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【合格する人はここが違う】①勉強量に対する意識が違う

こんにちは、山藤あるとです。

「合格する人ってどういう人だろう?」
「なかなか合格できない人とはどういうところが違ったんだろう?」

ふと思った抽象的な問いですが、自分が見てきた合格した人たちに共通していた部分を振り返ってみたり、自分の思考を整理し直したりして、あらためて考えています。

思いついた切り口ごとに記事にしていきます。

自分なりに、合格するということはどういうことか、合格の本質、合格の正体みたいなものの言語化を試みてみるシリーズになると思います。

多くの受験生に最後まで読んでもらえたらうれしいです。


勉強量に対する意識が違う

合格する人の考え方

合格する人は基本的に勉強量が多いです。

ですが、がんばってがんばって量を確保している、という感じでもありません。

自分が必要と思う勉強をコツコツこなした結果、自然とかなりの勉強量になっているだけ、という感じです。

そもそも目標とする1日の勉強時間も設定していなかったりもします。

自分の努力を勉強量で測っていない、ともいえそうです。

勉強をすること自体に抵抗感がなく、分からないところやできないところを改善するための勉強を選んでやっていきます。

勉強してもまだまだ改善したいところは残っているため、かなりの量の勉強をしていてもまだ足りないとさえ思っていたりします。

そう思っていても、勉強量が足りない!と悲壮感を出して焦るというわけでもありません。

足りない部分はまだあるものの、勉強したことであれも分かるようになったこれも改善できたという認識もあるので、自分が着実に進んでいるという実感もあります。

良い意味で、勉強量の多寡による感情の起伏が少なく、無理なくコンスタントに勉強を続けていきます。

合格しない人の考え方

これに対して、合格しない人は、がんばって勉強量を確保します。
勉強量を確保することをがんばっているという感じでしょうか。

成績がパッとしなかった頃の自分でいうと、1日何時間勉強する、が先にありました。

その勉強時間になるように、勉強内容を決めていました。

1時間の計算問題を2問解いて2時間、その復習で1時間、あと何時間は理論科目で~といった感じで、決めた勉強時間をどう使うか、という順番で考えていたように思います。

勉強がしんどいのでなるべくならたくさん勉強したくないけど、合格するには勉強量は必要だとも思っているので量だけは確保する、といった感じです。

目標としていた勉強時間をこなすと、「今日自分がんばった!今日はもう勉強しない」となることもたびたびありました。

目標としていた勉強時間をこなせないと、「自分はがんばれなかった、だから合格できないんだ」と落ち込み、がんばれなかった自分を責めます。

気力があるうちは「こんなんじゃだめだ!明日からはもっと勉強する!」と意欲を出して勉強量のハードルを上げますが、無理は続きません。

悪循環に陥り、いずれ気力は尽き、勉強自体をがんばることが困難になります。

振り返り・考察

振り返ってみると、合格できなかった頃の自分は、基本的に勉強することに抵抗感があり、勉強を始めること自体にがんばりが必要でした。

だからこそ、量をこなすとすごくがんばった感があって、充実感がありました。

しかし、今思えば、難関試験の勉強をこんなに頑張っている!と自分の姿に自己満足しているだけでした。

自分の課題を解決するために勉強と向き合っている意識も少なく、頑張っているという意識の割に成果が出ない、という状況に陥ります。

こうやって比べてみると、自分の課題をコツコツと改善していった人が合格するのは自然なことと思えますね。

合格する(目的)ために勉強する(手段)のであって、そのために必要な勉強をしなければ合格には近づきません。

合格しない人は、勉強すること自体が目的となっており、手段が目的化してしまっているといえそうです。

まとめ

・合格する人
 勉強することは当たり前で抵抗感はほぼない
 自分の課題を改善するために勉強内容を組み立てている
 コツコツと目の前の勉強を続けた結果、かなりの勉強量になる
 勉強量の多寡で感情の起伏がほとんどないため、自分が必要とする勉強を無理なく続けられる

・合格しない人
 勉強することが当たり前ではなく抵抗感がある
 勉強量ありきで勉強内容を組み立てている
 予定した勉強量を達成したら満足してしまうので、勉強量が伸びない
 勉強量の多寡で感情の起伏が比較的大きく、無理して疲労して勉強が長続きしない

勉強するしないの段階ですでに、当たり前のレベルに差があることが分かります。

私がそういう状態から抜け出せたのは、合格するまで受験をする覚悟が本当の意味でできたからだと思います。

何度も不合格になってようやく自分と向き合え、覚悟が決まりました。

違う言い方をすると、合格しない限りこの受験生活は終わらないことを受け入れ、勉強したくないと抵抗することを諦めました。

諦めた結果、どうせ勉強するんだからと気持ちが楽になり、すんなり勉強するようになりました。

できないところをできるようにならなければ合格できないと考え、できない部分をひたすらつぶしていきました。

その結果、いつの間にか、以前の自分よりも多い勉強量を以前よりがんばった感じもなくできるようになっていた、といった感じです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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