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卓球はマーケティングの夢を見るか

こんにちは。えのもとです。実は趣味で卓球をしています。
今日は卓球アドベントカレンダー2018の企画(今回が4日目です!)として、卓球に関するネタを書きたいと思います。

とはいっても、僕は卓球を本格的に始めたのは社会人になってからで、知見などが経験者の方と比べると劣ってしまいます(卓球愛は負けませんが、、、!!!!)

なので、今日は「卓球って盛り上がっていくのか?」ってことをテーマに、あえて客観的な立場で話していきたいと思います。

データで見る卓球

■市場規模

まずは盛り上がるといえば、お金がたくさん動いていて、いろいろな人がそのスポーツに携わることかと思います。

そこで、卓球って他のスポーツと比べて市場規模がどうなのか?を見てみます。(見るスポーツ側は良い統計がないので、スポーツ用品市場で見てみます。※矢野経済研究所調べ

見づらいですが、まとめると下記のようなことが言えそうです。

・ゴルフは高い水準をキープ
・スポーツシューズが右肩上がりで最も大きい市場に
・アウトドア、アスレチックウェア、釣りも堅調なペースで市場規模も大きい
・卓球はその他スポーツ同様、全体で見るとほぼ横ばいで大きな市場ではない

そこで、今回は伸びが期待できるところを探しているので、市場規模の増加率を見てみます

こちらもほとんど変化率が被っていて見づらいですが、表も合わせてみていくと、

・スポーツシューズ、ラグビー、サイクルスポーツ、バドミントン、アウトドア、卓球などが伸び率が高い
・直近でみると、卓球が最も伸び率が高い(109%)
ことがわかります。

■競技人口

野球やサッカーのように観戦人口もありますが、卓球のスポーツ的特性上、DOスポーツに親和性が高そうなので、競技をしている人をここでは見ていきたいと思います。(※政府統計

・ウォーキングや体操が圧倒的に競技人口が高い
・伸び率を見ると、卓球やトレーニング、バドミントン、ボーリング、ジョギングが高い。

■スポーツをはじめるキッカケ

今後の競技人口の伸びを調べるために、キッカケに関して調べてみます。
(※スポーツに関する意識調査『やりたいスポーツ、やっているスポーツ』

気軽にできるスポーツは、健康・体力維持で始める人が多い
・比較的準備が必要なスポーツは、幼少期からやっているかどうかが重要
・ゴルフは文化としてできあがっている

■まとめ+考察

ここまでの話をまとめると、下記のようなことが言えそうです。
・単価・競技者が増える基盤のあるゴルフは堅調ペースの市場がある
・ウォーキングやマラソンなどの伸びもあってか、スポーツシューズなどの市場が伸びている
・幼少期からの経験が社会人のスポーツ習慣に影響を与える
・体力・健康維持のブームで、さらに気軽にできるスポーツの市場は伸びていきそう

よって、卓球も本来気軽にできるスポーツジャンルなので、キッカケさえあれば今後より拍車をかけて伸びていくのでは?と言えると思います。

卓球はマーケティングの夢を見る、、、か?

さて、この記事のタイトルは、「卓球はマーケティングの夢を見るか」です。上記のようなデータから、卓球はどこまで市場・ビジネス・社会的に盛りがっていく(=マーケティングの夢を見る)んでしょうか?

データで見ると、健康志向などで伸びていく可能性は大きいと思いましたが、サッカーや野球のような大産業、相撲のような国技、ゴルフのように文化・カルチャーにまで発展していくか?と言われると、なんとも言えないと思います。

今回観戦人口についてはデータで調べませんでしたが、例えばフェンシングの業界はオリンピックでメダルを取っても観戦人口は増えない、ということがわかったみたいです。
また、日本で大人気のサッカーですが世界的に見ると日本のランキングは低い結果になっています。
つまり、日本の卓球レベルが上がっても、比例して盛り上がるかどうかで言うと疑問符です。

なので、「卓球はマーケティングの夢を見ない(終)」で終わらせてしまっていいでしょうか?

ところで大分話は変わりますが、僕はプロダクトマネジメントの仕事を普段しています。この仕事をしていて思うのは、データはあくまで過去のこと説明する言葉でしかない、ということです。

今回は僕の卓球経験が浅さから、あえて客観的に語ろうと思いデータを使って卓球を見てみましたが、そんなデータで表現できないくらい今、卓球界すごく熱量を持っていると感じます。
Tリーグやyoutuberの方の動画による活動、このアドベントカレンダーも高い熱量の象徴ではないでしょうか?

そして、僕はこういった熱量が卓球をより盛り上げていく・過去でなく未来を作っていくと信じています。
プロダクトマネジメントも結局は愛・熱量が、数値では表現し切れない未来をつくるんです!

なので(かなり強引ですが)「卓球はマーケティングの夢を見る(はず)」と、ブログを締めくくりたいと思います(笑)
むしろ、そうなるようにみんなで卓球を盛り上げていきましょう!

2019年も良い卓球ライフを!
※まだまだアドベントカレンダーも続くので見てみてください!

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