見出し画像

はじまるミステリーツアー全曲解説

こんばんは。ユースムースアヴェニュー青江です。
先日サブスク解禁したミニアルバム「はじまるミステリーツアー」の全曲解説的なのを書きました。各種サブスクはこちらから

https://spinnup.link/466469-

歌詞もマガジンに入れましたので音源聴きながら見てやってくださいませ

ユースムースアヴェニュー 歌詞

さてさて、ざっとバンドの歴史を振り返りますと…
ユースムースアヴェニューは2000年に大阪で結成しまして、2004年に上京。メンバーチェンジや脱退など色々ありつつ2006年から青江と近藤の二人になり、2009年2月のワンマンライブを最後に解散。
そこから2015年末まで青江は「青江好祐と女たち」という大所帯バンドや弾き語り、司会や前説を中心にソロ活動。近藤君もギタリストとしてバンド「Rice Riot」に加入したり抜けたり、弾き語りをしたりといったソロ活動をしていました。
2016年夏に青江がフジタユウスケと回った「青江好祐35歳自分探しの旅ツアー」ファイナルの吉祥寺プラネットKにて、ユースムースアヴェニュー再結成を発表。そして秋冬でレコーディングを進め、2017年2月に「はじまるミステリーツアー」をライブ会場限定で販売開始。
ざっとこんなところではないでしょうか。細かい記憶違いがあったらすみません。
ではでは、1曲ずつ思い出してみますね。


1.はじまるミステリーツアー
近藤君の曲。もともとは近藤君のソロ活動時代の曲で、彼がライブでこの曲を演奏してるのを見たことがありました。いい曲だなと思っていたので、再結成にあたってユースムースでやる事にしました。固まってなかった歌詞があったので、青江が1、2行ほど手伝ったという感じですかね。
いや、もっと少ないかも。
「心配ないさー○○のおまじないさ」の○○が埋まってなかったので
「恋の、とかでいいんじゃない?」とかその程度だったと思います(笑)
2016年のバンド再結成において、まさにこれから「はじまる」予感がするユースムースの代表曲。名曲ですね。

2.Let's Fishing
青江の曲。もともと青江ソロ時代の曲で、フジタユウスケ君と釣りとライブのツアーに出た時に書いたので2015年あたりでしょうか。
先行きの見えない生活を送るチンピラ、彼が耳にした「さかさまのクエスチョンマーク」が全てを救ってくれるという噂。これまでの暮らしをリセットしてやり直せるかもしれない、と身重の女房を残し最後の望みに賭けるのでした…

みたいな暗い歌です(笑)MVも作りました。映像編集を覚え始めたころですね。絵も全部青江が書きましたです。

ラバーソウル以降のビートルズのアルバムって、1、2曲目はポール主体のキャッチーな曲で始まって、2、3曲目くらいでジョンのマニアックな曲が出てくるみたいな展開が多いのですが、この「はじまる~」からの流れもそんなイメージがあったのかもしれません。名曲ですね。

3.ハニームーン
2015年「青江好祐と女たち」用の新曲づくりをしてて出来た曲。女たちは鍵盤2台にコーラス二人、総勢7名の大所帯バンドだったのですが、この曲は書いた時から4人編成のギターバンドの姿が浮かんでくる感じだったので「…困ったな」と思った記憶があります(笑)
「空っぽの鞄がやけに重い」「絡みつく静寂が耳に痛い」「大人になることを拒み 幼さに苛立つ二人」「言いなりになる事を拒み 寄る瀬なく佇む二人」みたいな歌詞は今読むと色々感慨深いものがありますが(笑)ぜんぶひっくるめて「ごらんよほら今夜は月が綺麗だ」でまとめているのもなかなか。バンドってそういう感じでやっていくもんなんじゃないですかね。どうなんですかね。
ユースムースを再結成するにあたって最初に取り組んだのがこの曲で、後ろでコンガ的なパーカッションがポコスカ鳴ってます。意識してたのはビートルズの「A Hard Days Night」だったりします。

ギターアレンジを近藤君が頑張ってくれましたが、印象的な12弦ギターが鳴っているのもそういう初期ビートルズからの連想だったと思います。イントロのジャンジャンジャンのコードも、ビートルズのこの曲の「ジャーン」のオマージュでした。誰にも指摘されませんでした(笑)それはそれとして、名曲ですね。

MVは台風工房の矢ヶ部監督にお願いして作ってもらいました。めちゃくちゃ長い商店街で深夜に自転車を漕いだのは良い思い出です。

4.恋のつづき
青江曲。2012年くらいかな?とある結婚式で歌うために書いたやつです。
「選んだの  選ばれたの  今はもうどっちだっていいの」
という歌詞が気に入ってます。ラブソング的なのは今までもたくさん書いてましたが、燃え上がった後というか、後日談的なやつも書けたらなと当時は思ってた気がしますね。ちなみに男と女でも、男と男でも、女と女でも歌詞は当てはまるようになってます。
いつもより抑えたトーンで歌うために、近藤君の提案でヘッドホンを使わずにスピーカーでオケを流しながら歌いました。今だったらもっと上手く歌えるのでは…と少し悔しくもある名曲です。

5.ロックショウ
青江近藤共作曲。再結成を決めてから歌詞を作ってますね。ていうか歌録りのスタジオで一緒に作ったような記憶があります。
「Baby don't trust under 30 咽び泣いてるギター」に呼応する部分として藤君が「咽び泣いてるギター」にかけて「二度と無いチャンス来た」という歌詞を書いて、そこに青江が「Baby don't cry 何度目かの」を足す、みたいな感じで、わりとバンドの美しい瞬間だったかと個人的に思います。
イントロはもちろんビートルズのアレなんですけど(笑)

Bメロのコード進行がAメロ終わりのGから「A7→C→E」になってて、そこに
「D→C#→C→B」というラインが含まれているのでついやっちまったという感じです。反省しています。ライブでもテンションのあがる名曲です。

6.伊豆の魔法使い
名曲です(笑)
上京当時、2004年くらいからずっと演奏してる曲です。以前もCDにしてたのですが、せっかくの再結成なので代表曲として再録しようという流れでした。Aメロ歌いだしの部分とサビのメロディがまったく同じなので、たぶん作ったときはそんなに気合も入っておらず、むしろ手を抜いていたのではと思うくらいですが(笑)今でも気に入っている曲です。
影響を受けたところでは
歌詞はユニコーンの「ヒゲとボイン」

「立派はお髭の上司に」の部分くらいですが(笑)

そして曲調はローリングストーンズの「Don't Stop」(笑)

そこに映画「オズの魔法使い」が入り混じってできたと。カオス。
ソロ活動時代にも一度バンドで歌ってまして、解散しているにも関わらずギターに近藤君を呼んでますのでやはり特別な一曲なのではと思います。

青江のルックスがやばいですね(笑)

と、思い出しながら振り返るとけっこうベスト盤みたいなミニアルバムだったのだなあと。サブスクでも聴けるようになったので末永く愛聴してもらえたらと願っています。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
これからもユースムースアヴェニューをよろしくお願いします。

レコーディングや配信、その他活動の費用にさせて頂きます。 よろしければサポートをお願いします。