チケットレスで2特急
駅前を少しぶらりしたところでここからは特急で南下。
福知山から乗っても良いが、「チケットレス」だと柏原か篠山口からの方が特急券「390円」が適用されるので敢えてトリッキーなことをしてみた。ちなみにこのキャンペーンは発売終了となった。
夕日に映える特急
そんなわけで「こうのとり22号」へ乗り込む。なんと今回は「明智光秀ラッピング」!夕日に映えそうな色合い。
篠山口の改札真ん前で買ったプリン。「名古屋コーチン」の卵を使っていて、プルプルなめらか。他にもパウンドケーキや弁当なども売ってた。
三田を過ぎて西宮の山中へ。武庫川の渓谷や武田尾の温泉、廃止された福知山線の旧ルートを使ったハイキングコースなどがある。降りて行ってみたいもの。
夕暮れの丹波から阪神間へ。宝塚を過ぎるとかなり街中だ。
塚口を過ぎると「18年前のあの事故現場」を通る。今年も今年とて、「安全とは何か」を問うのを目にする。ここ最近は「風化」が懸念されたり、「インシデント」「大雪立ち往生」などの重大トラブルが起こるたびに、不安視されている。
そうして乗ること約1時間で大阪駅に到着。
ここで晩ご飯
「阪急三番街」で見つけた「カツオのたたき」が美味しいお店。これと野菜の煮物、メカジキのフライの定食でいただいてきた。煮物の出汁の旨味と甘味が良いし、初めてのメカジキはふっくらしててお肉のようで美味しかった。
ラストもチケットレスで
腹ごしらえを済ませて京都へ。何で帰ろっかなぁと迷ったが、ここでもチケットレスキャンペーンを利用し、JRへ舵を切った。
大阪駅に入って11番のりば。知ってる人は大体察しが付くあの特急。
サンダーバード45号。北陸方面がメインではあるが、大阪から京都を経て湖西線の堅田、近江今津が「チケットレス」で割安になっていて、京阪間の近距離や滋賀県大津市西部、同高島市の遠距離の通勤需要に応えている。
ちなみにこの45号は近江今津駅に停車するが、全てが全てではなく、通過して北陸への速達をメインにしている方が多数派だ。
しかしながら、滋賀から大阪通勤は需要が高いよう。
草津はタワマンが乱立し、米原行きは夕方から夜の本数多いし、長浜からでも朝方の新快速もかなり混雑していたのを覚えている。湖西からの「サンダバ通勤」も多いのだろう。
その上、「密回避」という風潮やそもそも鉄道利用減少を補填するために使ってほしいという背景で短距離でもできれば使いたい人は多いだろうし、取り込みたいと意欲的だったりも。
そんな快適空間で「高みの見物」と言わんばかりに大阪を出発。夕方頃はかなり混んでいるが、この時間は金沢などの到着が夜遅くなることもあってか空いている印象。
結局新快速の方が00分から15分おきという分かりやすかったりするし、「サンダーバード」はこの時間の北陸方面は新快速が停まる「高槻」を通過する。
それでも、利用がピークのエリアや時間を回避できるというのはメリットがあるし、繊細な人にとってみれば豊かな環境だろう。
わずか30分弱で京都へ。短いながらも濃い旅だった。
敷居が低くなった特急
チケットレスで巡った「北近畿日帰り」。特急などの有料座席利用を促して収益を確保するというやり方は私鉄などで前々からあったが、人口減に比例した利用減やコロナダメージなどでそれが強くなったり、これまでやってこなかった私鉄が新規参入するという事例も増えた。
昔に比べれば、敷居が低くなったし、比較的安いきっぷや旅行商品はたくさんある。インスタで見た「HSP」のアドバイス投稿には「満員を避けて自由席より指定席」という旨のことも書かれてた。
そんな便利な特急を今後も使う機会が増えるだろう。
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。