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Progateよ世界にとどけ!~英語化の取り組み~

Progateのレッスン制作チームがコンテンツについて熱く語る連載企画。
今回は「英語」についてご紹介します!

まずはわたしは誰ってところから。

自己紹介

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名前:新井友樹
Join:2019年4月1日

アメリカで大学卒業後、現地のスタートアップでWebエンジニアとして就職。落ち着いたと思ったらビザとかゴタゴタあって日本に帰国からのProgate。Progateで働きながら子育ても頑張っているので、それについてを今度別で記事にしてみます。

さて、本題。

英語化の取り組み

現在日本の他にインド、アメリカ、フィリピンなど世界中にProgateを使ってくださるユーザーさんがいます。プログラミングを学びたいと思っている人たちが世界中にいるので、そのような人たちに最高の学習体験を提供できるよう、サービスの英語化を進めています!

私はサービスの英語化を進めるなかでレッスンの英語化のリードをしているので、(普段使っている人は少ないかもしれないですが)英語版レッスンがどのように作られているのかを紹介します。

まず英語化を簡潔に説明すると「よ〜〜く考えられた日本版レッスンを翻訳すること」ですね。こう言ってしまうととっても簡単に聞こえますが、実はいろんなこだわりと苦悩があるんですよ!

こだわりと苦悩その1:英語でもわかりやすく!!

コンテンツ制作チームがレッスンをつくるときいつも念頭においていることは「わかりやすく、つまずかないレッスン」をつくることです。それは英語版レッスンに対しても変わりません。

日本語から英語に翻訳するときに大変なのは、日本語で短くわかりやすく説明している文章でも、英語になると長くなったり補足が必要だったりすることです。そのような場合にはわかりやすくなるように時間をしっかりとってチームで翻訳とレビューを繰り返します。

その1

上の例では「イベントの関数にeventという引数を追加」というシンプルに聞こえる文章が翻訳したときに「event」という引数についてもう少し説明をしないと誤解が生まれるかもしれないということで補足情報(今回はパラメータをeventと呼ぶよという内容)を加えました。

こだわりと苦悩その2:画像の調整!

実は英語版と日本語版、イラストで使っているフォントがちょっと違うんです!このように並べて見てみるとよくわかりますね〜。また、翻訳したときに英語の注釈が長くなったり、短くなったりするので、都度バランスを見て位置の微調整を行なっています。

その2

上記の例では翻訳後のスペースを活用して文字を大きくしてみやすくし、日本語版とは違った表現で気をつけるところを目立つように変更して英語版が完成しました。

こだわりと苦悩その3:レビューの体制

まず前提として、サービスの英語化を始めたときから「完璧に自然な英語にしたい」という熱い思いがあります。Webサービスやアプリとかで不自然な日本語で書かれていたら、直感的にこれはやばそうだな、やめたほうがいいかもって違和感と不信感をもちませんか?(私はかなり警戒します)Progateの英語版をそんな風にしたくないので、レビューには必ず英語ネイティブの人に入ってもらって「自然な英語」であるかを必ず確認しています!

ただ・・・ただ、これが実はこの作業が結構大変なんです・・・。

というのも、ちゃんと日本語から英語に翻訳されているかを確認するだけでも日本語と英語、両方の能力が求められるのに、そこに「プログラミングの知識」が必要になってくるんです。つまり、プログラミングにおいて間違ったことを言っていないか英語が自然な表現か日本語版と内容に差異がないか、この3点をしっかり見れる人がレアキャラすぎてなかなかいないんですよ・・・。(我こそはって人、興味ある人、ぜひ!!)

そんなレアキャラを仲間にしたいと思いつつ、現状はエンジニアリング面と英語面(文法や表現方法)に分けて2人でレビューをする体制にしています。こうすることで翻訳された内容が技術的に間違っていないことを確認し、また英語そのものが自然で正しく書かれていることをチェックしています。

その3

このレビューをクリアしてようやくリリースができるようになりますが、ここまで来るのに大体1ヶ月半くらいかかります。

現在は技術面をみている人(私)が英語ネイティブではないので、修正がある時は英語ネイティブの人に相談しながらやっています。今の体制だと英語ネイティブの人に負荷が多く、時間のロスもでていると思うので、今後は英語ネイティブで日本語とプログラミングがわかる人でレビューができる体制を作っていきたいです。


どうでしょう、Progateの国際化について伝わったでしょうか?今後も世界中のユーザーやこれから出会うユーザーにとって何が最適かを考えながらサービスの国際化を進めていき、Progateのレッスンを届けられるようにしていきたいと思います!

Progateのレッスンに対する熱意と取り組みは同じチームの前嶋や福井が書いているので、そちらもよかったらどうぞ!


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