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科学者達はダーウィン理論を無視し続けている…

Dr. Geert Vanden Bossche 2024年4月3日投稿(Voice For Science and Solidarity
Scientists continue to disregard Darwin's theory...
の翻訳です。
Substack版(2024/4/2)のタイトルはScientists continue to disregard Darwin's theories and incorrectly and vaguely attribute ‘immune suppression’(!) as the cause of the chronic shedding of evolving SARS-CoV-2 immune escape variants during this 'chronic phase' of the pandemic.です。
原文を参照の上ご利用ください。

科学者達はダーウィン理論を無視し続け、この、パンデミックの「慢性期」において、進化を続けるSARS-CoV-2免疫逃避変異株が持続的に排出されている原因として、漠然と「免疫抑制」(!)をあげている。しかしそれは誤りである。

COVID-19免疫逃避パンデミックの「急性」期には、非接種者は免疫逃避変異株を増殖させていると誤解され、非難された。非接種者が(接種者に比べて)、より多様な、より感染性の高い変異株を排出したのは、単に、彼らがそれらの変異株に感染しやすかったに過ぎない(https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.07.01.21259833v1)。私はずっと、この免疫逃避変異パンデミック開始初期の非接種者の感染感受性の増大は、彼らがワクチンを接種していなかったからではなく、彼らの細胞性自然免疫が十分に訓練されていなかったことと、流行株の感染性が高まったことが原因である、と強調し続けてきた(https://www.voiceforscienceandsolidarity.org/scientific-blog/following-the-science)。非接種者の自然免疫の訓練が不十分であったのは、高度にワクチン接種を行った集団では、接種開始当初、ウイルスの伝播が減少したことに明らかに起因し、変異株の感染性の増大は、高度にワクチン接種された集団がウイルスの感染性におよぼした免疫選択圧力による。どちらもその根本的な原因は、間違いなくCOVID-19ワクチンの集団接種キャンペーンである。

COVID-19免疫逃避パンデミックの現段階は「慢性」期といえるが、最近になって、免疫不全者が、免疫逃避変異株を明確に増殖させていると示唆するメッセージが相次いでいる。このようなナンセンスを吹聴する科学者や、いわゆるワクチン専門家は、ダーウィンが述べた進化生物学の基本原則すら理解していない!

実際には、慢性的な免疫病態(いわゆる「コロナ後遺症(ロング・コビッド)」)と、現在流行中の変異株の排出の原因となっているのは、COVID-19ワクチン接種者の免疫系の制御不全である。今も進化を続けている免疫逃避変異株の排出を持続させているのは、もはや、その制御不全となった免疫系ではウイルスを封じ込めることが出来ないCOVID-19ワクチン接種者が、持続的にワクチン・ブレークスルー感染を繰り返していることに起因している。これは集団内で免疫抑制者の割合が増加していることとは無関係である。そうではなく、COVID-19ワクチン接種者の細胞性自然免疫が訓練されていないことと、高度にワクチン接種された集団で現在流行しているウイルスの感染性と増殖性がより高まっていることが関係しているのだ。前者は明らかに、ウイルスの感染性が増大したことの結果であり、後者は、高度にCOVID-19ワクチン接種された集団がウイルスの伝播性におよぼしている免疫圧力が強まっていることに起因する。ここでもやはり、どちらの根本原因も、間違いなくCOVID-19ワクチンの集団接種キャンペーンなのである。

生物学が少し複雑になると、科学者達は相関関係と因果関係の区別がつかなくなるらしい。そして、そのために、人々を誤った方向に向かわせることに加担してしまうことは、残念である。科学者達に悪意があるとは思わないが、著しい知的怠惰はあると思う。

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