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真冬の名駅で、行列のできるラーメン

「青春18きっぷ」今シーズン1回目。とりあえず名古屋方面行って、見たい列車を見に行く。名古屋駅(名駅)まで着いたところで腹ごしらえだ。

名古屋駅の名物は「きしめん」。在来線ならどこのホーム上にもあり、長年の定番だ。最初はそれにしようと思った僕。しかし、着いてみると驚きの光景が…!

行列のできるラーメン店in名駅

人類みな麺類あるやん!!?

大阪・西中島の人気ラーメン店「人類みな麺類」が出店していた!東海地方での出店はこれが初めて。2024年5月まで名古屋駅の2番線ホームで営業している。

幻の1番線

店名は「JR名古屋駅・幻の1番線」と命名。飲食スペースの一部になっている「旧1番線」が由来。

乗車位置案内もそのまま
電光掲示板の表面が抜け落ちてる。

2019年まで使用されていたが、「リニア中央新幹線」の工事のために使用が停止された。一部は仮の足場が組まれたが、線路の一部、発車標、乗車位置案内は残されている。

行列に混ざる

店にはすでに行列ができていた。大阪各地にある常設店と同じ雰囲気だった。名古屋でもその噂は知られているよう。本店のように2時間までとは行かないが。

少しでも効率化を図るためか、おしぼり、お箸、レンゲ、お冷はセルフで取っていく。店に入ると4人分のカウンターがある。ここでラーメンを待つ。

器にタレと油が入り、煮込まれたアツアツのチャーシューをまな板で切る。チャーシューは決められた大きさになるよう、はかりで調節する。
店員の会話を聞いていると「コテコテの関西弁」大阪の店だけある。それで言えば、並んでた人の中になぜか「551蓬莱」の紙袋を持ってる人がいた。物産展の出張販売で買ったのか、新幹線で帰って来たのかは知らんが。

真冬の外で

ラーメンが出来上がると建物の出口から出て、飲食スペースへ。1番線線路の真上でいただくことになる。

原点のラーメン

これが噂に聞きまくった「人類みな麺類」のラーメン。「原点」というオーソドックスなものだ。

スープは醤油系。濃いめで「すき焼き」のような甘い風味も。魚介の風味も際立つ。

麺は太め、コシがしっかりしていて食べ応え抜群だ。小麦の香りもほんのり。

チャーシューは薄切りから3種類選べる。僕が選んだのは厚切り。外はホロホロ、中は味が染みてジューシー。関西弁で言えば
この肉よぉしゅんどるわぁ〜

極太メンマもピリリと辛くておいしい。脇役的ポジションが多いが、ここではこいつも主役の1つだ。

冷たい外で、鉄道サウンドとともにすする麺。

「冬将軍」がやってきた冷たい外であったかいラーメンとオタク魂が休まる列車たちのBGMとアナウンス。個人的に最高ランクの環境だ。

12時手前でまだ並べた方だが、ランチアワーに突入すると行列は長い。それでも、本店や大阪府内に比べればまだ並びやすかったのかも。

意外な出会いのあったラーメン
ごちそうさまでした。

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