ドミニオン用語集

(4年位前に別の場所で書いていたブログ記事を見直したらいいこと書いてたのでそのまま引っ張ってきました。2020年当時の記事なので今見たらおかしいことも書いてたりしますね。)

用語集です。ドミニオンの固有のものやドミニオンプレイヤーにありがちのもの、自分しか使ってないもの、普通に一般常識など、このサイトで使う用語を解説しています。
この記事を読むというよりは、他の記事を読んでいてよくわからない単語が出てきたらここでページ内検索をしてみるのがいいと思います。
また、ここになくてよくわからない言葉があれば教えてくだされば追加していきたいと思います。



・n(エヌ)


不特定の数字が入る。カードをn枚引く、n枚捨て札にする、など。このブログではめちゃくちゃ使う。

・n金


nコインのこと。大体現状出せる最大のコインのことを出す。
手札が金貨/銀貨/銅貨/銅貨/屋敷なら32110で7金出ているという。

・5金 8金 13金 16金


ドミニオンにおいて縁起のいい数字。5金は公領や強力なアクション、8金は属州、13金は公領+属州、16金は属州属州を買える。

・5金率


5金が出る確率。大体3~4ターン目に5金が出る確率に用いられる。
前述のとおり5金は強力なアクションが多く、ゲーム序盤では5金を出すことを目標にすることが多いため、5金率を高める行動を1,2ターン目にすることは勝利へとつながる。こともある。
5金率(派生して6金率、7金率といった言葉もある)については、多くのプレイヤーが計算していたりそれをまとめていてくれたりする。ありがたし。
三月類さんのブログが非常に詳しくまとめてくれているのでいつも助かってます。
https://www.sandomi.net/entry/2015/09/15/205816

・バニラ


バニラ能力しかないカードのこと。鍛冶屋・村・市場などが代表格。

・バニラ能力


+nカードを引く・+n購入・+nアクション・+n金の4つ。ドミニオンの基本能力であり、多くのアクションについている。

・仮想通貨


+n金によって出るコインの通称。ビットコインのようなアレの登場よりも前からドミニオンで使われている由緒正しき言葉である。
祝祭祝祭祝祭と打てば、仮想通貨が6金出ていることになる。

・掘る


デッキを掘り進む、からきている。つまりデッキを引いたり捨てたりして、デッキの枚数を減らすこと。別に堀は関係ない。
既に強いアクションを使い切ってしまい山札にゴミしか残っていないときなどに、それらを消化するためにデッキを掘る。といった使い方をする。

・屋 公 属


屋敷、公領、属州のこと。銅、銀、金、呪などドミニオンのサプライは一文字で略されることが多い。

・山


サプライの山、つまり束のことである。これには銅貨や呪いも含まれる。山が3つなくなる(すべて誰かの手で獲得、廃棄される)とゲームは終わる。

・サプライ


ゲームで使うカードたち。最初に出てくる10種類のアクションや財宝等、銅銀金、属公屋、呪い、その他ポーションや廃墟などが含まれる。

・サプライ外


サプライとして扱わないカードたち。これがなくなっても三山枯れの一つとしてはみなさない。
具体例としては、ウィルオウィスプやインプのような精霊カード、トラベラーの進化先、コウモリなどがある。紛らわしいので、知らないカードがあればゲーム開始時に誰かに聞いておこう。

・枯れ


サプライの山がなくなること。3山が枯れてゲームが終わることを3山枯れと呼ぶ。また、サプライの山を枯れさせることを枯らしという。

・金量


トータルの出るお金の量。詳しくはこの記事を読んでください。

・過剰金量


1ターンに金量が出すぎること。購入がないのに金貨が手札に4枚、など。
金量を無駄にする上に次ターン以降の金量がおおむね下がるため敬遠される。

・事故


ひどい手札を引くこと。引くことが確定すること。往々にして起こる。ドミニオンは運ゲー。
ただし、デッキ構築が悪くてひどい引きをすることを事故と呼んではいけない。確率の壁を越えて裏目を引いたときこそ、思いっきり事故ったと叫ぼう。

・トップ


デッキトップのこと。デッキの上のほう。一番上でなくても、リシャッフル後の一発目のドローで着たりすればトップである。状況によって意味に幅がある。

・ボトム


デッキボトムのこと。デッキの底のほう。一番下でなくても、次で確定でリシャッフルが入ってしまうときなどに引くカードはボトムである。状況によって意味に幅がある。
また、1,2ターン目に買ったカードを3,4ターン目に引けない(つまり12枚のうち上10枚になかった)場合を指してボトムと呼ぶこともある。というかめっちゃ多い。
「底った」という言い方もある。

・ダブルボトム


1,2ターン目に買ったカード2枚がどちらもボトムにあること。ダブルボトムを食らったら泣きながらggとつぶやこう。けどよくある。1/66の確率。

・gg


グッドゲーム。いい勝負だった。
ゲームが終了したときに言う言葉。お互いの健闘を称えあい、爽やかにゲームを終わろう。Dominion Onlineでよく使う。

・上振れ 下振れ


運が良い、悪い状態を指す。大体自分は下振れて、相手は上振れる。それもまたドミニオンである。

・かぶり 重なり


大体は引きたくない二枚を同時に引いてしまうことを指す。ターミナルアクション二枚を1、2ターン目に購入したら、3ターン目にどっちも引けば「アクションがかぶった」状態である。

・ターミナルアクション


+nアクションがついていないアクション。(村などがなければ)そのアクションを使えばアクションフェイズは終わることから。
ターミナルアクションは積めば積むほど重なる確率が高くなるため、数をよく考える必要がある。

・キャントリップ


+1(以上)アクション、+1(以上)ドローがついているアクション。他に効果があってもいい。
打っても何も消費しないうえに、追加効果までついてくる。入れ得!と思いきやアクション権を使い切って鍛冶屋を打ったらキャントリップを三枚引いたりする。
雑に入れればいいというものではない。

・ハンデス


ハンドデストラクション?ハンドディスカード?よくわかりません。手札を捨てさせる行為全般。ドミニオンでは民兵が代表。派生で幽霊船のような手札をデッキトップに置かせるものもある。凶悪。

・ドローゴー


元はMTGの用語。ターン開始時にカードを引いて何もせずターンエンドをすることである。
ドミニオンにおいては事故だったり呪いが多すぎてデッキが壊された結果だったりする。できれば会いたくないものだ。

・シャカパチ


手札をシャカシャカパチパチすること。TCGをやっていた人ならばおなじみだろう。
自分はやらないし気にしないが、ひどく気にしたり嫌ったりする人はいる。できるだけやらないようにしたほうが賢明かもしれない。

・挿す


デッキに入れること。ピン挿し(デッキに何かを一枚さすこと)のような派生語もある。
「書庫一枚挿しとくか~」「村もうちょっと挿したほうがいいかな」

・遅い


ゆっくなさま。ドミニオンにおいては、ゲーム終了が近づいているのに中々デッキが完成しない、もしくは追加パーツを足さなければならないような状況で言ったり、ほかのプレイヤーよりもデッキが弱いときに行ったりする。
また、ゲーム展開がゆっくり(属州や三山がなかなか枯れず、ロングゲームになる)な時も遅いと呼んだりする。
「うーん、今さら採集者挿すの遅いかなぁ」「(吸血鬼を見ながら)うわぁ、遅くなりそうだなぁ」

・カット


シャッフルのこと。ドミニオンにおいては頻繁に自分のデッキをカットすることになる。カットお願いしまーす。
ドミニオンに限らず、対戦型のカードゲームは自分のデッキをカットする際、最後は他人にカットしてもらうのが一般的。不正防止であり、自分が不正をしていないという証明でもあるのだ。
また、他人があるサプライのカードを独占しないように、自分のデッキにはそんなに必要のないカードを取ることもカットという。庭園や橋はカットされる代表だろう。

・デスカット


殺意の高いカット。カットした相手にダブルボトムやアクションかぶりを押し付ける。勿論恣意的なものではない。恣意的だったらイカサマである。

・リシャッフル


ドローをすべき枚数よりもデッキ枚数が少ないとき、捨て札をシャッフルしデッキとすること。
ドミニオンを勝つために、非常に重要な行為である。リシャッフルを制する者は、ドミニオンを制する……かもしれない。

・トークン


種類が豊富。

・勝利点トークン


デッキに加わらない勝利点。記念碑やならずもの、ランドマークなどでとれる。たいてい重要。

・コイントークン


プールできる金。購入フェイズに好きな数金量として出すことができる。勿論出さないこともできる。
これさえ貯めておけばどんなに弱い手札でも属州が買える。7金なんて怖くない。めちゃくちゃ強い。一説ではコイントークン1枚で1.5点の勝利点の価値があるとか。

・旅トークン


裏表がある。それだけ。

・-1カードトークン


次のドローが1枚減る。-1カードトークンを持った状態で鍛冶屋を打てば2ドローしかできず、村はドローができず+2アクションするだけ。何もしなければ次のターンは手札4枚でスタート(クリーンナップフェイズで引く手札の数が1枚減って4になる)
複数人が-1カードトークンを周りに与えるカードを使っても、一人のプレイヤーは1つしか-1カードを受け取らない。そうじゃなければ永遠に手札1枚スタートとかになりかねない。

・-1コイントークン


次に出るお金が1コイン分減る。8金を7金にする恐ろしいトークンだ。
-1カードトークン同様、一人のプレイヤーが複数の-1コイントークンを得ることはない。

・+1購入トークン +1アクショントークン +1カードトークン +1コイントークン


テキストを読んでもさっぱりわからないカード副代表、教師(代表支配)。主に彼が付与するバフ。教師の効果は置いといて、効果の処理を説明しよう。
これらのトークンはサプライのアクションの山の上に置かれる(ただし、山にカードがなくてもかまわない。全部取られててもOK)。
そして、そのトークンの置かれたサプライに由来するカードをあなたが使う際に、そのトークンによって指定された効果をそのアクションを使用する前に得るのだ。
つまり、鍛冶屋に+1アクショントークンを置けば、あなたが鍛冶屋を使うとき、先に+1アクションが出て、次に3カードドローを行う。
+1カードトークンを乗せた玉座の間を使えば、まずカードをドローしてから玉座の間の効果を処理するので、そこで引いてきたアクションも使えるのだ。ああややこしい。

・廃棄トークン


イベント・立案の効果で置かれる。サプライのアクションの上に置かれ、そのサプライに由来する山からカードを購入するとき、手札を一枚廃棄できる。
分割された山札のように、そのサプライのカードがアクションでなくなっても購入時に廃棄ができる。
ちなみに初登場時では誤植があった。サプライに由来するアクションを使用するたびに一枚廃棄できると書いてあった。もしそうなら超絶パワカである。

・-2コストトークン


害悪。イベント・渡し船の効果でサプライのアクションに置かれる。効果はおかれたアクションのコストを2下げる。は?
狂信者は3コスになるし、拷問人は3コス、雇い人は4コスである。工房でとれてしまうじゃないか(怒)。
このイベントがあり、集めると強いコスト5や6のアクションがある場での2-5と3-4の格差は筆舌しがたい。運ゲーが過ぎる。二度と出てこないでほしい(使いながら)。

・2-5 3-4 4-3 5-2(にーごー さんよん よんさん ごーにー)


1ターンと2ターン目の金量。ドミニオンの基本のキである。ここで望んだ金量を引き当てるのが強いドミニオンプレイヤーになる第一歩といえるだろう。
基本的に5金が強いことが多いので2-5、5-2が喜ばれるが、そうでないときもある。呪われた金貨や遊牧民の野営地など、これを変えるカードもある。
ちなみに何もなかった時に1,2ターン目に5金出る確率は1/6。

・分割管理


この記事を読もう。これが一発で理解できる貴方はもうドミニオン初心者ではない。
読むのがめんどい人に要約すると、「デッキを二つに分けてそれぞれで強いアクションを打てたら安定するよね」だ。あってますよね?僕は理解できていません。
https://nk377.hatenadiary.org/entry/20130106/1357502559

・アタック


ドミニオンのカードの種類。転じて、他プレイヤーの妨害をするすべてのカード。仮面舞踏会をアタックなんて呼んだりする。
アタックの種類としては、ハンデス・呪い撒き・デッキ破壊・その他(呪詛や-1カードトークンなど)がある。
ドミニオンの趨勢を左右することが多いので、重要度は高い。

・完成形


デッキの完成形のこと。それは毎ターン16金確実に出せるコンボデッキだったり、ビッグブリッジ完成だったり、はたまた鍛冶屋ステロにおける金貨2枚購入後のデッキだったりする。
明確なテンプレートは基本的になく、人やサプライによってさまざまな形をとる。これを考え、それを作る過程をうまくやるのがドミニオンの実力といえるだろう。

・天才 賢い 強い 犯罪 パワー 神


相手のドロー運に僻む言葉。極稀に自分のドローに言うこともなくはない。

・n点行動


1ターンに勝利点n点を獲得すること。例えば属州と公領を1ターンに買ったら9点行動となる。

・村


3コスト アクション +2アクション +1カード。転じて、+2(以上)アクションを出すアクションカードの総称でもある。
村を使ったコンボデッキはドミニオンの花形。サプライで村があれば、コンボルートをしっかり考慮に入れよう。

・鍛冶屋


4コスト アクション +3ドロー。転じて、3ドローをするアクションカードの総称でもある。
ドミニオンのもっとも代表的なドローソース。派生版も山ほどある。ステロによし、コンボによしの、シンプルゆえの強さがある。うまく使おう。

・ビッグブリッジ


橋を7枚並べて属州を1ターンに8枚取れる状況をつくるデッキ、またはコンボそのもの。
橋を用いずとも、他のサプライのコストを下げる系のカードを用いて属州のコストを下げ一気に大量に獲得する類のコンボデッキも大体ビッグブリッジと呼ばれる。
ものによるが意外とさっさと完成する上、属州がなかったら公領をがっぽりとっていくので、あんまり舐めていると普通にボコボコにされる。橋や原住民の村のようなキーカードはしっかりカットしよう。

・村鍛冶


村と鍛冶屋を交互に打つことで手札を大量に増やす、最も基本的なコンボデッキ。強力なドロソと村さえあれば成立はするので、村と鍛冶屋そのものでなくとも、村鍛冶を見る機会は多いだろう。
安定して村鍛冶を組めることは、ドミニオンを強くなるうえで必須といえるだろう。

・ループ


遊戯王やMTG、デュエマなどでは1ターンに永遠に行動を続けることだが、ドミニオンにおいてループとは策士ループを示す。
策士ループとは、毎ターン策士を打ち、毎ターン手札10枚でスタートするコンボまたはコンボデッキ。
成立させるのも難しいしサプライの条件も厳しいしで、あんまり覚える必要はないかもしれない。けどできたらたのしい。

・ゴールデンデッキ


司教を使ったコンボデッキ。もっとも有名なのは城塞司教。
正確な中身はググったらわかるが、簡単に言えば「毎ターン必ずデッキを汚さず12点取れるデッキ」である。
完成さえすれば必ず勝てるといっても過言ではない。相手もゴールデンデッキを完成させていない限り。
このデッキから派生して、必ず毎ターン全く同じ行動をとりながら勝利点を確保できるデッキをゴールデンデッキと呼んだような気がするが、ゴールデンデッキといえばもっぱら城塞司教を指している。

・青空隠遁 総督 大使館 寵臣 夜警銅細工医者……


ドミニオンには知っていないとできないコンボや戦略がたくさんある。もはや用語集でする話ではないが、このようなデッキの知識は、ひたすら対戦の中で経験していくしかない。
ドミニオンを強くなりたいなら、ひたすら強い人と対戦し、強い組み合わせやカード、コンボを常に考え続けることが重要だ。

・リザイン アンドゥ


Dominion Onlineで使う。リザインは降参、アンドゥはやり直し要求である。相手がアンドゥを許可すれば、一手戻すことができる。
どちらも人によってはマナー違反と考える人もいる。できることなら、あまりやらないほうがいいだろう。まあリザインはそんなに問題はないと僕は思うけど。

・Dominion Online


ドミニオンをブラウザで遊べるサイト。無料でプレイできる。
ランダムマッチングでも遊べるし、友達とフレンド対戦もできる。強い人の対戦を観戦することもできる。
無課金だと、自分の卓に使えるサプライが「基本セット」のものしかないが、課金すると様々なサプライが使えるようになる。
これだけ聞くと無課金は基本セットしか使えないのかと思うが、実際はマッチングする相手か自分どちらかが持っていればいいので、無課金でも全種類のサプライで遊べる。
みんなもやろう、ドミニオンオンライン。
たまにgokoドミだとかstefドミだとかドミニオンオンラインの話題で出てくるが、gokoは昔のドミニオンオンライン、stefドミは今のドミニオンオンラインみたいな認識で問題ない。対戦の仕様の差などは多くあれど、結局今はstefドミしかないのだから……。

・Hex Boon(ヘックス ブーン)


日本語訳は呪詛と祝福。日本語版のカードにも祝福を受ける、呪詛を受けると書いてあるものの、日本語版の呪詛と祝福にはhex boonとデカデカと書かれている。まあ漢字で書かれても困るが……

・特殊勝利点


属公屋以外の勝利点の総称。狭義では、庭園やシルクロードのようなサプライに出てくるタイプの勝利点カード。広義では、ランドマークやアクションによる勝利点トークン獲得カードも含めることがある。
普通のドミニオンとは一味違ったゲーム展開になるので、注意が必要だ。

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