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ひとりっ子のプロデューサーがもしも担当アイドルの弟妹を想像してみたら、という話

 私は一人っ子ですので、弟や妹という存在を現実的に考えることはできないのですが、アイマスの担当アイドルの弟や妹を二次創作してみたらそうなるか、ということでやってみました。

周子「うーん、何だか入りがパッとしないねー。『もしも、プロダクションを挙げて【担当アイドルの弟や妹にふさわしいキャラクター】を創り出せたら、担当アイドルに姉役の仕事が舞い込んでくるかもしれません!』くらい言っとく?」
穂乃香「そうですね、映画でお姉さん役のオーディションを受ける時の練習になりますから、全力で表現しましょう!」

出演するふたり、ノリノリである。
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 AstToさん主催の企画でした。投稿数の制限はないので、考えやすかったデレマスから2名、選んでみました。

①綾瀬穂乃香ちゃんの弟(16歳)
 綾瀬姉弟は「好きな物事には熱中しやすい」ことは一緒だけど、通っている学校も日常生活も違うふたりです。弟にとってクラシックバレエは知らないことだらけですし、アイドルになってからのお仕事も知らないことが多いですが、アイドルのことを話してくれる穂乃香お姉ちゃんの笑顔を見ると、なんだか安心するようです。ちなみに、弟の部屋にも、ぴにゃこら太があります。
 公式での綾瀬家の設定は明かされていないものが多いですが、クラシックバレエを小さい頃から続けられる環境、母により上品な洋服を選んでもらう、デレステガシャで「薔薇の消費量が多いガシャ」で選ばれる、といったところからは、比較的裕福と思われます。バレエを支えるための食事は、場合によっては弟も摂っていたかと思います。また、アイドルになってから変わったであろう食事内容についても、一緒に楽しむものとして受け入れているでしょう。
 綾瀬家にとってのクラシックバレエは、日常生活の中で大きな割合を占めていて、そこからアイドルになったのは、公式で母親が「どうしてアイドルなんか?」と聞くのにも納得がいきます。弟にとっての熱中するものはおそらくスポーツかなぁと思いますが、穂乃香お姉ちゃんと同じく、努力の天才かもしれません。また、アイドルになったことについては、笑顔になることが多くなったことで「穂乃香お姉ちゃんにとって、良かった選択」と受け入れています。
 ぴにゃこら太については布教の結果、お部屋には置くことにしたのと、可能な限りぴにゃ活を支援しているようです(ただし金銭面は「おかねをだいじに」という綾瀬家の家訓があるようなので、自力でなんとかしてもらっている)。同じように、弟が熱中しているものについても、受け入れてもらっています。

②塩見周子の妹(17歳)
 歴史ある京都の和菓子屋の看板娘、しかし自由すぎる周子姉さんのおかげで、「あんたはせめてまともに育ってくれ」と教育され、京都の和菓子の伝統を守り続けている妹さん。家出同然に上京していった周子姉さんが4代目シンデレラガールになったと聞いて、「さすが塩見家の姉さんだなぁ」と感じるようになった。そのときの、桜の花びらの下で京都っぽく艶やかに笑みを浮かべる周子姉さんに対抗心が芽生えたのか、今日も今日とて、妹さんは和菓子を好きになってくれる人へ、和菓子を届けています。
 歴史に伝統にとがんじがらめの塩見姉妹ですが、飛び出して行った周子ちゃんに対し、妹さんは、さすがに両親を心配させるわけにはいかないと、雑念を打ち払うように和菓子に向かっていると思います。周子姉さんに対しては表立った支援は出来ないけれど、今も昔も、先回りして周子姉さんに迫る危機などを知らせる役回りです。
 だからこそ、京都の看板娘を守り続けたという気持ちがあったのか、トップアイドルとなった知らせを受けて、妹さんは少なからず誇りに思ったでしょう。しかし、知らせと一緒についてきた写真を見て、形だけの、自分が作った和菓子と比較して「これは負けられない」と火がついたと思います。当然、両親には発破をかけられ、「私だって塩見家の妹だ」と言ったかどうかはわかりませんが、周子姉さんのように、誰も歩んでいない和菓子の道を極めてやろう、とますます精進していくのでした。
 ちなみに、たい焼きは姉と同じくあんこ派です。クリームを好む邪道には、小一時間、あんこの良さを口説くと予想します(

穂乃香「バレエやアイドル、そしてぴにゃらこら太を理解してくれる弟…とても素晴らしいです!これなら、弟の期待に答えなくては、と燃えてきます」
周子「いやー、実家を代わりに手伝ってくれる妹がいるのはいいねー。あとは、実家に帰っても自由に過ごさせてくれると嬉しいかな」
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 ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。


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