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英語はいまも変化している whom から who へ

Economist 誌に、「whom は終わったか?  Is "whom" history? 」という記事があった。

http://www.economist.com/blogs/johnson/2012/10/grammar?spc=scode&spv=xm&ah=9d7f7ab945510a56fa6d37c30b6f1709

アメリカで4歳の女の子が、

「ママはときどき whom って言うけど、who だよ。whom はホントの言葉じゃないよ。mama, sometimes you say a weird word, "whom", when what you should be saying is "who". "Whom" is not a real word.」

と言ったという話から、記事ははじまる。

このごろの英語では、whom となるべきところを who ですませる傾向があることは、辞書にも書かれている。

この記事が挙げる例では、

Who'd you invite over?

Who are you talking about?

といった調子である。

whom に固執するのはインテリに多いが、彼らとて、じつは気楽な会話では who で済ませている、と記事は指摘している。

who は、話者からみて、属性に不明なところがある「人」のこと。要は、「私は今、ある人について言っているが、属性に不明なところがある」ということが伝わればよい。

だから 、とくに文頭で言うときは who で事足りる。そこで、「whom なんて、ホントの言葉じゃない」と宣言する子どもが登場するわけである。

ほかに、whom は who よりもリズムがとりにくいことも関係があるのだろう。

英語は、印欧語のなかでも格変化が大幅に縮小した言語として知られる。格変化の消滅は、whom の消滅というかたちで、今もつづいているわけだ。


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