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幸せの順番待ちの最中

わたしが銀座で倒れた日からずっと医師になりたいとうっすら思い続けて、わたしは誰のことも助けられないとも思い続けて、けれど医師になったらどんな悪いことをしてきた人をも救わなければならないのかってちょっと要らぬもやもやを生んで22歳になった

倒れた時は19歳だった、かな、たぶんそうだ。
あれ以来わたしはめっきり身体が弱くなった

誰にも言えなくなったがわたしは文章を書くことだけがわたしの中の唯一好きな部分だ。
素人の他の誰の文献をみても上っ面だけのつまんない文章としか思わない。
無論わたしも他人から見たら同じだろう

だけどわたしは自分が書く暗い文章が好きだ
だれにも侵されたくない、だからもうだれの目にも触れぬ場所で発散する以外しなくなった。身近な人たちなら尚更。

褒められたことと非難されたことを比較したら1:9だろう、でも美化せずに言うならほんとは0.3対9.7くらいだと思う

わたしの人生はほとんどが かなしい からできている

本当のわたしなどとうの昔に出て行ってしまった
隠していたつもりが本当に見つからなくなってしまった。

わたしの取り柄では人は助けられない

けれど医師になれても、その人が沢山の人を傷つけてきたひとの幸せに向かう手助けをしなければならないというのがわたしは一番いやだ。

根っこでは誰のことも許せてないから
全員病気になれ、って思っている

ほんとは。

全員苦しめってまだずっと思っている。

他人の男も奪ったりせず、沢山ひどいことをされてもいじめをしたりもせず、やり返したりも幼い頃からできず一人で泣いてばかりいて、暴力を振るう父親にでさえ同情してひとりになったら可哀想だからなんて言っていた。

ここのところ長い間涙を流していない。

今日の帰り道もう泣くことも出来なくなったのか、と途方にくれた

ほんとうは、ほんとうは、大泣きしたい。誰かに受け止めて欲しいと思ってる、けど、毎日同じ私でいる。だけ。

もうそろそろ世界一しあわせになってもいいんじゃないのかな
そうしたら人生かけて沢山の人をたすけるから。


こんなに擦れなかったことが奇跡だと思ってる。

わたしが光であるのか影であるのかもう分からないけど。



わたしはちかく、苗字が変わる。

結婚ではないのに。