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【ご報告】早川千晶氏、永松真紀氏、ジャクソン・オレナレイヨ・セイヨ氏講演会『野生動物と共存するマサイの暮らし ~ケニアのサバンナから命の話』を開催しました

みなさん、こんにちは。三上結香です。

2023年11月24日(金)に早川千晶氏、永松真紀氏、ジャクソン・オレナレイヨ・セイヨ氏講演会『野生動物と共存するマサイの暮らし ~ケニアのサバンナから命の話』を開催しました。


講演会は今回が3回目の開催

早川千晶氏の講演会は今回が3回目の開催になります。
約1年前に初めて講演会を開催してから、毎回参加人数が増え、3回目は100人以上の方にお越しいただきました。

マサイ族の方々の現代の生活

ケニアには47民族いて、その中のマサイ族はたった2%と少数民族です。
なかなかマサイ族の方に日本でお会いすることがないので、会場全体が大盛り上がりでした。

牛が一番大事だということや象が怖いということなどのリアルなお話を伺いいました。動物たちの鳴き声も教えてもらい、今でも自然のサバンナで動物たちと共に生活されていることがよく分かりました。

今回来日されたジャクソン・オレナレイヨ・セイヨ氏はマサイ族の戦士で、ライオンを殺すことができることで民族の中でも尊敬されている方でした。マサイ族の戦士の中でもライオンを殺せる人はほとんどいないそうです。

戦士と聞くと想像ができませんでしたが、動物だけでなく、タンザニアから大事な牛を盗みに来た時も武器を持って戦うそうです。日本で生活している私からはなかなか想像がつきません。

早川千晶氏による、マサイ族第二夫人の永松真紀氏と長老ジャクソン氏へのインタビュー

マサイ族の方々の礼儀を重んじる伝統文化

今回お話を聞いていて、一番印象に残ったところが礼儀に関してです。
マサイ族は昔から人生を何段階にも分けて高度に発達させてきた社会民族として、尊敬されてきたそうです。

割礼を受けて(割礼の時に声を上げてはならないそうです)、同時期に大人になった人たちは皆、その後も一緒に人生を歩みます。民族全体を一つの家族のように生活しているそうです。そして民族の長老の背中を見て、歳をとることが楽しみになっているそうです。

マサイ族の方が子供たちに教えていることは、人を尊敬すること、特に目上の人を尊敬することだそうです。

長老の方が先に座ることや、子供の世界でも少しでも年齢が上であれば年上の方を敬うそうです。同じ部屋に1つしか椅子がなかったら、小さい弟は必ず兄に席を譲るそうです。

他にも、頭を下げて挨拶したり、方を出して挨拶したり、ランクによって挨拶の方法まで違うそうです。ジャクソンさんは、日本もいつも礼儀正しく、お辞儀をしてお客様が来ることを喜んだり歓迎している心が美しいとおっしゃっていました。

世界の広さを知り、管理下にあることに尽くす

毎回この講演会では、参加費や物販の売上は全て寄付させていただいています。私の周りではNPO/NGO法人に毎月寄付されている方や、講演会がある度に多額を寄付されている方が多くいらっしゃるので、その先輩方の心意気を見習って少しでもお役に立てるのが嬉しいです。

マサイ族の方々の伝統が長く重んじられていて、かつマサイ族の方自らがそのことを誇りに思っていらっしゃることが私にとっては非常に学びでした。私も長く会社経営をしながら一緒に働く仲間にとって、自らが誇りに感じるような状態を作り出したい。そう思ったときに、マサイ族の方々が大事にされている礼儀を改めて大事にしようと決めました。

また、大人20人、子供20人、牛400頭をみんなファミリーだと思って生活しているという話を聞いて、皆がそれぞれ思っている「家族」という枠ももっと広げることができると感じました。個の力はもちろん、個が集まったチームの力を活かして仕事がしたい。その時に、私たちが一つのファミリーだと思いながら仕事ができたらどんなに多くの人を大事にできるようになるのだろうかと感じました。

私ももっと多くの方のお役に立てるよう精進します!
貴重な講演会の機会をありがとうございました。

アシェオレン!(ありがとう!)


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