編の構成になります。

もしこのnoteが就活や将来のことを色々考えている人に共有できたら面白いなぁとも思いつつ、1つの考え方として知っておく、くらいの距離感が良いなと思います。


また書きます!
読んでくださり、ありがとうございました。

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