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コンテンツ投稿の重要な意義

 意識高い系で何が悪い。こんばんは、いづつです。「超」が100個くらいつくほど消極的かつ保守的で私の足を引っ張る人がいるので、どうやって説得すればいいのか考えてGoogle Keepで整理していたら、ひとつの記事レベルのボリュームになってしまったので投稿します。

■コンテンツ投稿には得しかない

 なぜ最近の人はインターネット上にコンテンツを投稿するのでしょうか。Instagramに写真を掲載し、TikTokに動画を投稿し、twitterやnoteで持論を展開する人で溢れています。そしてなぜ実名+顔出しが増えているのでしょうか。よく考えずにやっている人が多いですが、考えてやっている人もいて、どちらにしろ実はとても大事な行動原理だったりします。

■サラリーマンの限界

 今サラリーマンをやっていれば誰でもわかることですが、各々で水準は違うけども稼げる額の上限っていうのは3-4年も同じ仕事をしていれば結構簡単に達します。成果主義が浸透していないので、それ以上頑張っても給料に反映されず、全然報われません。それは従業員という働き方が責任を制限されているからで、当たり前のことです。

 自分の所属している事業が傾いても他の事業の儲けがあるから安定した給料がもらえるし、そこそこの仕事をしていればクビにはならない。そうやって雇用者や法律によっていろんなリスクを分散して低減された結果を得ているのがサラリーマン。被雇用者というのは社会上で最もローリスク・ローリターンな日銭稼ぎ手段です。

 しかし、そのローリスク・ローリターンが崩れつつあります。かつてはサラリーマンさえやっていれば人生安泰だった日本。無意味な仕事だろうが辛い役回りだろうが、とりあえず辛抱していれば自動的に給料が上がった時代があったそうです。過去形と伝聞形で書いたとおり、現在そんなことを信じる人はいません。経団連会長もトヨタの社長も「終身雇用はもう無理」と白状しました。いまやサラリーマンは少なくともローリスクではありません

 4月に書いた下の記事は雇用者側に向けて書いたことですが、今回は被雇用者に向けた話。気になったら後で読んでください。

■社外を観察してリスク分散せよ

 トップビジネスマンたちが異口同音で言うのが、「リスクはとった者勝ち」というワード。サラリーマンのリスクとリターンのバランスが時代の変化で崩れ、リターンが変わらずリスクだけ上がっていこうとしているので、だったら多少でも違う形でリスクをとってリターンを上げにいったほうが得だということ。サラリーマンの枠から飛び出して副業、フリーランス、起業あたりを目指せればベストですが、最低でも今いる会社が傾いたときに身を寄せられる場所にあたりをつけておく意味でも社外のコミュニティを大事にしておかなければいけません。定時で退社する若者はサボっているのではなく、その会社という枠の外を見ようとしています。YouTuberやInstagramerは、枠外のほうが得だととっくに見抜いて枠外へ飛び出した人たち。

 ひとつの会社一筋の年配と飲み会で話してもせいぜい愚痴話ばかりで得るものは極めて少なく、外の知り合いと語り合っているほうが価値が高い。たまにある同窓会に行ってみれば、サラリーマンをしている私のなんとつまらないことか。塗装屋の自営業をしている人、料理人の修行中でもうすぐ自分の店を持つ予定の人、洋服のブランドを立ち上げている人。いろんな生き方があってとても学びになります。

■承認欲求だけではないコンテンツ投稿の意義

 Instagramでやる「いいね!」稼ぎも外を見ている人たちです。ただの未熟な承認欲求だと言う人がいるし私も以前そう考えたことありますが、実は「いま何がウケるのか」を模索するツールとしてとても便利なことに気づきました。私がNewsPicksにコメントを打つのも、このnoteを書いているのも同じです。どの投稿にどれだけ反響があったかを見て、身の回りのホットな分野をチェックすることにつながっています。

■実名や顔出しを怖がる必要はない

 実名や顔出しでコンテンツ投稿するのも同じ考えで、会社の外を見ている人。単純に、声をかけてもらいやすい。そのためには顔と名前がわかっているほうが有利です。実際、LinkedInで実名と顔写真と経歴を掲載したことで魅力的な仕事のヘッドハントをいただくことができました。

 実名と顔出しが怖いという人が稀にいますが、まったくリスク評価ができていません。万人受けするコンテンツはありえないので偶然見てしまった誰かしらに不快こそ与えますが、SNSというのは基本的に好意を意味するフォローでつながるもので類は友を呼ぶ構造になっていますので、そうなる確率は極めて低い。人間1000や10000ほどいると、必ず1人くらい変わった趣向の人が混ざります。いわゆるクソリプと呼ばれる「あなたの投稿が嫌いです宣言」を送り付けてくる人です。まともな人なら静かに去るものを、わざわざつっかかってくるのはただの暇人の衝動行為だし、確実にその1000倍以上の数のまともなフォロワーが集まっているので気にすることはありません

 私の過去のTwitterは、そのクソリプにいちいち反応してしまったのがまずかったので、反省してSNSにつくコメントに返信はもうしていません。インターネットの双方向性っていつも良いことのように語られがちですが、必ずしもそうではない。しかし、炎上を意図的に呼び込みたいときは、返信していいですよ。

■みんな何か投稿しよう

 やや脱線しましたが主張を要約して終わりましょう。コンテンツ投稿というのはほぼ確実に人生のリスクを下げる方向に向かいます。何もしないリスクのほうが高いですよ。自分が立ち止まっていても、世界は前進していますから。

 「ギブアンドテイク」というワードが最近好きになりました。「テイクアンドギブ」ではないところが良い。何かを与えようとしなければ、得られるものもないからです。少し古いですが、津田氏の下記の本も同じようにコンテンツ提供の大事さを伝えています。おすすめ。



Yoshiyuki Izutsu

https://www.linkedin.com/in/yizutsu/


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