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2-1-2 動態を体概念化して動態体にし、状態を体概念化して状態体にする(統体)

統体(名詞で表される概念)には、具態体・動態体・状態体の三種類がある。

動態体は、対象の動態を体概念化したものである。動態体は、動詞をそのままの形態で体概念として用いたり、動詞に -ing や -ion などの接尾辞を付加してつくる。例:walk,  swimming,  invention

状態体は、対象の状態(静的な態)を体概念化したものである。状態体は、形容詞をそのままの形態で体概念として用いたり、形容詞に-cy,  -ness のような接尾辞を付加してつくる。例:yellow, normalcy, sadness

伝統的英文法で「抽象名詞」と呼ばれてきたのは、動態体と状態体のことである。

これらの体に、ふつう具態(a(n), - s, the)を認識することはない。だが、動態体の結果が構造性・反復性・分類性を帯びたり、状態体が分類性を帯びると、具態が認識できる。例:an invention(発明品), a sudden sadness



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