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幻覚な推し

僕の愛すべき友人は、今日も推しの幻覚を見ています。

こんにちは。皆さんいかがお過ごしですか。
僕は元気です。元気に今日も推しを推しています。言わずともうバレてる前提で話を進めるのをやめよう。
そう、別に隠すつもりもないので言いますが僕はオタクです。某アイドル育成ゲームの某アイドルキャラに心臓を鷲掴みにされてしまい日々供給に悲鳴をあげるタイプのオタクです。もっと言うとそんなにお金をもりもり推し活にかけられないのにグッズを買いたい欲が強くて上手くやりくりしながら赤字になるタイプのオタクです。

さて皆さんはオタクでしょうか。
僕はオタクには2種類あると思っています。異論は認める
それすなわち、「推しの姿をできるだけ鮮明に追いたいオタク」と「推しの幻覚をできるだけ鮮明に見たいオタク」です。
ちなみに僕は前者です。きっと多分Maybeおそらく

推しの幻覚

僕がゲームキャラオタクだから例えばドルオタさんとか配信者オタさんにこれがどこまで当てはまるのかどうかは分からないのだけども、オタクの中には推しの幻覚を見ている層が一定数いるように思います。僕から見たらそれってほんとに推しですか?と思うこともあるんですけどね🤔
(※ここでご留意頂きたいのは、ここで言及しているのはあくまでオタクとしてのスタンスの違いであって否定の意図は一切ないということをご理解頂きたいです)

僕のオタクとしてのスタンスについて一度整理しておきましょうか。
その1、僕は(原則)2次元にしか推しを作りません。なぜなら実在する人間は変化に理不尽性があるからです。
これは僕がまだうまく説明しきれていないことではありますが、実在する人間の人格が変わりうる出来事ってオタクと関係ないところでも起きうるのでオタクとして「思ってたんと違った」になりやすいと思うんですよね。まぁそれでもほんとに好きだったらついてっちゃう気持ちもすげぇよく分かる。だってこんなこと言いながらかれこれ10年以上某邦ロックバンドのファンをやっているので…色々あったけど結局好きでずっと聴いているので…。(まぁ推しとはちょっと話がズレるので今回は割愛)
その2、僕は公式が「絶対」正しいと考えるタイプのオタクです。公式がそうだと言ったらそう!これは実在する人間相手だとちょっと成り立たないかもしれないですね。アイドルさんだったら公式って運営だったりするわけで。運営とアイドルは別人格カウント(運営を人格と呼ぶのもおかしな話だけれども)だから必ずしもイコールではないんだけども。
今回の話に関わるのはその2の方です。


公式が解釈違い

僕この言葉が苦手なんですよね。
推してるキャラがイベントストーリーなんかで喋るじゃないですか。その時、明らかにキャラ同士の呼び合うあだ名が過去のセリフと食い違うとか、そういうミスに対して噛み付くオタクはまぁいいんです。よく見てるねってだけで。好きなんだねって思います。
それとは別に「この子はこんなこと言わない!」みたいな、シナリオがおかしい!この子はこんな事考えない!こんなことしない!かわいそう!みたいな。
いやそうはならんやろ
いやあるよねーそういう時、受け入れがたい展開になることあるよねーだって人様の創作物だからねー僕らの思い描いてたハッピーエンドにならないことあるよねー!
いやだからってそうはならんやろ
好きなキャラが理不尽に嫌な目にあってたり、本人が予想外の行動を取ったりしたらビビるよね〜分かるよ〜!
でもだからってオタクが望まないからってそれが間違ってるとは1オタクの立場で僕は文句言えないと思うしそれ含めて推しの新たな一面として受け入れたいなと思うけどどうかなその辺!!?
(※あくまでオタクとしてのスタンスの違いであって否定の意図は一切ありません。ありません。)


読め、シナリオを

これは推しを語るオタクにはぜひ一緒にやって頂きたいことなのですが(自分のスタンスを押しつけるな!)、シナリオ読みましょう。てか読んだら全部書いてある。本当。マジ。リアルガチ。
というかこれはマジです。ゲームならなおさらです。外国のゲームで翻訳が噛んでちょっと読みにくいシナリオならともかく、日本で作られたゲームで日本人が書いたシナリオで企業が商品として出しているシナリオは基本的にめちゃくちゃ辻褄が合ってます。(ど偏見)(本当にそうなのかどうかマジで知りません責任は取れない)
少なくとも僕が狂っている1ゲーム(某アイドル育成ゲーム)は確実にそうです。世界観は独特だけど。

(ここから聞くに耐えないオタクの絶叫が始まります。無理な方は読まないでください)
そりゃね?メインライターさんじゃない方が書いてるガチャストとかはたまに「あぁ、当たり障りないようにキャラの内面深堀りしすぎないように気をつけてるなー世間のイメージによく近づけてるなー」と思って見る時ありますよ。あれは公式が出してる軽めのスピンオフだからさ…でもメインライターが書いたストーリーはもう文句のつけ所ねぇじゃん!!原作者が「こう」って言ったらこうなんだよ!それはマンガであっても小説であってもなんでも一緒じゃないか!そのキャラはお前の私物じゃないんだよ!!!大体なんですか?世界観が気に入らない?辞めちまえこのスットコドッコイそもそも前提が間違ってますよお姉さん?
はっ
失礼、取り乱しました


言いたかったこと

結局いつも何が言いたいのか分からない駄文生産機になってしまうんですが、要はあれです。
シナリオ…公式の出している文章をちゃんと読み解いていくと解釈違いなんてもんは起こらないはずなんですよね。
描かれてない空白を自由に妄想するのがダメとは言いません、僕もよくやりますので。それは公式が残してくれた解釈の余地であり、それぞれのオタクに残された自由記述欄、卒業アルバムの寄せ書きページ、主人公の名前を決められる没入感、なんでもいいんだと思います。いや最後の1個は絶対関係ないと思う。忘れてくれ。
でもさ〜〜〜それはそれとして例えばストーリー展開的に好きなキャラが大怪我負いましたとかさ…まぁショックを受けるのは自由だと思いますよでもだからって作者を鬼呼ばわりするのは違うじゃあん!!作者が書いた物語は「そういう話」だっただけじゃん!
あとめちゃくちゃ丁寧に心情描写してくれてるのに「この子が可哀想!」になるのはやっぱ違うじゃんほら彼は彼なりに納得して前向いて進んでるんだよ可哀想ではない!置かれてる状況は大変ではあるが!
「こうなってこうなりましたよ」に対して「いやそんなはずは無い!」ってオタクが言うのはちょっと違うと思うんですよね…まぁそんなオタクもいるよね。うん。オタクのあり方は人それぞれだからね!僕とは気が合わないかもしれない。

結論、推しの幻覚を見てるオタクを悪いとは思わないけど、推しの幻覚に一喜一憂するのはなんか虚しくないか?という厄介オタクの戯言。
(※あくまでオタクのスタンスの話であり、否定する意図は一切ございません)

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