たいがい【大概】

三省堂「新明解国語辞典 第5版」より

🈩 細かい肉付けは省いた、大事な骨組の部分。
「作法の―〔=あらまし〕を論ずると・・・/―〔=おおよそ〕訪問の意を果たした/詠歌の―」

🈔 (副)
① 同類の大部分がそうであることを表す。
「だけど―〔=多くの場合〕いつでも何かが足りないんですよ/朝は―〔=原則として〕散歩をする/―〔=ほとんどは〕生徒はその辞書をにってういる」

② 常識の範囲内に属することを表す。「冗談も―〔=いいかげん〕にしろ/だって私―の事では〔=よほどの事でない限り〕驚かないわ」

③ 当たらないこともあるかもしれないが、十中八九(まで)は。
「ーそんな事だろうと思った/―〔=多分〕大丈夫だろう/―〔=まず〕そんなところだ」


三省堂・新明解国語辞典 第7版より

🈩 細かい肉づきは省いた、大事な骨組の部分。
「作法の―〔=あらまし〕を論ずると・・・/詠歌の―」

🈔 (副)
① 多少の例外はあるにしても、全般的にみてろうとられる様子。
「夜は―家に居る/銘柄による違いがないわけではないが―似たようなものだ/―そんな事だろうと思った/―の生徒はその辞書を持っている」
② 常識的にみて許容される程度の範囲内にあると考えられる様子
「―あきらめたらどうだ/―の所で切り上げよう/―の事では驚かない」

[運用]🈔②は、「大概にしろ」などの形で、相手の場所柄をわきまえない言動をいさめる言葉として用いられることがある。
例、「冗談も大概にしろ」


次は、「大体」の意味を調べ、「大概」との違いを捉えたいと思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?