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yenta がつくりだす偶発的な出会い 〜営業マンとしての成長のために上司がお勧めする yenta〜

yenta を通じて、営業マンとしての人脈作りの経験を積む、オフィスナビ株式会社 (以下、オフィスナビ) の三根一求さん (写真左) と元上司の平野友紀さん (写真右) 。お二人の yenta の使い方や出会った方との経験をお聞きするなかで見えてきたのは、yenta から生まれる偶発的な出会いとその価値でした。

yenta は上司からの紹介で

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イェンタさん:
三根さんは、どんなきっかけで yenta を使い始めたんですか?

三根さん:
yenta は上司だった平野から紹介してもらったんです。

イェンタさん:
その時の平野さんと三根さんの関係はどんな関係だったんですか。

三根さん:
同じ会社ではあったのですが、平野とよく話すようになったのは今年の 1 月ぐらいからですね。平野が東京に戻ってからです。

平野さん:
東京には神田に拠点があって、チームは違うんですが部署が同じでよく話すようになりました。4 月には組織変更があって、自分がチームリーダーになって三根が部下になりました。その時に yenta も紹介しました。

イェンタさん:
三根さんは平野さんから yenta を紹介された時にどんな印象でしたか?

三根さん:
正直言って、「なんだこりゃ」でしたね。

札幌での経験をもとに使い始めた yenta

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イェンタさん:
平野さんが三根さんに yenta を紹介した背景をもう少し聞かせてください。
その前に平野さんはなんで yenta を始めたんですか?

平野さん:
広い意味での営業活動の一環としてはじめました。オフィスナビはオフィス仲介の企業です。不動産会社としては珍しく、インバウンド (お問い合わせ経由) が多いんです。ただ、ベテランになるとそれ以外の方法での営業もします。
私の場合、オフィスナビでの東京勤務は 2 年目なんですが、入社自体は 5 年目なんです。東京で 1 年仕事をしたあと、札幌拠点の立ち上げをして、今年の 1 月にまた東京へ戻ってきました。
そのときに札幌の経験もあって、その経験を生かせる方法を探していたら yenta に出会いました。周りに yenta を使ったことある人もいたから「やってみよう」と思って使い始めました。

イェンタさん:
地方で得た経験を東京で活かすというきっかけで yenta を使うようになったんですね。

平野さん:
札幌で仕事をしていた時、地方ならではかもしれないですけど、横のつながりで仕事ができました。中小企業同友会などの交流会に一回は顔は出したんです。そこからいろんなお仕事につながるご相談が増えてきて、二年目以降は人のつながりで相談を頂くことが多くなり、さらに広がっていきました。

イェンタさん:
地方では地元企業のコミュニティがあって、そこがビジネスではコアなネットワークになってますよね。

平野さん:
仰る通りで、影響力のあるコミュニティを見極めて、押さえたら一気に広がるんです。

イェンタさん:
一方で、そのコミュニティはどこにあるかってわからないですよね。

平野さん:
情報が入ってくるわけじゃないので、そこは足で稼ぐしかないですね。中小企業同友会も同友会の中では規模が一番大きいと伺っていました。やはり、ビジネスコミュニティの力はあると感じました。

札幌とは違う東京の人のつながり方

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イェンタさん:
東京は地方と比べて、人脈の作り方が違いますか?

平野さん:
全然違いますね。札幌と違って規模がでかすぎて、人脈を作るのが難しいなって。でも、横のつながりを作りたいと思いました。そんな時に出会ったのが yenta でした。

イェンタさん:
東京はコミュニティがたくさんありますよね。業界などいろんなカテゴリーで無数にありますよね。

平野さん:
そうなんです。そうするとなかなか、相手と深い関係性を構築するのが難しいんです。その点、1 対 1 で会える yenta は信頼がつくりやすいですね。yenta で出会える人は課題に対する情報を仕入れたいって思っている人達なんで、会いやすいし話がしやすいですね。

営業としての人のつながりの大切さを伝えたかった

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イェンタさん:
その yenta ですが、三根さんに紹介したのはなぜなんですか。

平野さん:
会社に人脈の作り方を広めたかった。「案件に繋がるかもしれないし、基本的には勉強になるから会ってみてほしい。それからいろんなところに紹介してもらって自分の顔を売ってみたときに営業としての自身がつくと思う」という話を三根だけではなく、部下を含む何人かの後輩にはしました。

イェンタさん:
営業の能力をつけるももちろんですが、三根さんにはどういう気持ちでアドバイスされたんですか?

平野さん:
僕が会社の中で今一番足りないと思っているのが、考える力だと思ってます。業務の中で一瞬考えることはあるけど、それは経験であって工夫ではない。それは、この会社がインバウンドからの営業活動が多いのも要因です。インバウンドが多い事自体は営業効率としては良いことなんですが、営業力をつけるという意味では、成長しにくい部分がでてきてしまう。

イェンタさん:
良くも悪くも良いビジネスモデルができてるから、考えなくても成果が一定上がってしまうということですね。

平野さん:
問い合わせが来て困らないってのは、会社のものすごい強みだと思うんです。すぐに経験できて、育つのはいいんですけど、中盤になると弊害になってくる。その時もリピートで契約はもらえるが、それは先輩達が作ってきたもの。自分で考えて考えて考えて行動した結果ではないし、そこが営業の一番の楽しみだと思う。
“考える”というのは営業として次のステップのために念頭に置いてほしいキーワードだった。

イェンタさん:
実践してみてどうでしたか?

三根さん:
いっぱい会えるのはいいなって思います。ただそこから仕事につなげることだったり、紹介してもらうのは難しいなと思いますね。営業としても売上が上がってきたんですが、それ以外ってところに関してはまだまだです。

イェンタさん:
もう少し詳しくお話を聞かせてください。平野さんが三根さんにアドバイスをする際は、どんな観点でアドバイスされていたんですか?

平野さん:
三根にアドバイスする前提として、まずは仕事のあり方を考えています。
仕事をやっていく上で、会社の成長は忘れてはいけない。一方で、個人の成長なくして会社の成長は生まれない。
また、会社としては短期的な成果としての売上も大切です。でも、長期的に売上を作る仕組みやプロセスを作っていくことも大切だと考えています。

イェンタさん:
なるほど、会社だけ個人だけ、短期だけ長期だけに偏らないようにしないといけないんですね。

平野さん:
そうですね。その観点で、今強化したほうが良いポイントとして個人の長期的な成長という視点も伝えたかったんです。
そして、営業マンとしての三根を考えると必ずしもオフィスナビで終えるかどうかわからない。そういう意味では、一個人としての三根の成長の観点でも話していました。問い合わせを願って待つだけだと、AI に取って代わると判断されてもしょうがないですよね。

こういった若手の指導を現場に任せてくれることがオフィスナビのいいところだとも思いますね。自分ものびのびできました。会社に感謝してますね。あとはそこに気づいてくれたってのは、三根がいい営業マンだったってことだと思うんで、すごく嬉しいですね。

営業マンにとっての yenta の良さ

イェンタさん:
人脈以外の観点でも営業マンにとっての yenta の価値ってありますか?

平野さん:
お会いした人から様々な情報を得られることですね。
本とかも色々ありますけど、消費者向けにいいことが書かれている。現場の人からはリアルなことが知れる。
あと自分が面白くないと喋れない。不動産のことしか話せなくて、全然何もしてないなって。今は相手が興味持ってくれそうなことをポンポン喋れるんですけど、自分が全く面白くないことに気づかされるのは面白いですね。
こういった経験があってこそ、人は信頼してくれて紹介もしてくれるようになる。そのためにはまず、話せるようになるだけのリアルな情報を頭にインプットすることですね。

イェンタさん:
色んな人に会えば会うほど、話せるようになっていきましたか?

平野さん:
いろんな人に会って話していると、過去を思い出すんですよね。自分もこういうことがあったなとか、こういうことしてたなとかメモって、今度から話してみようって思いました。

三根さん:
yenta は年次が下だとこちらから伝えられることは少ないですけど、お会いした人から教えてくれることが多くて、自分のためになることが多いです。特に若い世代の営業マンはやったほうがいいと思います。

(ライター:植木 那菜)

お二人の yenta の使い方

お二人のこれまでのマッチング数、興味ありされている人数

三根さん:

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平野さん:

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yenta はどんな目的で使っていますか?

平野さん:
いろんな方がいますが、わかりやすいのは VC の方との出会いです。
当たり前の話ですが yenta に「オフィスを移転します」とは絶対書いてないんです。成長にコミットするタイプの VC の方は、投資先や投資を検討している会社が伸びるために、オフィスまで探してあげたいって思われてたりするんですよ。そういう方々と一緒にスタートアップを支援したいと思います。

三根さん:
私の場合は人脈作りと勉強です。yenta の自己紹介はしっかりされているんで、参考にしながら会ってお話します。会社にはいろんな業種の方からお問い合わせがくるので、業種のことを知っとくだけでも仕事に活きます。経営者のお話を聞くこともできますし、中小企業の社長さんだと「オフィス探してるんだよね」という話もあったりするので、そこはラッキーだなって思います。でも、それだけをさがすというよりはまずは貢献できる人に会えることですね。


どれぐらいの人に yenta で会いますか?

平野さん:
今は月に 1 人ぐらい。昔は 2 〜 3 人ぐらいお会いしてました。

三根さん:
月に 2 〜 3 人ぐらいですね。


どんな人を右スワイプ (マッチしたい) しますか?どれぐらいの確率で右スワイプしますか?

平野さん:
最初の頃は、起業家かVC、銀行系、後は文章の直感。面白そうな人、幅広くやってそうな人には興味ありをしていました。今はほとんど VC・銀行関係に絞っていて、10 人中 2 、3 人を右スワイプしています。

三根さん:
全部右にしてます。向こうが興味ありにしてくれないとマッチしないので、マッチ数をまず増やして、いろんな方に会うことを優先してます。


マッチした後はどんなアクションしてますか?

平野さん:
会いたい人はすぐアポイントを取るようにしています。メッセージのやりとりは面倒なので、お互い興味を持っているということであれば、日程送って会いましょうみたいなメッセージを送っています。私の場合は、文章はほとんど書かないで簡潔に会う約束をしています。

三根さん:
僕はマッチした人を見て、面白そうだなーと思う人に定型文送って、返信きてから会います。採用やエンジニアで情報交換したいなど会う目的がはっきりしている人は選ばず、色んな人と話したい人は会いますね。


マッチングして会いたい人とはどうやって会いますか?

平野さん:
夜ではなく平日の日中にお茶することが多いですね。お茶であれば、無駄に長くなることもないですし、お互いに重すぎず軽すぎない感覚で会えるのが好きです。

三根さん:
僕も平日のランチです。相手の都合によっては夜もありますが。土日はプライベートな予定もあるので、平日が多いですね。


yenta の改善点

平野さん:
共通の友人をもう少し紹介してもらえると嬉しい。今も出ては来るのですが、知り合いの知り合いだとより安心できるので「興味あり」にしやすいです。

三根さん:
あえていうなら、返信がもう少し返ってくるようになると嬉しいですね。


お二人の出会いに関連するリンク


yenta について



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