遂にPENTAX の中判デジタルカメラ645zの生産が終了した。2014年に発売されて10年弱、後継機が出る出ると言われながら、段々と怪しくなり後継機を発売することなく生産終了。
結局645zに最適化されたレンズは４本のみで、このレンズは645Dか645Zを持っていないと全く使えないレンズとなり、レンズ資産としてもあまり価値のないものとなりそうだ。

ただPENTAX 645zは素晴らしいカメラだということには違いない。最近ではフィルムプロジェクトやモノクロ専用機を出したりとニッチなところで勝負しているPENTAXなら、どこかで後継機を出してくれるんじゃないとという淡い期待を抱いている。

とはいえ、後継機が出なかった間に他メーカーのフルサイズカメラにメイン機材は変わってしまった。今のカメラは高価だし、そんなにポンポン買えるものでもない。だから645zの好景気が出たにせよ、正直手が出るかと言えば厳しい。レンズだって10年落ちになっているので、今のカメラの進化についていけるのかも疑問だし、最近ハッセルもレンズを新設計に変えていたので、そんな感じになったら購入はまず現実的ではない。
だから僕にとって中判のデジカメはたぶんこのPENTAX645zが最初で最後のカメラになると思う。もしかしたら完全に趣味用でハッセルの907X 50Cを手にすることがあるかもだけど、まあ仕事で使うようなことはまずないだろうし、まあ買わないと思う。

なんだかんだで今なら売っても多少高くは売れるので、売って何かを買うって手もあるけど、個人的に写りは好きなので手元に置いておこうと思っている。仕事ではα７r５を使っているけど、動きもの以外だったら確実に 645zの方が写りは好きだし、なんだかんだで中判なので空気が移る感じはある。
そんなことを思いながら、生産終了のお疲れ様の意味も込めてその辺で撮影してきた。ポートレートが良かったんだけど、ちょっと人が用意できなかったので、その辺で、、、しかも雨でしたが、、、