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昔話 「千と千尋の神隠しを映画館に見に行った日」

昨日は、金曜ロードショーで千と千尋の神隠しが
放送されていた。
ジブリを定期的に見れるのはありがてぇ〜。
ジブリの映画は見るたびに、自分の中の感想が変化していって面白い。
その時の自分の年齢、環境によって見方が変わるよね。

千と千尋の神隠しは2001年公開。
もう23年前なんですね。当時私は4、5歳だった。

昔、母の気まぐれで、時々幼稚園をズル休みしていた。
大雨や台風の日は、ズル休みしていた。幼稚園までは歩きか母の自転車の後ろに乗って通園していたので、雨に濡れたくなかったのかもしれない。
そういう日に加えて、朝いつものように起きると、急に母が、「今日は幼稚園休んで映画を観に行こう」と言いだす日もあった。私もラッキー!という感じで、嬉しかった。
母の気まぐれで映画を見に行けて、楽しかった。ドラえもんの映画などを観に行ったような気がする。

千と千尋の神隠しも、幼稚園をズル休みして、母とふたりで見に行った。
はじめのトンネルを抜ける前の不気味な石像が出てくるシーンをみて、すごくドキドキした。

何が起こるんだろうってドキドキするよな

自分はどうしてこんなにドキドキしているんだろうと思った。多分怖かったんだろうけど。カオナシも怖かった。
映画を見終わったあと、昼ごはんにラーメンを食べて帰った。私は、タコさんウインナーがのった、お子様ラーメンを食べた。
家に帰って、母に
「ハラ美ちゃん、最後のシーン、わかった?」
と聞かれた。
千と千尋の神隠しは最初に見た時は難しいよね〜。
急にハクの本名の「ニギハヤミコハクヌシ」という聞き慣れない言葉が出てきて、いまいち分からなかった。母になんて答えたか覚えていない。
ハクがニギハヤミコハクヌシだということは、理解できていたかもしれないけど、千尋が落ちた川がハクだった、というところまで理解していなかったと思う。
その日、母は仕事から帰ってきた父に、千と千尋の神隠しの話を一生懸命していた。
あらすじをひと通り話していた気がする。
父は静かに話を聞くタイプだったので、ふ~んくらいで聞いていたと思う。
今思うと母は、結構一生懸命に話していたので
母も千と千尋が面白かったんだろうなぁ。
だけど、見てない人にニギハヤミコハクヌシの話を急にしてもわからんだろうに。

自分の記憶を辿っていくと、今思うと面白いことがあるんだなぁ。
それを昨日の金曜ロードショーを見ていて思った。

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