事態はどう変わるのだろうか
この図は、昨日、Yunlong Richard CaoがX(旧Twitter)にポストしてくれたものである。
図に示されているように、BA2.86/JN.1の子孫は、JN.1よりも確かに優位な伝播性を持っている。しかし、最近出現した変異株の指数関数的増加が抑えられていることからわかるように、JN.1に迫ることはますます難しくなってきている。JN.1の優勢が続いているため、ウイルスの伝播は非常にゆっくりと進んでいる。言い換えれば、高度にC-19ワクチンを接種された集団がウイルスの伝播に及ぼしている免疫圧力は今も非常に高いということだ。
ウイルスがこの圧力に打ち勝つ唯一の方法は、スパイクタンパク質の糖鎖プロファイルの突然の、かつ、劇的な変更しかないと私は考える。この変化は、ウイルスが、非中和抗体による病原性抑制効果を克服することを可能とする性質のものとなるだろう。こうしてウイルスは、人から人へだけでなく、ワクチン接種者自身の中で、完全に広がり、増殖することができるようになるのだ。
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