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🔳 1-4 英語の世界では<時>が三層になっている(時関・時相・時脱)

英語では、時の概念は動態に融合させて表現する。英語の時の概念には、次の三つのレベルがある。

時関  話し手と、話し手が対象としているものごととのあいだの時間的前後関係。対象との時間的関係はかなり柔軟に設定できる。言語世界の話し手は肉体をもたないので、時間の軸を自由に移動できるからである。時関には、過去・現在・未来の三種類がある。

時相  過去・現在・未来だけでなく、そのなかでどういう局面(相。そう)にあるかを表現するレベル。進行(be ~ing)・終了(be ~en)・保持(have ~en)の三種類がある。いわゆる進行形・受動態・完了形である。

時脱  前後関係(時関)や局面(時相)から自由になっている時のレベル。原形不定詞、空想、命令の三種類があり、いずれも動詞の原形で表す。



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