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MaaS使い、やらかして、食べて…

アプリ「KANSAI MaaSマース」を使って乗り放題きっぷを買ってみた。

移動手段を円滑に便利に使えるようにする仕組み「MaaS」。国土交通省が推進していて、「WESTERウェスター(JR西日本)」「CentXセントエックス(名鉄)」「my routeマイルート(トヨタ自動車)」をはじめ各地に「ご当地MaaSアプリ」が登場している。使ってるのもその1つだ。

今回使うのは「ICOCAでGO!大阪・堺おでかけパス」。アプリに事前登録させたICOCAを用いて、大阪市内や堺市内の阪和線が実質乗り放題になる他、「堺おもてなしきっぷ」やノベルティがもらえる。ICOCAで使った分は先に引き落とされ、後日「WESTERポイント」で還元される。

アプリで引き換え

まずは付録品をもらいに「百舌鳥駅」へ。「大仙古墳(仁徳天皇陵)」の南側にある最寄り駅だ。この駅の近くにある観光案内所でもらえる。

古墳だらけの堺
ホンダプリモまだあったんや。

観光案内所でもらったのは3つ

  • 堺おもてなしチケット(堺市内の南海バスと阪堺電車の「我孫子道ー浜寺駅前間」乗り放題)

  • クリアファイルとパンフレット

  • 阪堺電車のマスキングテープ2種、南海バスのボールペンのいずれか。(僕は阪堺電車のマスキングテープをチョイス)

さあ行こう!が…

もらったのち「さあ行こう!」とバスに飛び乗った。しかしやらかした。

チケット置いてきた…

おもてなしチケットを引き換えた場所に置いてきてしまったことに気づいた。

南海電車とJRで引き返す。
とんだ出費や。

バスは堺東駅前まで乗って精算。バスがあるか分からず、電車に乗って引き返すことに。

引き換えを担当した職員さんが預かってくれていて、「もしかして探してました?」と渡してくれた。

再スタートにモーニング

カフェへ立ち寄る。

再スタートのついでにカフェに寄ることに。朝はパンとコーヒーだけしか飲んでいない。

あんバタートーストのモーニングセット。食べているとさっきの焦りがホッとしてきた。

おぼんに古墳

ちなみに、この店には「となりの人間国宝さん」の認定証ステッカーがあった。平日の帯番組『よ〜いドン』の看板である街ブラコーナー。このステッカーもなかなかの影響力。一旦はパスしたが、やらかしたからこそ食べることができた。

食べた後は阪和線、羽衣線に乗って「東羽衣駅」へ。さらに歩いて南海電車沿いを北上。

浜寺公園駅

やってきたのは「旧浜寺公園駅舎」。1907年に建てられた洋風建築だ。

設計したのは辰野金吾。東京駅丸の内駅舎や日本銀行の本店と大阪支店、大阪中央公会堂などを設計していて、現存するものは重要文化財などに指定されている。名建築家として後世に語り継がれる。

浜寺公園駅仮駅舎

駅舎は2016年まで現役で使用され、最古の駅舎として有名だった。駅の高架工事に伴い仮の駅舎が建った後はギャラリーとして使用。高架駅になるとエントランスとして使用されることになっている。

もう一つ「駅舎カフェ」も見つけた。12時前だったので立ち寄ることに。

中に入るとお姉様方8人ぐらいがお茶をしばいていた。地域の居場所として機能しているよう。

ライブラリーもある。
駅を設計した辰野金吾の本もある。

ハンバーグランチをいただいた。コーヒーとセットで700円。安いながらもけっこうおいしかった。

ギャラリーにも立ち寄った。現役当時の駅舎の風景や過去の列車たちの写真が飾られていた。現役で使われている姿も生で見てみたかった。「旧長浜駅舎」の雰囲気に似ている駅舎と自動改札機のギャップはなかなかお目にかかれないだろうし。

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