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”会社”をあてにし過ぎるリスクと向き合おう!

45歳定年制の提唱が賛否を読んでおり、改めて会社との関係性を考えるよいきっかけになっているのではないかと思います。

そもそも会社が人の人生を保証してくれるなどということはないと私は考えていますし、会社のみに依存することはリスキーだと考えています。

今回はその理由についてマルクスの資本論と結びつけながら私なりの考えをシェアしたいと思います。

マルクスを読むことで資本主義の本質が分かる

会社にとって、社員は労働力であり、その労働力を最大限に活かして利益を上げるのが会社のスキームです。

資本主義である限り、会社が傾き始めれば、会社の利益を守るために社員が切られるのは当たり前なのです。

労働者は基本的に自分の労働力しか売ることができません。自分の労働力が生み出した商品を売ることはできないのです。労働者が作り出した商品は、資本家によって販売され、彼らの利益になっていくのです。

この労働者と資本家の関係性は自然に生まれたわけではありません。資本主義というシステムを構築していく過程で新たに発生した関係性なのです。

そこでは労働力の価値は、労働者が自分を維持し、家族を養うのに十分なだけの金銭の総和と等しくなる、とマルクスは考えます。つまり、労働者は自らの生活を営む最低限の金銭しかもらえないようになってるのです。

では、商品を売ることで得られた余剰価値はどこに消えるかというと、資本家の利益となっていくのです。なので、会社員を続ければ続けるほど、資本家のために搾取されている期間が長くなるというわけなのです。

私はマルクスの資本論(の解説本)を読んで衝撃を受けました。経済学部出身ですが、資本論を読むのは難しいので解説本の域からいまだに出ていません。

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会社員のメリット

会社員は仕事するには非常に恵まれた環境です。仕事をしてもすべての責任を個人で負う必要もなく、たとえ目標を達成できなくても、損失を出してしまっても、ある程度の給料が指定日に振り込まれてるはずです。

個人事業主だと仕事がなければ給料がないため不安で夜は眠れずそのために仕事を受けるために必死で営業します。

もう一つはセーフティネットの厚さです。これについてはこちらの記事にて詳細をまとめていますので興味がある方は是非ご覧ください。

会社員のデメリット

必要以上に稼げなくてもある程度の給料が保証されてる代わりに、逆にメチャクチャ稼いだり誰よりも会社に貢献しても給料はさほど上がりません。これを理不尽だと気づくのでは遅すぎますよね。

後は万が一のときに、会社の看板がなくても稼げる力を身につけておかないと、会社が倒産したりリストラされることはこれから増えていきます。

企業の平均寿命は短くなってきており、働く人の定年までの期間は長くなっているので確率的にそうなるのが妥当です。

まとめ

資本論を読むことで、資本主義や会社の仕組みを理解し、会社に過度に依存するリスクを認識しながら会社員のメリットを享受し、いつでもどこにいっても通用するスキルに磨きをかけていきましょう。

Let’s Action!
✅マルクスの『資本論』(の解説本)にチャレンジしてみよう!
✅給料日に定額が振り込まれることに感謝しよう!
✅いつでも自立できるように知識と技術を磨いておこう!

メッセージ

【こちらの記事をおススメしてくれた有難い記事】

北国育ちのワダイノートさん、ありがとうございます!


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