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まあるく、やさしく、やわらかく│#自分らしさを見つける時間 Vol.2

「ひとりひとりが、自分らしい想いを持てて、いきいきとできる社会」をめざしている人が、いろんな人とお話をして、その人の軸を発見→表現していくインタビュー企画『自分らしさを見つける時間』第2回目です。

今回は、インタビュアーの現職の同僚であり、大切な友人でもある「ちま」にお話お伺いしました。

インタビューの依頼をしてから何度も「わたしそんなすごいことなにも言えない~!」と困惑されてしまいましたが、いざ席についてみると、さらっと、素敵な、彼女らしさを見せてくれました。

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―まずは、自己紹介をお願いします。
 …といっても、自己紹介がいちばんむずかしいよね(笑)

そうなの~!
自己紹介っていちばんわからん…(笑)

―じゃあ、お名前を教えてください。

池田 百香(いけだ ゆか)です。
百まで香るようにって意味で名付けられたんだよ。

―香るって、どういう意味なんだろうね?

そこまではわからないなぁ…。
輝くってことかな?魅力のある女性ってことかも!

―ちまは、名前通りの人だよね。香ってると思うよ。

そうかなー?
わたしね、かわいいおばあちゃんになりたいの。

―どういうおばあちゃん?

おばあちゃんって言っても、いろんな人がいるでしょう?
つんけんした人もいれば、ひねくれた人もいる。
でも、そういうんじゃなくて、こう、揺れる椅子、あるでしょう?
あれに揺られながら、編み物しているような、そんなイメージ。
にこにこした、やさしい、おばあちゃんになるのが夢なの。

―素敵な夢だね!

穏やかな感じでね。つんけんしたくないの。

―つんけんしたくないのは、なんで?

あ!それ、よくぞ聞いてくれました!(笑)
わたしね、前の会社がつんけんしたところだったと思うの。

みんな丸じゃなくて…積み木のフォルムでいうと、丸じゃなく、四角とか、角のある人が多かったの。なめらかじゃなくて…。
わたしはその逆でいたかったなぁ。

―今は、どんな毎日を過ごしているの?

前はきちきちした生活だった。正社員で、8時間働いて。
でも今は、4時間で、余裕ができて、心にゆとりができてるなぁ。

わたしにもあった、ちょっとした棘もなくなって、もっとゆる~んってしちゃってる(笑)

急いでいたり、心に余裕がないと、人にやさしくできないでしょう。
でも、余裕があると、まあるい雰囲気が持てるから、今はのんびりした生活ができてよかったなぁって思うよ。

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20年間某百貨店で働いてきた、ちま。現在は、1日4時間で、事務のお仕事をされています。

―ここまでお話聞いてきて、ちまは、具体的にどんな内容の仕事をしたいか、したくないか、じゃなくて、どんな環境で、どんな人と接しながら、仕事や生活ができるかを、大事にしているんだね。

そうだね。仕事の内容に対しては、特にこだわりないなぁ。
それよりも、人とのつながりというか、人への接し方というか…

あ、あと、競争が好きじゃない!
好きじゃないというか、興味がないって感じ。

前の会社はね、結構勝気な子も多かったの!

わたしは、能力的に人と競えるほどじゃないっていうのもあるけど、もしできたとしても、競争はしないかな。

―競争したくない理由ってなんなんだろうね?

理由…ない…。
揉めたくないのはもちろんだけど、揉めたくないからやりたくないんじゃなくて、競争する意味とか、理由とか、必要がないと思うから…。

いくんだったらお先にどうぞ、いかないんだったらわたしがいきますって感じ。

―それは、今までの人生において、培ってきた感覚なのかな?

そうだね。我慢しているわけでもないの。
我慢して、お先にどうぞしているわけでもなくて、自然と身についてきたものかなぁ。

―仕事だったり、生活だったり、どちらにおいても、ちまは、自分がまあるくいられる環境が大事なんだね。

棘には棘で返さないと、丸いと、棘で傷がついてしまうでしょう?
でも、まあるくいたいから、だから競争はしたくないんだと思う。

―それは、ちまがまあるいから、とげとげした人に今まで傷ついてきたってことなのかな。今は、どう?

今はそういうのないよー!居心地よく、仕事できてる。

―生活は?どう?

趣味も、家庭も、しあわせよ、とても。
ちゃんと家事もしてるし、旦那さんとも仲良くしてるし。

―それはとても、しあわせなことだね。

うん!しあわせよ、わたし、とても。

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池田 百香さんの「らしさ」
まあるく、やさしく、やわらかく

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「自分らしさを見つける時間」の企画を考えたとき、一番にインタビューをしたいと思ったのが、彼女でした。

彼女は、「わたし、大層なこと言えない!」と恥ずかしがりましたが、わたしは、彼女のような人にこそ、立派な言葉ではなく、素直な気持ちで、自分らしさについて語ってほしかった。

自分らしさは、誰もが持っているものだと、わたしは思っています。
けれど、語る機会の少なさによって、自分らしさを隠してしまっている人が、いるのではないかと感じています。

このインタビュー企画を通じて、誰もが持つ、自分らしさに、自分で気が付き、今後それを大事に毎日を過ごしていってもらえたら、なによりです。

インタビュアー
岡田 有加(Okada Yuka)
1994年生まれ。兵庫県出身、大阪府在住。
有名人に加わる人。本名を略してお粥と呼ばれます。

「ひとりひとりが、自分らしさを持てて、いきいきとできる社会」をめざして、「らしさ」を探るインタビュー企画を始める。
誰に話を聞きたいとか、誰に読んでもらいたいとか、まだ考えてないけど、とりあえず100人に話を聞いて、100本記事を書こうとしています。

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\\ 自分らしさを見つけたい人、話したい人、言葉にしたい人、募集! //

「自分のことを、人に聞いてもらいたい!」
「自分が大切にしていること、なにか知りたい」
「自分らしさを言葉に表現したい」

どんな方でも大歓迎。オンラインで1~2時間ほどお話しましょう。
あなたが大切にしていることを探って、言葉にします。
noteに掲載させていただければうれしいですが、非公開でも大丈夫です。

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