東京渋谷ポップシティとROCK IN JAPAN FESTIVAL2023

8/12と8/13、二つのフェスに行って来ました。規模も料金もだいぶ違いましたが両方たいへん満足いくものでした。

東京渋谷ポップシティ

アプガを見に来たらアプガ以外のおまけの部分が豪華すぎた。これはアンジュルムを見に行ったらYOASOBIまで見れるのに匹敵すると言っていいのかもしれない。しかもタダだったのが信じられない。いつもアプガ見て帰るだけのアイドルフェスに5000円くらい払ってるのを考えると(そもそもアイドルヲタクに向いてない)
まず

でか美ちゃん


自分のファンの多くがハロヲタ出身なのを自覚してるせいか、MIXが入ってたけど世界一簡単なMIXだった(デカチャン!デカチャン!!デカチャン!デカチャン! デカチャン! デカチャン!デカチャーン!と繰り返すだけ)
途中ヲタクにガチ恋口上を要求する場面もあったけどそれも一文一文ゆっくりと要求していたのも面白かった。
特典会では(仮)グッズのTシャツを見て「アプガファミリーだ!」と反応してくれて「(仮)ポーズにしよう!」と言って二人で仮ポーズを作ってくれました。

絵恋ちゃん

でか美ちゃんの特典会の後かき氷を食べてぼんやりしてたらすでに始まっていたがステージに姿が見えず、観客の視線を辿っていったらすでにステージから降りて客席にいた。絵恋ちゃんが動くたびにその進路にいるヲタクが自ら退いていくすごい光景。
そして絵恋ちゃんとゼロ距離で対峙する瞬間というのがあったがこれがまたすごかった。「たぶん変に触ったりしたら何されるかわからないし触らなくても何かして来そうなオーラ」を放っていた。この人に対峙したことがある人はダイブして来たDJの胸を触ったりしないんじゃないだろうかと思った。
それは「人種」や「属性」に基づくものではなく「演者が自分に何かしてくるかもしれないと思わされる「経験」」に基づくものなので…
そしてステージから降りるだけでは飽き足らずイベントスペースからも飛び出して何をしにいったかというと、かき氷を買ってました()
ステージに戻り『ウニ』を一度歌った後(『ウニ』て)、ラスト曲を歌おうとしたらトラブルで音声が流れず(この辺もどこまで本当なのかわからない)もう一度『ウニ』を歌い出すも「あー刺激が足りない」と言い出しまだステージから降りる始末。いや本当なんなのこの人…
特典会の時にスタッフのお兄さんが「絵恋ちゃんの音源どうっすかー」という非常にチャラチャラした喋り方してるのもなんかすごく良かった。「サブスク無いですか?」と聞いて買わずに乗り切る←


ゆっきゅん

非常にハロヲタ受けしそうな楽曲。児玉雨子さんにも高く評価されてる歌詞をしっかり聞きたかったけど残念ながらあまり聞き取れなかった。
特典会で柚木麻子先生情報が結構聞き出せたのがとても良かった。タケの卒コンはすごく良かったと言ってたらしいので是非柚木先生の横アリ感想聞きたい

ONIGAWARA

名前は聞いたことあるし「フィロのスのオプティミスティック・ラブという名曲を作った人がいる」ということ以外何も知らず、何者なのかもわからないまま参戦。でももうこれがくっそ楽しくて。ここもハロヲタ受けする楽曲なんだけど歌詞が冗談みたいな歌詞で、でもスキルがバカ高くて客の乗せ方がべらぼうにうまい(べらぼうって日常的に使う人あんまりいないね)
「ここで「オイ!」を入れてください」を煽る人はたくさん見てきたが「ここで「オイ!」を止めていいよ」って示す演者は初めて見た。間違えて一個多く「オイ!」入れるとだいぶ恥ずかしいのでとても助かる←

アップアップガールズ(仮)

本日のメインイベント。

楽しかったが例の「水着衣装」でちょっと芽生菜さんとか青柳さんはだいぶ衣装の形がアレだったので比較的心穏やかに見てられる古谷さんばかりを見ていた気がする←
6人体制になってかつ関根さんがお休みに入ってからは初めて見たけどかなり頑張ってカバーしてるな、という印象。
この日はは7人時代や5人時代によく出ていたイベントのメンツが揃っていたっぽいので今はもう見ていないヲタクが多かったんじゃないかと思う。「今そこにコール入ってなくないか?」ってところにコール入ってたりしたので。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL2023

アンジュルム

「何から来る?」と思いつつ身構えていたら最新シングル『アイノケダモノ』からのスタート。なるほど順当。
この曲はコールが楽しい。が、楽しいだけに初見ではちょっとコール難しいよなとも思う。
落ちサビ前間奏終わりの\れいらさまー!/を決めた後、ラストサビくらいから一切の音が途切れる音響トラブルが。でもそこから歌い出すヲタクたち。止まってから歌い出すまでが早かった。私もそうなんだけど、「いつか音が止まるようなことがあれば自分が歌い出そう」と心の準備をしていたヲタクがたくさんいたのだろう。これはたぶんY2K新書で語られていた『ガラスの仮面』の「私、行けます!」の一種なのだと思う。
そして三曲目の『私、ちょいとカワイイ裏番長』。「一般エリアは盛り上がってなかった」というレポもありましたが前方エリアではあちこちから悲鳴が。莉佳子がas1422で言ってた「バンドの人たちがやってるような煽りがやりたい!」というのが実を結んだと思われる。
でも莉佳子が言ってたのはサンボマスターの山口さんの「おめぇらはクズじゃねえ!」みたいなそういうことなんじゃ…という気もする。
そしてべきべき→46億→大器晩成のコンボからの夏将軍。これはもう夏フェスのハメ技みたいなところありますね。
出番が終わった後、「あ…涙腺弱い人ならここで泣くんだな…」と思った。涙腺弱くないので泣きませんでしたが。

その後SHISHAMOを見ようとロータスステージの最後尾に入ったものの「ここから見るならなんか食いながらBGMとして聴いてればいいなと思い、フードエリアへ。
牛タン串とハイボールで昼食を済ませてyamaを見に動く

yama

『春を告げる』以外知らないまま野面で参加。
MCで「たまに耳が聞こえなくなることがあったけどある整体の先生に出会い、「自分を労われるのは自分だけなんだ」と言われ、元来「こんなんじゃダメだ」と無理する性分だったのが無理をしないようになり、それ以来耳が聞こえなくなることがなくなった。だからみんなも無理しないで、疲れたら休んで、最後まで聞いてもらえるのが一番だけど無理だけはしないように」と言っていたのがすごく良かった。それを受けて客が無理せず座り出すのもとても良かった。

鈴木愛理

怒涛のカバーメドレーと圧巻の初恋サイダー。
ただJAPAN JAMの時ほど「この場のすべてを掌握している」感がなかったのはステージがグラスステージ級ではなかったからだろうか。

鈴木愛理のステージ終わりにスタジアムでゆっくりしようと思ったら急激な大雨。スタッフのお姉さんに誘導されて「ここで待っててもらえば少しは濡れない」という屋根が少し出っ張った所で待たされるも、待てど暮らせど戻ってこない。そのうちに雨が止んできたので勝手にスタジアムに向かったら「避難してきた人を先に出すから待ってて」という指示。
そこで待ってるうちに「タイムテーブルを後ろ倒しにして再開」の連絡が。

………いや、ただでさえYOASOBI見るとだいぶ遅くなるタイテだったのにさらに遅くなるの!?

スタジアムで待機してたら10FEETの時に雨が止んでちょっと見に行ってみようかな、とロータスステージに向かってたら『第ゼロ感』のイントロが流れ出して「あー!この曲だ!とスタジアム出口近辺がざわめき出すの面白かった。無事二回目のサビ終わりくらいにステージ最後尾につけて\オーオオオーオー!/を歌えたのはとても良かった。
そしてまたスタジアムに避難して遠くでアジカンの音が流れるのを聞きながら待機。

Juice=Juice

ヲタクと合流し(前日にアプガからもらったうちわを渡し)見に行ったらまたしても大雨。
「これは伝説になるぞ!」みたいにテンション上がってるヲタクも散見されたけど私は正直「雨止んでくれたら良いのに…」と思っていました←
でも振り返るとアゲ曲と新曲のバランスのいいセトリだったと思うのでやっぱり良いコンディションで見たかったな…

終演後「このまま雨が降るならキツイな…」と思いながら彷徨ってたら急にぱたりと雨が止んだ。
「え?」と思いながら迷っていたら「どうしました?」と声をかけてくれる男性が。
聞けば10FEETのファンでハロプロの出演も全部見てくれていたらしい。
「YOASOBIを見るかどうか迷ってるんです」と伝えたらその時点で開演10分前。
退場に時間がかかるとは言え、もうここまできたら見てったほうがいいな、と思い見ることに決めた。
決めた後も彼女と思しき人と一緒にロータスステージの良きところまで連れて行ってくれた。朝良い人。

YOASOBI

帰りが遅くなる覚悟でみて、それだけの価値がありました…
すごい。すごすぎた。これが「ヘッドライナー」…
私でも知ってる大ヒット曲の数々。
何もしなくたって盛り上がるだろうに客に「跳べ!」とか「声出せ!」とか「タオル回せ!」とか煽ってくるの。
(でも三原色ってタオル曲なんですかね?確かに会場が色とりどりにはなったけど)
でもとにかく「大ヒット曲アーティストのライブの風景の一部になれた」の、最高すぎた…
言ったらモーニングで例えるならラブマと恋レポが他に数十曲あるみたいなもんだし。そりゃ強い。
アイドルはもちろんブチ上がり倒したけど群青もめちゃくちゃ良かったなぁ…やっぱりあの「知らず知らず隠してた〜」のところは客のパートなんよ。

初めてちゃんとビジョンが見えるような位置からヘッドライナーの演者を見て(超遠くからサザンを見ていたことはある)、「ロッキンのチケ代って確実にこれが含まれてるんだな…」というのと「アンジュルムもここに立てたら最高だろうな…」というのを思った。
「アップフロントにそんなことが出来るわけがないだろ」とは思うけど、アンジュルムの目標として、CDを何百万枚も売るだとか、紅白に出るだとかよりずっと「らしい」目標になるんじゃないかと

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